医師転職相談センター

医師のライフ・ワーク・バランス。

(公開: 2017年11月17日)

 

おはようございます。

 

”正直者が馬鹿をみる”
世の中であってはいけないと強く感じている
ジーネット株式会社の梅澤晃子です。

 

先般、【過労死等防止対策推進シンポジウム】に参加し、
弁護士・産業医・過労死した遺族の方のお話を、
直接伺う機会に恵まれました。

 

遺族の方の中には、
44歳だった小児科医の旦那様を亡くされた遺族もおり、
医師の労働環境は、世間で云われている企業よりも、
もっと酷い環境であることを、
再度実感しました。

 

そんなことがありましたので、本日のブログタイトルは、
【医師のライフ・ワーク・バランス】といたします。

 

とある地域の実情

また、後日ですが、
医師の面接で、とある地域の医療機関に伺った際、
その地域が置かれている現状をお伺いする機会に恵まれました。

 

県境にある民間病院。
医師が診て、緊急性が高い患者を、
近隣のA公立病院に受け入れて頂ける様、
先方の公的病院に電話した際、
「いや、ちょっと無理ですね。。」 お断り。

 

仕方がないので、
もう一方のB公的病院に同じお願いをすると、
「はい。大丈夫ですよ。」と快いお返事。

 

この地域差はなんなんだろう???と、
面接の場で、医師同士が話しておりました。

こんな機会滅多にないので、
有難く、耳ダンボ(笑)にしてました。

 

実際に、電話で受け入れをお願いしている医師の話では、
A公立病院は、電話にでた医師が既にネガティブなのが、
電話でも伝わってくる状態。
B公的病院は、逆に、電話先からでも、
人当たりの良さそうなポジティブは感じ。

 

その医師が実際に受け入れをお願いした、
患者さんからの感想では、
A公立病院は、話しかけづらいし、なんだか怒られた。
B公的病院は、怒られなかったけど、話しにくい。

 

忙しい中、AB両病院の評価は、
患者さんにとって、どちらも良くない。
医師は頑張っているのに、悪循環に陥っているこの様相。
腑に落ちません。

 

先生方の結論としては、忙しすぎるんだろうと、この一言。
忙しすぎると、心に余裕なんぞはなくなるので、
人は攻撃的になると。

それは、自分に置き換えてみると、
なんとなく理解出来ます。

 

医師同士の実際の話を、医師から直接聞けた者として、
思わず、その場で聞いてしまいました。

 

「先生、この忙しすぎる原因は、なんだと思われますが?」

 

「医局の求心力の低下だろうね。
医局が力を持たなくなり、医師の確保が昔より出来ない現実がある。
派遣されている先生方が人数が足りないなか、
頑張っても頑張っても、次から次に患者はきて。。。」

 

うーん”(-“”-)”。

 

患者の受け入れは、本来であれば受け入れたいけど、
受け入れることが出来ない現実。

 

医師不足と云われて久しいですが、
実際に、現場の先生のお話を伺うと、
本当に、なんとかならないものか?と考えてしまいます。

 疲弊してしまう前に。

 

医師としての責務があることは重々承知しておりますが、
先生方、自分の身体と心が悲鳴をあげる前に、
働き方を考えてみませんか?

 

医師は、働くことが当たり前と
云われていた時代もあったかと思いますが、

今は、医師も、仕事と生活の調和を持つべきです。

 

例えばですが、年齢によって、
職場を変えるというのは如何でしょうか?

 

医学部でたての若かりし頃は、
体力も気力もあるので、
最新の医療技術や設備が整っている大学病院や
地域支援病院等で、症例や経験を積み、
御自身の専門を深めていく。

 

30代は、ご家庭をもち、
御自身以外の目的で時間が必要になる場合が多いので、
以前よりは、時間の融通がつけられる、
救急受け入れがある民間病院で、
専門を活かしていく。

 

40代は、このまま勤務医として勤めていくのか?
それとも、開業し、一国一城の主になるのか?

 

50代、60代は、どうなっていたいのか??

 

その辺りのキャリアチェンジを考えながら、
仕事をされて良いと思います。

 

むしろ、そこまで考えながら、仕事をされた方が、
将来の方向性も見えてくるのではないでしょうか?

 

ライフ・ワーク・バランス

これからは、100年生きる時代が来ると、
実しやかに云われております。

 

厚生労働省が発表した2016年、日本の平均寿命をみますと、
男性80.98歳、女性87.14歳。
過去最高を更新。

 

100年ライフも、まんざら嘘ではない気がしませんか?

 


そう考えると、これからの医師は、

ライフ・ワーク・バランス、
仕事と生活の調和を考え、

世代ごとに、職場環境を変えることが、
むしろ御自身とご家族の生活を守る手段になってきます。

 

誤解なき様に敢えて書きますが、
決して、転職を進めているのではありません。

 

医師が御自身にあった働き方を、
人生のライフサイクルの中の場面場面で考えて、
働きやすい環境に身をおけば、
その医師を取り巻く職場環境や、
地域などにも、良い相乗効果があらわれると考えております。

 

今回、【過労死等防止対策推進シンポジウム】に参加し、
遺族の声を聞き、
長時間労働に、
世間の耳目が集まりつつあるのは実感しました。

 

ですが、医師の長時間労働については、
医療業界に属していない人々の反応は、
まだ薄い気がします。

 

医師の長時間労働にメスが、ズバッと入るのを待つよりも、
先生方には、疲弊してしまう前に、
自分の心と身体の健康は、
まずは、御自身で守って頂きたいと思っております。

 

今後、どういった働き方が良いのか?
ライフ・ワーク・バランスって考えたことがないな~。
どんな感じで、キャリアチェンジしていけば良いのか?
等々の御相談に関しては、
私どもジーネット株式会社は、
いつでも準備万端でございます。

 

単なる求人紹介だけでなく、
医師のキャリアデザインを共に考え続ける希少な会社…。

 

そんな時は、是非、お声かけ下さい。

 

それでは、また。

 

参考までに:
厚生労働省医政局 作成
医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査

 

<関連するジーネット株式会社ブログ>

時間外労働250時間以上!って…。

長時間労働と過労死問題についてイチコンサルタントの考察!

 

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