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【サイレント・ブレス -看取りのカルテ】

(公開: 2018年08月31日)

サイレント・ブレス 看取りのカルテ

 

 

おはようございます。

 

営業職?になって早10年。
営業先や旅先の本屋さんを
パトロールするのが趣味になりつつある
ジーネット株式会社の梅澤晃子です。

 

馴染みの書店だと、
自分の目当ての本がどこにあるのか把握しているので、
ワクワク感がないんですね。

 

ただ、買う(笑)

 

これが、行ったことのない書店にいくと、
まず自分も若干緊張するし、
どんな本を推しているのか??という期待で、
ちょっとしたワクワク感があって、
好きなのです(=^・^=)。

 

今回の本は、仙台旅で、出会った本です。

 

なぜ、旅先でこの本を手に取ったのか?

旅って、日常から離れるためにするのかな?
と思っております。

 

事実、今も、そう思っているのですが、
今回は、なぜか自分が普段仕事で関わっている
医療系の本を2冊、手に取ってしまいました(笑)。

 

これも、出会いですよね(笑)

 

今年になり
訪問診療や、訪問リハビリ
在宅診療等に携わっている方から
話をきく機会が増えております。

 

機会が増えているのですが、
実際の現場には、なかなか行けないですし、
対患者さん・利用者さんに接する
医師や看護師、理学療法士の心情まで事細かに聞くのは
不躾すぎるかなと、常日頃から思っておりました。

 

そんなとき、目に飛び込んできたのが、この本、
そして、この【帯】

 

”終末期のあり方を問う、
現役医師による感涙の医療ミステリ。”

 

これ、即決でございました(笑)

 

旅先であれば、心に余裕があるから、
在宅医療という重い?内容であっても、
読めるかなと思い、購入しました。

 

【サイレント・ブレス 看取りのカルテ】

作者は、南杏子先生。

徳島県生まれ、
日本女子大学卒業後、出版社勤務を経て、
東海大学医学部に学士編入し、医師となる。
大学病院勤務後、海外に転居。
帰国後、都内の終末期医療専門病院に内科医として勤務中。

発行元は、幻冬舎文庫。

 

<目次>

プロローグ

ブレス1 スピリチュアル・ペイン
ブレス2 イノバン
ブレス3 エンバーミング
ブレス4 ケシャンビョウ
ブレス5 ロングターム・サバイバー
ブレス6 サイレント・ブレス

 

<あらすじ>

大学病院で勤務してきた37歳水戸倫子医師が、
関連病院の訪問診療クリニックへ異動し、
そこで出会った患者さん達を通して、
終末期の医療の大切さを問う物語。

 

エージェントの皆さんにお薦め(笑)

医療業界の紹介会社に在籍し、
10年目になりますが、
正直、【在宅診療】【訪問診療】に対して
あまり良いイメージがありませんでした。

 

というのは、
訪問診療クリニックが出来始めた際に
私たちエージェントに送られてくる
【訪問診療クリニック 医師募集要項】が
・科目不問
・当直無・オンコール無
・経験不問でも院長職可能
といった点が強調されており、
とりあえず、医師を確保したい為、
高条件で、医師を釣るといった感じがありました。

 

申し訳ないですが、
その時の印象が強く残っており、
訪問・在宅診療に携わる人って。。と
思っていたのは事実です。

 

しかしながら、この会社に入り、
訪問診療、訪問看護、訪問リハビリで働いている
医師・看護師・理学療法士と接して、
やっと、ちゃんと向き合っている人もいるんだぞと。

 

そして、知り合った人たちは、
とっても真摯に、在宅医療に向き合っており、
素晴らしいんだぞと、今、理解しております。

 

こんな経緯がありましたので、
紹介会社に所属するエージェントに、お薦めです(笑)

 

モヤっとしていたものが晴れる。

実際に現場で働いている方からすれば、
「梅澤、今更何を言ってるんだ??(; ・`д・´)」
という声が聞こえてきそうです。

 

すみません。

 

ですが、コレ本音です。

 

とある看護師さんの面接に同行した際
「医療従事者であれば、
 最後の最期には、治療をしたいと思ってしまうことがある。」

「でも、在宅医療はそうではなく、
 徐々に体力が落ちていく経過や時間
 死を予測できる流れを、本人と家族と共有していくのが大切。
 そして、同僚とも。」
と云っていた看護師さんがいました。

 

なんとなーく、
在宅医療をわかっていた気がしておりましたが、
イヤイヤそうではなかった。。。
この本を読んで、
靄がかかっていた部分が
キレイにサーっと晴れた気がしました。

 

感想。

嫌な言い方かもしれませんが、
私たち紹介会社のエージェントは、
医療従事者ではありません。

 

しかしながら、
医師・看護師・医療従事者の転職に携わっている者としては、
求職者の気持ちを理解しながら、
キャリアプランを提案したいと思っております。

 

そう考えたとき、 この本は、
在宅医療に携わっている人の感情を理解するきっかけになる。

 

とてもわかりやすい本だと思いました。

 

自分の仕事柄で読んだ本ですが、
いつ自分の親や親戚、
ましてや、自分が在宅医療のお世話になるかわかりません。

 

その時がきたときに、慌てて読むのではなく、
予備知識として、この本を読んでおくのも良いかもしれません。

 

この本は、医療従事者ではない、一般の方にもお薦めです。
特に、私と同じ同世代から上の年代の方は、
親の今後については、嫌だけど現実問題として考えざるをえないと思うので、
これから起きうることの予習的な意味合いでも良いかもしれません。

 

また、在宅医療・訪問診療に携わりたいと考えている
医学生にも、是非読んで頂けたらと思いました。

 

一番心にささったフレーズは、
”医師には二種類いる。”
”治療できる医師と治療できない医師でしょうか?”
”死ぬ患者に関心のある医師と、そうでない医師だよ。”

 

それでは、また。

 

 

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