ジーネット株式会社コンサルタント ブログ

回顧七十年

(公開: 2018年05月13日)

 

おはようございます。

 

医師の人生設計をベースにして

キャリアプランを元に転職や開業をご支援する

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

偉人と言っても

有名な方ばかりではありません。

なかには知る人ぞ知る素晴らしき人もいるんですよね~。

 

本日のブログのタイトルは、

【回顧七十年】といたしました。

 

医師転職ブログ

 

本書をピックアップした理由

『回顧七十年』

齋藤 隆夫 中公文庫 を読みました。

 

いつか学びたかったんですよね~。

齋藤隆夫さん。

 

私が知っているのは、

2・26事件の後、

国会で反軍演説を行い、

また日中戦争の処理に関する質問演説を行った結果、

所属政党からは離党を促され、

議員の圧倒的多数の投票により、

衆議院議員を除名された…。

 

軍部が幅を利かせていた時代に、

身を賭して、憲政を護ろうとした孤高の政治家。

 

我が身の事など露ほども考えずに

長い物には巻かれろという多数派を横目に

正義を貫き、国家、国民の為に戦った本物の政治家。

 

現代も似たような状況なのかもしれませんが、

齋藤隆夫のような政治家は出てこないものですかね~。

 

という事で

もう少し齋藤隆夫氏を知りたいと考えていて、

たまたま自伝と出会いましたので

読み始めたのでした。

 

目次

序言

上京し、弁護士となる

アメリカに留学

衆議院議員に初当選

立憲同志会結党のころ

無念の内閣不信任案提出

議会で謝罪文を朗読

続けて二児を失う

利あらず落選

関東大震災

議席を回復

普選法案の代表演説

政友会議員の乱暴狼籍

演説、三時間二十分

浜口首相、撃たれる

兵庫県会で民政党大勝

安達内相、暗躍する

政界、親分子分の醜態

五・一五事件起こる

普通選挙法成立

長男重雄の死

二・二六事件起こる

粛軍に関する質問演説

政党、軍部と衝突

日中戦争勃発

目まいし、倒れる

阿部内閣の退陣を迫る

日中戦争に関する質問演説

議員を除名される

近衛公に意見書を出す

妨害を乗り越えて議席回復

翼賛政治会結成される

故郷で敗戦を迎える

日本進歩党の創立に参画

公職追放、政界を揺がす

第一次吉田内閣に入閣

民主党、第三党に転落

筆を擱くに当って

補遺

 

 

感想

自伝という事もあり、

前半生はわりと淡々と…(笑)。

 

あれだけ個性のある方でも

意外と子供の頃は確固足るものがあった訳ではなく

人生を右往左往して苦労人でもあったりするんですね。

 

しかし上京して弁護士になって、

その後、政治家に転身する頃には

段々と道が見えてきたというか、

らしさが発揮されるようになってきて…。

 

そしてクライマックスは

やはりあの有名な国会での演説…。

その前後の政治的な状況もそうですが、

この時代に軍部を標的にして

思いの丈をあらいざらい

国民の声を代弁した政治家は

おそらくこの方しかいなかったのでしょうね。

 

その結果、齋藤氏の意思とは別に、

所属政党からは離党を促され、

衆議院議員も辞めざるを得なくなってしまう…。

 

しかし演説の際には

そうだそうだと拍手喝采を送った議員も少なくなく、

そういう議員も時の時勢に流されて、

軍部に恐怖し、

齋藤氏を生贄として差し出した事により、

軍部は益々増長、戦乱は拡大、

数百万の人命を失う事に繋がったのですから

この方たちの罪は重いと言わざるを得ませんね…。

 

歴史にもしもは禁句ですが、

この時に齋藤氏を後押ししていたら

多くの人命が救われていたのかもしれません。

 

巻末には齋藤氏が実際に行った演説が

2編収録されていますが、

今読んでもその迫力に驚きますし、

ここまで私利私欲を持たずに

時の政権や軍部に対して切り込んでいたとは思わず、

正直、今更ながらですが大きな拍手を送りたくなりました。

 

いやホントこの演説だけ読んでも

充分に読み応えがありますし、

必ずや心に響くものがあると思います。

政治家とはかくあるべきと…。

 

それくらいに正々堂々と、

正義感と我が国の文化や伝統、

そして論理的な思考を武器にして

単身で、恐怖の大組織を相手に戦っています。

 

齋藤隆夫という人物に益々関心が湧くとともに、

時代を恐れず、大組織を恐れず、

自分の腕1本で生きる背中に感銘を受けました。

 

政権にすり寄り、忖度しまくる

ちっぽけな輩が多い時代だけに

そういう輩に爪の垢を煎じて飲ませたいですが(笑)、

尚更、齋藤隆夫から学ぶ事は多いと思います。

 

こういう日本人が戦前、戦中、戦後に存在していて、

まさに命を懸けて言論で戦った事例があるのですから

私たちが現代社会ですべき事は

まだまだ数多くあるのだろうなと

しみじみと考えさせられました。

 

評価

おススメ度は ★★★★☆ といたします。

 

ちなみに本書は長らく絶版とされていたようですし、

これだけの事をした偉人でありながらも

齋藤隆夫氏について書かれた書籍を多くはないようです。

 

しかし私自身、齋藤隆夫氏については

さらに深く学びたいと思いますので

他の本も探してみます。

 

衆議院を除名された斎藤氏。

ところが次の選挙で当選を果たし、

また議員として復活しています。

 

しばらく大人しくしていたようですが、

戦後は吉田茂政権の閣僚となり、

再び国民の為に働いてくれた所がまた良いですね。

 

今の日本を考えると

齋藤隆夫氏のような人間こそ必要としているように思います。

 

それでは、また…。

 

 

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