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AIはコワイものではないらしい。

(公開: 2018年08月10日)

人工知能 AI

 

おはようございます。

 

昔の人は、
実にうまく言い現わしたモノだと感心している
ジーネット株式会社の梅澤晃子です。

 

”百聞は一見に如かず”

 

【AI】という言葉を聞きかじりだした頃から、
どうAIが私たちの生活に入り込んでくるのか?
また、医療業界に、どういった影響を及ぼすのか?と
この業界の隅っこにいるモノとして、
気になったので、幾つかの本を読破しました。

 

読破し、薄らボンヤリとしていたモノが、
第19回 22世紀先端科学セミナー 江間有沙先生のセミナーに出席し、
なんとなくですが、少しだけ理解できた気がするので、
自分なりに「見える可」してみます(笑)

 

AIはコワイものではないらしい。

江間先生の話を伺い、
腹落ちしたのは
医療業界にとっては、
AI:人工知能は、
コワイものではないらしいということ。

 

「まだ、そのレベルなんかい??」
という声が聞こえてきそうですが、
ええ、そんな段階でした( `ー´)ノ。

 

しかしながら、江間先生の話と
若い医師が未来を描いている本を同時に読むことで、
薄らボンヤリながら、腹落ちした感があるのです(笑)。

 

その本は、
【医療4.0 第4次産業革命自在の医療】
著:加藤浩晃
出版元:日経メディカル

 

医療4.0 第4次産業革命時代の医療

 

この本の詳細については、
ボスの書評を読むか、
実際に御自身で手に取って頂ければと思います。

 

AI:人工知能は、使い方次第によっては、
オソロシイ、コワイものではなく、
医療業界や、特に、医師にとっては、
診察以外の煩雑な業務から解放されるツール
業務支援ツールと認識して良いそうです。

 

業務支援ツールとして位置づける。

AIは用途別にわけると
・特化型 - 特定の専門作業をする
       例 自動車自動運転・画像診断・将棋・碁を打つなど

・汎用型 - 特定の作業に限定されずに、人間の様な知性を持つ。
       例 掃除をして料理をする

 

身近に感じられるAIとしては、
ルンバや、スマートスピーカーがあげられるかと思います。

この特化型AIは、
仕事をしてくれるというよりは、
命じたタスクをこなしてくれるといったイメージです。

 

コレ、医療の分野で云えば、
AIによる画像診断支援。

 

放射線読影医の読影量は、確実に増えています。

 

また、日本にいる放射線科医の人数ですが、
他国と比較すると、少ないです。

 

【放射線科医の現状と将来について】
コチラをご覧下さい。
(一般社団法人 日本放射線科専門医会・医会 より)

 

放射線科医の業務量を考えると、
ディープランニングを活用し、
AIに画像を読み込ませ
1次読影の精査をさせる。

 

2次読影に関しては、
放射線読影医が対応するという流れは、
医師の業務量を減らしていく、
適正にしていくということを考えると、
理想的な流れにみえます。

 

また、画像診断の誤差も、
人間に比べるとAIの方が少ないという
確率もでてきています。

 

このまま画像診断支援システムが進めば、
放射線読影医の仕事がなくなってしまうのか??
と単純に考えていたワケですが、
そうではないと。

 

画像診断支援システムに、
大量の画像を読み込ませ、
この画像は問題なし!
この画像は問題あり!
という正解・ルールを教えるのは、
人間しか出来ないのです。

 

人間が、正解のラベルをつけるワケです。

 

繰り返しになりますが、
AIに与える 「目的」と「評価」については、
まだ人間が行う必要があります。

 

なので、AIは、
医師御自身の業務を減らしてくれる
業務支援ツールとして位置づけで、
今は考えれば良いそうです。

 

私が勝手にコワイと思い込んでいたのは、
”AI・人工知能に仕事を奪われる”
”消える仕事” ”なくなる仕事”
という記事や、本を読んだからだと思います。

 

しかしながら、江間先生の話を伺い、
認識を改めることが出来ました(=^・・^=)。

 

AIと共存、期待したいこと。

人間が命じたタスクをしてくれるAI。

 

期待したいことは、
このAIを
業務支援ツールとして使いこなしながら、
医師には、
身体も、心も疲弊しない環境を確保。
ライフ・ワーク・バランスを確保。
適正な業務量というものを
確保して欲しいと思います。

 

医師の働き方は、ブラック企業さながらですよね。

 

以前、初期研修中の医師のお父様から、
息子を助けるにはどうしたらよいか?
という電話相談がありました。

 

お父様はサラリーマン。

 

どう考えても、医師になる前に、息子は死んでしまう。
既に、うつ状態にみえる。
どうしたらよいのか??
こんな事なら医学部に行かせない方が良かった
という相談でした。

 

せっかく医師になったのに、
志半ばで臨床から離れていく人も少なからずいるのが現状。

 

医師になった若者が臨床を離れない様、
支援ツールとしてのAIの力をかりて、
医師の仕事が適切な業務量になればなと
医師と関わっている者として、心から思います。

 

因みに、
厚生労働省「データヘルス改革推進本部」が発表した
資料がありましたので、御案内しておきます。

・データヘルス改革で実現するサービスと工程表について (PDF:5,492KB) 

・健康寿命延伸に向けたデータヘルス改革(下記 図)

 

000340573-1

 

これからの医師に求められるモノ。

AIを活用して、
医療機関での待ち時間が短縮されたとしても、
検査結果や診断を、最終的に患者さんに伝えるのは医師。

 

どれだけ丁寧に説明しても、
受け止め方・捉え方は、
人それぞれなので、
患者さんによっては、
その辺り敏感に反応される方もいるでしょう。

 

また、体調が悪くて、
医療機関にきているので、
患者さんの中には、
”医療従事者は色々してくれるのが当たり前”
と思っている”輩”がいるのも事実。

 

非常に困った事です。。。

 

これは、G先生から聞いた話なのですが、
G先生は診察室に入ってきた患者さんを瞬時に見、
ある程度御自身の中で、患者さんのタイプを予測し、
対応されているそうです。

 

G先生とお目にかかって感じたのは、
上記の様な対応が出来るのは、
御自身が積まれてきた経験・知識があるからだなと。

 

そこに、+(プラス)して、
G先生御自身が持っている雰囲気、
人柄等が相乗効果を生み、
具合が悪くて、病院にきて不安だったけど、
なんだかわかんないけど、
先生の顔をみて、ちょっとホッとした(=^・^=)。

 

これ、G先生の【人間力】って云って良いと思います。

 

非常に前置きがながくなりましたが、
これからの医師に求められるモノとしては、
ズバリ【人間力】だと思います。

 

今までは、コケーション能力と書いてきましたが、
それよりも上の【人間力】が求められると思います。

 

G先生みたいなベテランにならないと
【人間力】はつかないのか??

いいえ、そうは思いません!!

 

診察に関しては、
日々の業務の中で、経験を積んで頂き、
知識をつけて頂くのは必要かと思いますが、
人を見る力や、
御自身の人間力を培うには、
自分の周囲にいる人に対して
興味・関心を持つことから
はじめていけば良いと思います。

 

最後に。

AIはコワイモノではありませんが、
ツールとして使用している私たちが、
どう使いこなしていくのか。

 

ツールと共存していく為には、
私たち人間に、何が備わっていれば良いのか。

 

特に、人を相手にする医師や
医療従事者は、何を備えていけばよいのか。

 

このセミナーに出席してから、
今も考え続けております。

 

バイアスのかかった情報を鵜呑みにしない。

 

情報が欲しいときは、出所がはっきりした処から。

 

出所がはっきりした処というと、
やはり、自分がきちんと対面して、
人から、情報を得ることか等。。。

 

人から情報を得る際には、
コミニケーションが必要で、
信頼して貰うには、人間力が必要だから。。。

 

とループに入りつつありますが、
【人間力】を磨いていこうと、
思った次第です。(笑)

 

それでは、また。