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東京医大の女子合格者抑制から考察する医師の働き方!

(公開: 2018年08月16日)

 

おはようございます。

 

医師のキャリアプランを

事例、ノウハウを提供しながら

転職、開業、経営シーンでサポートし続ける

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

なぜなのかわかりませんが、

理解に苦しむとんでもない事件が頻発していますね。

 

この件はブログに書かなきゃ…とは思うものの

かなり難しい話しですので、

今回の記事は素人の戯言だと思って、

お気軽にお読み下さい。

 

本日のブログのタイトルは、

【 東京医大の女子合格者抑制から考察する医師の働き方! 】

といたしました。

 

東京医大女子合格者抑制

 

女子受験者の得点を一律減点していた

今さら説明は無用とは思いますが、

まずは概要をお知らせいたします。

 

「暗黙の了解で一律減点」 東京医大、不正長期間か 閣僚「差別認めない」

元記事は↑

 

東京医科大(東京都新宿区)の一般入試の得点操作疑惑で、

入試事情を知っている医科大関係者が

3日までの共同通信の取材に対し、

「2010年ごろには、暗黙の了解として

女子受験者の得点を一律減点していた」と話した。

得点操作が長期間にわたって行われていた可能性もある。

関係各閣僚の3日の記者会見では「差別は認められない」などと

批判が相次いだ。

 

医科大医学部医学科の一般入試では、

女子受験者に対してのみ、

年度ごとに「90%」「85%」などと決めた係数を

マークシート方式の1次試験の結果に掛け、

一律減点していたとみられる。

 

関係者によると、一律減点の操作は、

誰の指示で、いつ始まったのかは分からないが、

暗黙の了解だったとしている。

 

女性は結婚や出産を機に職場を離れるケースが多いため、

合格者を全体の3割前後に抑え、

系列病院などの医師不足を回避する目的で、

得点操作をしていたとされる。

 

林芳正文部科学相は改めて

「不当に差別される入試があったとすれば認められない」と強調。

野田聖子総務相も「極めて深刻。絶対に認められない」などと非難し、

加藤勝信厚生労働相は

「一律に制限を加えることや不当に差別することがあってはならない」と述べた。

 

医科大は文部科学省の私大支援事業を巡る贈賄罪で

前理事長らが在宅起訴された事件を受け、

弁護士に委託して内部調査を実施している。

 

調査結果は来週にも公表見通しで、

上層部の関与や意思決定の経緯が

盛り込まれるかどうかが焦点となっている。

 

これっていかなる理由があっても

決して許される事ではありませんし、

必要悪だとか、暗黙の了解だとか、

そんな自らを正当化するような見解に

耳を貸してはいけないと思います。

断じて許されないというのが変えようのない結論です。

 

裏口入学、女性差別、年齢差別、補助金不正受給…。

そもそもは文科省の官僚の子弟を

裏口入学させた事から始まった今回の調査。

 

本来不合格である水準なのに

無理やり加点をして合格させたと…。

おまけに他にも5名に不正な操作が行われていたそうですね。

 

そして女性受験者に対しては

最初から減点して合格者を抑制させる。

しかも3浪以上の男性受験者についても

得点を減点していたと…。

 

それどころかいけしゃあしゃあと

女性研究者研究活動支援事業に採択されて

女性の能力を発揮する為の補助金まで得ながら

女性の合格者を抑制するなんて

なんて皮肉なのか…

この悪質さは尋常ではありません。

国民の血税を騙して手に入れた事の罪は

あまりにも大きいです。

 

医療が好きで、

医療従事者を心から応援している私でも

あまりにもの事態に目を丸くしています。

 

もうこうなると受験制度や社会への冒涜であって、

そもそも受験などせずに

最初から取りたい人だけ推薦で取ればいいのに…とか、

最初から男子大学にすればいいのに…と思うのも致し方ないですね。

 

そりゃ各大臣たちも認められない、

あってはならないと言わざるを得ませんし、

日本医師会だって批判的なコメントを出さざるを得ないでしょう。

 

私は医師ではありませんし、

医学部に入った事もありませんし、

医学部を受験すらした事がありませんから、

偉そうな事を言う資格はないのですが、

これはそういう問題ではなく、

正義、不正義の問題なんだと思います。

 

減点されて合格できなかった方に対して

どんな言い訳も通用しませんし、

人生を棒に振ったケースだってあると思われます。

 

それを一流大学が数年に渡って続けてきたとなると

これはもう断じて許せません。

 

私自身今まで東京医大の先生や

出身の先生たちと何名もお会いしてきました。

 

皆さん本当に良い方ばかりで

リスペクトをしていましたし、

もちろんそれは全く変わりませんけど、

これだけ大学を汚した経営陣は

腹を切るくらいの責任を取るべきだと思います。

 

社会が許してはいけない不祥事です。

 

社会をミスリードした責任

ところがなぜか医療現場を回す為には仕方がないとか、

東京医大の問題だけでなく

どこの大学だって多かれ少なかれしているとか、

女医ばかりになったら当直する人がいなくなるとか、

皮膚科医や眼科医ばかりになってしまうとか、

医師の世界では女性への差別は公然の秘密だとか、

イジメやパワハラなどずっと昔からあるとか、

何だかおかしな論調が巷に溢れています。

 

そうなのでしょうか?

そもそも我が国では医療費亡国論が長く叫ばれており、

医師数をずっと抑制してきた歴史がありますよね。

 

ようやく最近になって医学部の定員数を増やしましたが、

完全な政策ミスとも言えます。

あちこちの医療現場が疲弊しており、

なかには崩壊寸前の所すら存在します。

 

しかし医療現場がこのような改竄を行い、

その誤ったデータが政策の元となった可能性も

決してゼロではないと思うんですね。

 

今回の件が直接関連したとは言いませんけど、

もし女性医師が続々と誕生して、

妊娠、出産、育児などで勤務が限定される事を

早くから政府が把握していたら

何らかの処置が取られていたのではないか…

そんな事をつい考えてしまいます。

 

そもそもこういった操作をしなかったら

女性ばかり合格してしまうというのは本当でしょうか?

 

昨今、女子の学力が上がっているのは確かでしょうが、

それをこのように操作して隠すから

男子の頑張りがなかったという側面はないでしょうか?

男子ってそんなに女子より劣ってますか?

 

ついでに男性なら

厳しい労働環境でも耐えられるのは

本当でしょうか?

 

月に5回、6回、それ以上の当直に

男性なら耐えられるなんて

それこそヒドイ話しです。

 

当直明けに通常業務して、

外科系ならフラフラになりながらも

オペまでしなければならない。

 

こんなん男性だって

いつまでも続けられないし、

ひと昔前なら致し方なくこなしていたけど

これからはこんな職場、こんな仕事、

どんどん離れていきますよ。

 

男性なら…という発想自体が

すでに古くなっている事に気づかないといけません。

こんな不正までして、

結局、男性も、女性も医療現場から少なくなってしまったら

どうするつもりなんでしょうか?

 

医師免許を取って、

臨床現場から離れる人が

このままではどんどん増えていくと思われます。

 

もうオープンにしなきゃならないんですよ。

変に隠すからおかしな事になるんです。

 

問題が明らかになれば対処できるんです。

問題を隠そうとするから対処できずに

さらに問題は大きくなり、深みにハマるんです。

 

過重労働が蔓延する医師の働き方

ここまでして女性の合格者を減らして、

それで医療現場が健全に運営されているなら

百歩譲って致し方ないと言えるかもしれません。

 

しかしここまでしても

過労死が出たり、

過重労働が蔓延したり、

燃え尽き症候群に陥る人がいたり、

正直、もう現場は限界に近かった訳じゃないですか。

 

私は今まで奮闘してくれた医師を

批判しているのではありません。

むしろ感謝しています。

 

だからこそもう無理は止めましょうよ。

医療の提供側としては

そりゃ必死になって患者を救いたいんだと思います。

 

でもここまで身を粉にしてきた結果として

患者側の権利意識があまりにも強くなり過ぎて、

我が儘放題、好き勝手やってる訳で、

モンスターペイシェントとか、

クレーマーだとか、

救急車をタクシー代わりにする輩とか、

軽症なのに敢えて夜間救急にウォークインする輩とか、

もうやりたい放題の患者たちが増えてきた訳です。

 

そして医師は益々疲弊する…。

 

働き方改革は医師は5年延期するなんて

バカバカしい人道的にも問題のある政策が発表されてますけど、

様々な事件が起きて、

5年も延期してはいけないだろうという

空気も出てきてますよね。

 

女医さんが増えてもいいと思います。

対応できる範囲で診ればいいと思います。

 

急性期病院は集約化して、

緊急性の高い患者はそこで診て、

そうでないケースは翌日に回しましょう。

 

医療は何でもかんでも提供しようとして

逆に自らを苦しめてきたように思うのです。

それはそれで感謝に堪えないのですが、

結果的にもう医者を辞めたい…なんて先生が

増えてしまっては目も当てられないと思うのです。

 

だからこれを機会に

医療の守備範囲を無理のないものにしては

いかがでしょうか?

 

そもそも自業自得みたいな患者だって

少なくない訳じゃないですか。

 

医療費亡国論で医療費を減らす為に

医師を減らすという方向違いの政策が実行されましたが、

本来は患者を減らす方が先決だったと思います。

 

人間はいつか死ぬのですから、

早死にしたくないなら

日頃から健康管理をすればいいのですよね。

 

そんなんどうでもいいって人だっていて、

医師の指導に耳を課さない人も少なくなく、

そういう人まで何が何でも救うってのは

これこそ医療費亡国論ではないかと思うのです。

 

東京医大の問題は、

男女差別とか、医師の働き方とか、

そういう問題だけじゃなくて

実は医療は患者にどこまで?という

こういう問題もあるように思います。

 

学校と職場の分離

概ね18歳で医学部に入ります。

6年間の医学生を経て

国家試験に合格すると、

そのまま大学病院で研修医となり、

そのまま医局員として働く訳ですね。

 

つまり学生から社会人まで

ずっと続いてしまう。

18歳での決断が医局を離れない限り

ずーっと続く訳です。

 

これキツイと思います。

そしてあまりにも視野が狭くなり過ぎますし、

上層部は腐敗の温床にもなると思います。

 

私は大学医局に在籍する先生にも、

退局した先生もお会いする訳ですが、

正直、退局した事を後悔している先生は

あんまりいらっしゃらないんですね。

逆に大学に長く在籍していると

どうしても視野が狭くなってしまっていて

井の中の蛙状態になってしまってるケースもあります。

 

とはいえ我が国の医療は、

大学が臨床、研究、教育をしている訳ですから

当然弱体化してはなりません。

 

でも医学生になる事が

そのまま就職になってしまうのはいかがなものでしょうか?

 

おそらくこういう形は

医師以外に取られていないと思います。

 

むしろ弁護士のように、

ロースクールと就職先を分離させてみたらいかがでしょうか。

初期研修は司法修習のように

各県ごとに一括して行い、

その上で就職するようにしたらいかがでしょうか?

 

東京医大のケースは、

要は学生が大学病院の戦力だから

起きてしまった訳ですよね。

 

分離したら大学は純粋に優秀な学生を

合格させると思います。

そして就職先は司法修習のような研修先で

リクルートすれば良いのではないか。

 

まあ現実味はないですけど、

こんなんどうかな~と考えました。

 

加点された人たちの行方…

えーと、話しがあっちゃこっちゃ行ってますけど、

最後に加点された人に対してです。

 

ある意味では犠牲者とも言えますが、

おそらく生きた心地がしない状況ではないかと思うんです。

 

いずれ氏名がバレてしまったら

そのまま医師として生きていくのは大変辛いものになりそうです。

ネット社会、何が起こるかわかりません。

 

またこのまま学生を続けて、

無事に国家試験合格までたどり着けるのか…。

とてつもない肝っ玉を持ってないと

心が折れてしまうようにも思うんですね。

 

また何事もなく、バレずに、国試に受かり、

普通に医師として活躍できたとしても、

東京医大の〇年卒に加点された医師が5人いる、

実力ではなく違う力で合格した医師が存在する、

これは世間が知っている訳ですから、

もうこの年代の東京医大の医師は、

もしかしたらこの先生かも…なんて

思われてしまう可能性があるんですよね。

 

それは実力で合格し、

医師になった方から見たら

ふざけるな!と言いたい事態でしょう。

 

当該学生もどうなるのやら…

そしてたまたまこの年に実力で合格した人たちはどうなるのやら…。

 

いずれにしても一部の大学上層部のおかげで

とんでもない事態が引きずられていくのでしょうね。

 

あまりにも悲し過ぎます。

 

いろんな事を申し上げてきましたが、

私としては医師の働き方が健全化することを願い、

また医療全体の形が適正な方向に進む事を

心から祈っております。

 

それでは、また…。

 

 

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