ジーネット株式会社コンサルタント ブログ

ブレイズメス1990

(公開: 2016年12月11日)

 

おはようございます。

 

医師が本業に専念できるように、

転職や開業をオーダーメードでフルサポートする

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

「ブレイズメス1990」 海堂 尊

講談社文庫 を読みました。

 

 

少しご無沙汰の海堂作品ですが、

やはりこの方の作品にはハズレがない…。

今作もメッチャ楽しませて頂きました。

 

私が3年ほど前に読んだ下記作品の続編と言える内容ですが、

ブラックペアン1988

これがもうハラハラドキドキで前作に引き続き、

あっという間に読み終えてしまいました。

 

始まりはモンテカルロ…。

そこでの出会いから一気にストーリーは

いつもの東城医大に移るものの

待ち受けていたのは古い大学医局のしがらみ…。

舞台はバブル経済で華やかだった1990年ですから、

今とはかなり違うのでしょうが、

教授、助教授、講師、医長や研修医までを含む

それぞれの思惑で足を引っ張り合う構図や

医局内でのゴタゴタ感は私としては興味深かったですし、

リアリティがありました。

そんな古い体質を正面突破する主人公。

圧倒的な手術の腕と医療の枠を超えた構想で

次から次へと壁をぶち壊して進んでいく様…。

エンターテイメント性にとても優れているのですが、

その中で所々に主人公の口から語らせる

日本の医療への疑問や課題…。

 

命の価値と医療費の問題など、

現役の医師であれば思うところは多々あれど、

率直な意見を述べればいろいろと角の立つことを

小説だからこそ語らせることができ、

考えさせられる部分もありつつ示唆に富んだ内容です。

 

医療とは何ぞや?

人の命とは何ぞや?という副題を内包しつつも

スリル溢れるストーリー展開が圧倒的な臨場感で進んでいき、

読み終えた時には若干の物足りなさを感じさせるくらいに

ああ、読み終えてしまった…という残念な気持ちにもさせられます。

 

それもそのはず…

すでに続編も刊行されておりまして

前述のブラックペアン1988、そして本作、

続編となるスリジエセンター1991の3部作を一気に読まれる方が

さらに楽しめることでしょう。

 

私はブラックペアン1988を読んだのが3年前、

ブレイズメス1990をようやく読んだので、

また3年くらいかけてスリジエセンター1991も読みたいと思います(笑)。

 

医療とお金の問題は、

立場変われば言う事も変わり、

私のような第三者から見ても正当性はあちこちにあり、

何をどうすれば良いのか…

正直答えが見つかりませんが、

本書ではその解決方法のひとつを提示しているのかもしれません。

もちろんこの方法にも賛否はあるでしょうし、

正論とも言えないのですが、

これはこれでひとつの策だなとは思います。

 

そして海堂作品の特長のひとつでもある他作品とのリンクが

本書でもあちらこちらで発見できます。

 

あの作品の主人公がここで脇役として登場していたり、

あの登場人物の若かりし頃のエピソードがあったり、

あの出来事の布石がここにあったり…と非常に面白い。

これも海堂作品の楽しみ方のひとつですね。

 

私のように思い出したように海堂作品を読むってのは

ホントは良くないのかもしれません。

いや充分に楽しんでいますし、

読書の醍醐味も最高に味わっていますが、

本音を言えば、海堂作品のすべてを持って山ごもりでもして

一気に読み終えてから下山する。

そんな風に読めたらさらにいいのかもしれません(笑)。

 

正直次作のスリジエセンター1991も気になってしょうがないのですが、

他にも読みたい本がたくさんあるので、

ここは涙を飲んでまた次の楽しみとします。

 

おススメ度は ★★★★☆ といたします。

 

ブラックペアン1988を上巻として、

本作を中巻、スリジエセンター1991が下巻、

そんな感じかと思いますので、

3作を一気に読むことをおススメします。

 

私がそうできなかっただけに、

そうしたらもっと楽しめるのに…という実感から出た

コメントです。

 

それでは、また…。

 

 

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