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よく考えて!!雇われ院長職

(公開: 2017年12月01日)

 

おはようございます。

 

誠意って、誰もが持っているものだと思っておりましたが、
実はそうでもないらしいと最近知った
ジーネット株式会社の梅澤晃子です。

 

昔、誠意大将軍ってちょっと流行しましたよね。
ご存知の方は、40歳オーバーです(笑)

 

ちょっと今回、漏れ聞いた話がありまして、
今回のブログタイトル【よく考えて!!雇われ院長職】。

 


物事にはウラオモテがある。

とある医師とお目にかかっていた処、
「梅澤さん、こんな話を友人から聞いたんだけど。。。」
と先生が話してくれたお話です。

 

医師

「なんかさ、僕の知り合いの知り合いの先生の友達が、
週2日で院長職っていうお話を、
紹介会社から貰ったみたいなんだけど、
それってありなの??」

 


「先生、随分遠い知り合いの話なんですね(笑)
ありかなしかで言えば、先生、どう思います?」

 

医師
「質問に質問って、やめなさいよ(笑)
なんか危ない匂いを感じるけど。」

 


「先生、その嗅覚、間違ってない!
私はその求人、お薦めは出来ない。」

なぜならば。。。

 

雇われ院長職って。

雇われ院長。

すごく、大きくわけて、2パターンといってよいかと思います。
1:経営母体が、個人(開業)、もしくは企業。
2:経営母体が、医療法人(医療機関)。

 

まず、管理者は、
医療法10条・12条で、医師でなければならないと定められているので、
雇われ院長になった時点で、
1・2ともに、【管理医師】になる可能性は多いです。

 

管理医師とともに、
【開設者】というキーワードもきくかと思いますので、
ここで触れておきます。

 

【開設者】は、その名の通り、医療機関を開設した医師で、
【管理者】を、監督する義務があります。

 

ですので、万が一、医療過誤等があった場合には、
管理者ではなく開設者が、
自分が開設した医療機関に対する
最終的な責任を負うことになります。

 

今回の場合、求人を聞いた先生も、
知人の知人の話だから、
1か2かはっきりわからないとの事でしたが、
まあ、紹介会社からの話ということで、
2だと推測されます。

 

2:経営母体が、医療法人の場合でみていきます。

 

例:
医療法人Aの、雇われ院長職の場合
既に医療法人Aとしては、3つのクリニックを展開しており、
その中の1つのクリニック(B)に院長職として入職する場合。

 

 
経営母体 開設者 管理医師
医療法人A 医療法人A 雇われ院長として 就職した医師

Bの管理医師

 

雇われ院長(管理医師)として、入職した場合は、診察業務以外に、
安全管理体制確保義務・従業者監督義務・その他の義務も生じます。

 

また、ここで忘れていけないのは、
医療法人Aの雇われ院長になった場合、
自動的に、医療法人Aの理事になる必要があります。
(医療法第47条第1項)

 

先生方、この辺り、ご存知でいらっしゃいましたでしょうか?
また、求人を紹介頂いた紹介会社から、
ここまでの説明はありましたでしょうか?

 

何をしたいのか?

組織の一員として働いてこられた医師が、
御自身での開業を視野にいれ、
クリニック運営の経営や、その他諸々のことを学ぶ為、
医療法人の雇われ院長を、敢えて経験される方も、
少なからず、いらっしゃいます。

 

その場合、前に書いたことを理解しつつ、
また、実際、Bクリニックに雇われ院長として、
入職して、先生御自身何がしたいのか?を、
明確にしておく必要があります。

 

例えば、
・自分で開業したときに、クリニック運営の経営等が知りたい!

 

上記であれば、
・クリニックの売上等の開示して頂けるのか?
・職員採用の決定を任せて頂けるのか? 等

 

将来、自分が開業する際の、予行練習をしたいとお考えなら、
その点が学べるかは、 面接や、入職時に
確認しておいた方がよろしいでしょう。

 

また、自分の専門分野に特化した診察をしたいので、
経営云々には一切かかわらず、
診察に専念できる環境であって欲しいというのであれば、
それは、それで確認しておくべきでしょう。

最後に。

週2日の雇われ院長って。。。

 

これ気になりますよね??
私この業界におりますので、非常に気になります(笑)

 

常勤医師の定義として、
医療法では、1週間で32時間以上勤務している医師。
32時間未満は、非常勤医師とみなす。

 

さてさて、冒頭の先生とは、
ざっくばらんに、その辺りもお話し、
「週2日で雇われ院長職って、その求人自体がどうかね。。。」
という結論になりました。

 

こう書いてしますと、
雇われ院長職って、あまりお薦めではないのかな?
と思われる医師の皆様もいらっしゃるかと思いますが、
ちゃんとした(笑)雇われ院長職もございますので、
その辺りは御安心下さい。

 

ちゃんとした雇われ院長職の場合

メリット:
・勤務医時代よりも年俸UPする場合有。
→ 頑張った分だけ、年俸に反映される。

・当直・呼び出し等は免除され、
→ 仕事とプライベートのON・OFFがしっかり区別出来る。

 

デメリット
・雇われ院長とはいえ、行政上は管理責任を問われる立場であること。
・雇われ院長といえど、諸々に対して決定権はない場合があること。
・何か問題があれば、解雇される立場にあること。

 

冒頭の先生とは、
物事には、ウラオモテがあることを、今一度理解し、
御自身が決断する際には、
しっかり判断材料を与えてくれる紹介会社と
お付き合いするのが大事です、
という話で、今回は終了しました。

 

私たちジーネット株式会社の社員は、
全員40歳過ぎております。
社会人経験も20年以上ある者ばかりですし、
医療業界にもなんらかの形で関わってきた者ばかりが
在籍しております。

何かありました際には、一人で悩まずに、
一度、私どもに御相談頂ければ幸いです。

 

それでは、また。

 

 

<関連ブログ>

雇われ院長という生き方

分院長という職を今一度考える

 

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