ジーネット株式会社コンサルタント ブログ

国家のシロアリ 復興予算流用の真相

(公開: 2018年09月23日)

 

おはようございます。

 

医師のキャリアプランを軸にして

転職、開業、経営シーンでサポートし続ける

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

この本…。

いつか読もうと思って随分前に購入しておいたのですが、

時が来た…と感じて読み始めたのです。

その理由は……。

 

本日のブログのタイトルは、

国家のシロアリ 復興予算流用の真相 】としました。

 

医師キャリアブログ

 

本書をピックアップした理由

『 国家のシロアリ 復興予算流用の真相 』

福場 ひとみ 小学館 を読みました。

 

冒頭申し上げたように

読む時が来た…と感じました。

 

本書は東日本大震災の後、

増税して、復興予算を確保したのにも関わらず、

それが被災地以外に使われて、

肝心な被災地には上手く配分されなかったという

センセーショナルな内容です。

 

しかし私は読むタイミングを逸してしまっており、

いつか読もうと思いながらも

なかなかその時が来なかったのです。

 

ところが西日本で台風によって大きな被害が出て、

北海道で大地震…。

 

被害に合われた方には心からお見舞いを申し上げますが、

やはり肝心なのはいかにして復興するかですよね。

 

政権与党は総裁選で意識が薄いように感じるし、

果たして官僚たちは今度こそ適切に

復興予算を分配するのか否か…。

 

そんな事を考え始めたら

ああ、あの本があったと思い出して

今が読む時だと思い手に取った次第です。

 

目次

第1章 問題の発覚

第2章 流用の実態

第3章 進まない復興

第4章 政局化

第5章 流用の真犯人

第6章 「変わらない国」

 

感想

率直に申し上げて、

やはり読んでおいて良かったと思いました。

 

震災後、新聞やテレビのニュースなどで

復興予算が不正流用されているというものを見て、

腹立たしく思った事は記憶にあります。

 

しかしまさかここまでとは…。

 

まさに本書のタイトル、

国家のシロアリってのは言い得て妙です。

 

本書にはいかにして不正流用されたのかが

とてもわかりやすく、繊細に記されています。

 

当時、政権与党だった民主党、

その後、政権を取る事になった自民党、公明党、

どっちがどっちではなく、

政治家ってこういうものなんだな…という事が

よくわかりました。

 

そしていわゆる霞が関と呼ばれる官僚たちが

何を考えていて、どういう行動を起こすのかも

よ~くわかりました。

 

とは言え、彼らを批判して、

何にも期待できないと言った所で

どうしようもありませんし、

日本国民の1人として、

彼らを排除したり、逃避したりしても

全く意味のない事だと思います。

 

むしろ自責と受け止めて、

彼らのような人々に

何らかの影響力を与えるしかないと思われます。

 

本来それは国民的なパワーでなければ

無価値なものになってしまいますが、

まさに彼らが恐れているのは

圧倒的な国民的パワー、

1人1人の強烈な「声」だと思うんですね。

 

本書の最もショッキングであるのは、

流用そのものではなく、

(いやそれも大問題だと思いますけど)

流用を全く悪意がなく、

それこそ正しい事をしているという認識で

行われていたという事であります。

 

著者が取材を進める中で、

「被災地の人のために使う予算を

ほかのことに使うのはおかしいのではないか?」

という問いに対して官僚たちは、

「法律で決まっていることなのに

何がおかしいのでしょうか」と答えていたことに

そうか…官僚は法律至上主義。

 

仮に法律が間違っていようと、

施行されてしまえば法に従う…。

 

これは彼らにとって金科玉条なんだな。

長年、官僚をしていると

一般国民の思いなどよりも

法律の方が重要なんだな。

 

そういう事がよくわかります。

しかも三権分立として本来監視し合うべき役割が

全く機能しておらず、

事なかれ主義で物事が進められてしまう恐ろしさ。

 

社会保障、医療費の問題もそうですが、

ホントにこれは恐ろしい事です。

 

これじゃいくらお金はあっても足りないでしょうし、

だからこそ消費税は増税し続ける訳であり、

国家財政は大借金を抱える事になる訳ですね。

 

民主党や自民党にも問題は大きいですし、

官僚はもっと大きいと思いますが、

おそらくそこを見ていては

全く解決の糸口はないのでしょうね。

 

だって結局のところ、

この国の「統治システム」の問題なのですから…。

 

なんて偉そうな事を言いながら、

この問題は闇が深いですよね…。

 

どうすれば解決するんだろうか?

 

著者もエピローグで、

どうせこの国はダメだと諦めたり、

政治家や官僚はけしからんと怒ったりしているばかりでは、

先に進まない。

国家のシロアリを生む最大の要因は、

国民の無関心かもしれない。

と述べていますが、

おっしゃる通りですよね。

 

台風の被害に合った西日本。

大地震に合った北海道。

 

果たして東日本大震災の時のような

不正な事が行われないか…。

 

注視していかねばならないなあと

つくづく思いました。

 

評価

おススメ度は ★★★★★ といたします。

 

本書が発行されたのが2013年12月…。

それから5年あまり。

 

我が国は良い方向に進んでいるのでしょうか?

私にはわかりませんが、

少なくとも統治システムという意味では

劇的に改善されたなんて事はなく、

問題は先送りされているように思えます。

 

よって今回の復興に関しても

本当に予算が適正に使われるのか?

個人的にはかなり不安です。

 

私たち1人1人の税金が

意図していない使われ方をしている…。

 

まあこんな事は私たちにはわかりませんし、

調べる時間もありません。

 

でもチェックしていかないと

今までのように

とんでもない使われ方をしてしまう訳です。

 

幸い情報公開だけは

以前と比較しても進んでいますから、

その気になれば知る事はできるんですね。

 

確かそういうことをする仕事がありましたね。

 

ジャーナリストの皆さん。

今こそ活躍のしどころではないでしょうか?

 

著者である福場ひとみさんの勇気には

心から拍手を送りたいです。

 

しかし政権に忖度したり、

補助金を受け取ったりする軟弱なジャーナリズムなど

国民は必要としていません。

 

今こそ真のジャーナリストの登場を期待したい。

 

芸能人の不倫だとか、

エビデンスのない健康情報だとか、

活躍したスポーツマンへのありきたりなインタビューだとか、

そういうものはなくてもいいとまでは言いませんが、

本物のジャーナリストなら他にやるべき事があるはず。

 

今回の台風、地震の復興予算がどう使われるのか?

是非とも徹底リサーチをして頂きたいです。

その上で私は心ある国民の1人として

真実で、正義ある情報に対しては

あっちゃこっちゃで拡散して、

より多くの人の目に届くように協力いたします。

 

ただでさえ右肩上がりの経済成長を終えて

我が国の財政状況は厳しいのですから、

無駄遣いをしている場合ではありませんよね。

 

適材適所に配分し、

省益ではなく、

国家の利益を考えながら

適切に使っていかないと

益々経済はシュリンクするでしょう。

 

結局、復興予算で懐を厚くしたのは

官僚と大企業。

 

談合というのは業界内での話しですが、

国家的談合をされちゃったら、

被害に合うのは国民全体。

 

そりゃ官僚だって、大企業に勤める人だって、

国民の1人ではあるけれども、

パイ全体が膨らまないと

1人1人には行き渡りませんからね。

 

自分たちだけ…ではなく、

全体の利益。

 

西郷どんは草葉の陰で泣いているのではないでしょうか?

 

小人は己を利せんと欲し、

君子は民を利せんと欲す。

己を利する者は私、

民を利する者は公なり。

公なる者は栄え、私なる者は亡ぶ。

 

私たちは歴史に学ぶ必要があると思います。

 

それでは、また…。

 

 

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