ジーネット株式会社コンサルタント ブログ

あまりにも高条件な求人の裏側とは!?

(公開: 2018年09月06日)

 

おはようございます。

 

医師のキャリアプランを

事例、ノウハウを提供しながら

転職、開業、経営シーンでサポートし続ける

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

キレイなバラには棘がある。

 

こういうことわざがあるという事は、

昔からそういう事だったんでしょうね…。

 

本日のブログのタイトルは、

【 あまりにも高条件な求人の裏側!? 】といたしました。

 

医師高条件求人

 

条件が良い求人を信じて良いか?

先日、知人の紹介会社の人間が、

老健施設長、週4日、年収2500万円という求人を

破格の求人だ!と喜んでアピールしておりました。

 

私はそれを見て、

正直、それ、大丈夫か?…と思いました。

 

もちろんその求人自体を知りませんから、

決してその案件自体に文句がある訳ではありませんが、

エージェントの1人として

もし弊社にそんな求人が入ってきたら

その背景、裏側をしっかり把握できない限り、

なかなかご案内はしにくい案件であると感じました。

 

通常ですね、

週4日の老健施設長の求人であれば

年収は1000万~1400万円くらいが相場だと思います。

週5日であればもう少し上がりますが、

2000万円を超えるという事はほぼないでしょう。

 

それを週4日で2500万円出すのは、

相当の裏事情があると思わねばなりません。

 

ちなみに件の求人は、

結構、経験値の高い人間が言ってましたから

裏の裏まで把握していると信じたいですが、

求人主導型の転職支援しかしていない人間なので

もしかしたら後々大きな問題になるような

相当マズイ案件の可能性もゼロではないと思います。

 

万が一成立した後に

とんでもないトラブルにならないか…

ちょっと心配です…。

 

私自身は求人主導型のマッチング重視ではなく、

医師のキャリアプラン主導型で

医師の代理人となって医療機関と交渉するスタイルなので

こういったオイシイ案件よりも、

いかに医師の希望を叶えられるか?を重視しています。

 

よってオイシイ案件にはあんまり興味がないんです。

 

だって紹介会社に16年いますけど、

大抵驚くほどの高条件求人って危ないんですもん。

キレイなバラには棘があるものなんです…。

 

高条件を求め過ぎたばっかりに…

数年前の事なのですが、

私の知人の麻酔科医が転職を失敗してしまいました。

 

私は別の案件をご案内していたのですが、

高条件の求人に負けたんです。

 

週5日で3000万円を超える年収でした。

理事長との面接でも和気藹々だったそうで、

小野さんには悪いけど今回はこちらを選ばせて貰うよ…と。

 

私としては先生がそうお決めになったのであれば

これはもう尊重するしかありません。

 

ただ高条件の案件の場合は、

こういう点に注意して…とはお伝えしましたが、

もうその時点で先生のお気持ちは固まっていて…。

 

これ以上何か申し上げると

自分のご案内した案件を選ばないから…と思われますので

私は矛を収めました。

 

しかし入職後、

1カ月も経過しない内に連絡が来ました。

 

この病院ダメだ…。

オペ適用のない患者さんに無理やりオペしてる。

オペ看さんとも話したけど、

こんな状態だからみんな定着せずに

入れ替わり立ち替わりの状態らしい。

その看護師も時期を見て辞めますと言っていた。

自分もこんな職場では仕事をしたくない…。

 

高条件の求人は危ないと思ってましたが、

まさかここまでドンピシャに当たるとは…。

 

すぐさま私はこの先生のサポートに動きました。

さすがに先生も今度は条件よりも

真っ当な医療ができる所をお選びになりました。

 

実はこういう事例って他にもあります。

 

高年収に惹かれて雇われ院長職に就任したけれども

来院患者が伸びない事を先生の責任にされて

減俸を飲むか、辞めるかの選択を迫られた…なんて話しもあるんです。

 

行き過ぎた高条件…。

何かあると考えた方が良さそうです。

 

もし高条件の求人と出会った場合には?

そうは言っても

誰だって働く以上は

高条件で迎えて欲しいものですよね。

 

私も高条件の求人の全てがおかしいとまでは言いませんが、

もし興味が湧くものと出会ったら

やはりそこは慎重には慎重を期して頂きたいです。

 

なぜこんなに高条件なのか?という

裏事情が把握できて、

納得できない限りは

安易に乗ってはいけないと思うのです。

 

そしてここでもうひとつ気を付けねばならないのは

高条件の求人を出すという事は

かなり困っているという事です。

 

何か事情があるんですか?と聞けば、

それなりの事は教えてくれると思います。

 

しかしその出てきた答え…。

おそらく「不足」です。

 

あくまでも最初の回答は出発点であり、

そこからどこまで深掘りして

隠されている情報を手に入れられるか?

これが重要です。

 

でもここまで中々できないですよね…。

そんな暇なんてないし、

情報収集のノウハウも持ち合わせていないし、

引き出す術も相当に難しいです。

 

だから紹介会社という

医師に成り代わって情報収集する

プロの存在があるはずなのですが…。

 

紹介会社の担当者は何も知らない…

当ブログでは再三に渡って書いてきましたが、

ごくごく一部の紹介会社の人間以外は

本当に低レベルで有用な情報なんて持ってません。

 

私が参加している医療業界の業者が集まる会合にも

紹介会社の人間なんてまず参加しません。

人脈を広げるとか、

外部から情報収集するなど全く考えていないんですね。

 

そこからどれだけ良質な情報が入ってくるか…。

とても残念です。

 

しかも多くの担当者の持つ情報は、

自社の他の社員がかき集めた医療機関の情報を

データベース化しただけのものであります。

ここから抽出して案内しているだけなのですね。

 

そしてその元となる情報は、

決められたフォーマットで医療機関から頂いただけで

そこには客観性とか、

足を運んで自分の目で見たとか、

プロの視点で厳しくチェックしたとか、

そういうプロセスが全くないのです。

 

その高条件の背景には

どんな事情があるんでしょうか?と聞けば、

しどろもどろになって浅い答えを返してくるか、

医療機関側が言った通りの答えを返すか…。

 

つまりそこには仲介する人間としての

プライドや存在価値が完全に欠落しているんですね。

 

だから医療系の大手紹介会社の求人は当てにならんのです。

だって医療機関側の言いなりですから…。

 

医師の世界で例えれば、

問診票だけを見て、

何の検査も、問診も、診察もせずに

サクっと診断を付けてしまうようなものです。

あり得ないですよね。

 

それ丸ごと信じるの?ってな状況です。

100人いれば99人がこんなもんですよ。

 

でも残ったこの1人は凄く優秀で、

情報通で、右腕として貴重な存在になれて、

医師の人生にとって有用かつ有益な存在なのです。

 

こういう人と出会えればいいですが、

出会えないなら紹介会社など使う意味がありません。

 

ちなみにこの担当者はどうかな?と思った時には、

医療の話しをたくさんしてみて下さい。

 

ダメな人間はすぐボロが出ます。

知識も経験も浅く、勉強不足の人間がほとんどですから。

 

でも優秀な人間は、

どんな話題でも付いてきます。

そりゃ医学については医者ではないので無理です。

しかし医療という大きな領域なら

どんな話題でも付いてきます。

 

プロのエージェント以外は付き合う必要ありません!

高条件は誰にとっても有難いです。

でも何らかの事情があって高条件なのです。

 

この事情をどこまで把握できるか?

 

右から左に医師を流すような紹介会社じゃ

おっかなくて高条件求人を選べません。

というか、選んだら自分だけがリスクを負います。

 

大手の紹介会社は多額のフィーをもらって

後は知らんぷりですからね。

リスクはありません。

 

医師と医療機関だけがリスクを負うなんて

おかしな話しだと思うんですけどね…。

 

そう言えば医師の紹介会社で

トップ企業である某社のマネージャーと話した事があります。

 

うちは医師を横流しする事しかできません。

焼き畑農業みたいな仕事ですみません。

 

こう述べておりました。

わかってんなら改善しろよ、と思いましたが、

無理みたいです。その気もないです。

 

紹介会社のフィーは、

当該医師の初年度年収から算出されます。

よってその医師の年俸が高ければフィーも高くなるのです。

 

だから非常に危ない求人でも

心無い担当者は平気で案内するんです。

売上が欲しいだけなんです。

 

医師の為とか、医療機関の為とか、

そういうキレイごとは言うものの

本音は売上を上げたいだけなんです。

こんなのに引っ掛かからないで下さいね。

 

エージェントとして、

医師の代理人となって、右腕となって、

先生の代わりに医療機関と交渉をするのが

本物のエージェントです。

 

医療機関の出した情報をそのまま横流しするような

低レベルなコンサルタントの情報には価値がないどころか、

害悪である場合も少なくないのです。

 

たぶんこのブログを読んで下さった先生方は

今後あまりにも高条件な求人と出会っても、

紹介会社から驚くような高条件の求人を案内されても、

思わず乗ってしまうなんて事はないと思います。

 

是非とも同僚の先生方や、

先輩、後輩の医師の皆さんにもお伝えして下さい。

 

ところでもし弊社に

とんでもない高条件の求人が入ったらどうするか?ですが、

まず背景や裏事情を調べます。

 

この段階で7~8割の案件が

医師へのご案内不可と判断されます。

 

そして医療機関側が相談してくれたら、

お金で釣るのではなく、

働きやすさ、バックアップ体制、中長期的なキャリアアップなど

医師にとってのメリットをお金以外で作りましょう。

給与は相場より若干高いくらいの方が良いですと

アドバイスいたします。

 

過ぎたるは猶及ばざるが如し…です。

 

それでは、また…。

 

 

医師キャリア相談

 

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