ジーネット株式会社コンサルタント ブログ

もうひとつの医療の危機

(公開: 2011年03月31日)

研究医不足

 

 

おはようございます。

医師の転職、開業の情報提供をしている

医師転職相談センターの運営企業、

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

すみません…、

何で見たのか忘れてしまったのですが

いずれ書こうと思って出力していたペーパーを

今回はネタにして書きます。

 

現在、医療を取り巻く問題として上げられるのは…

 

1、医療費抑制政策

2、医師不足

3、医師の偏在(総合医不足、診療科偏在、地域偏在)

4、医療の仕組みに関する社会合意の欠如

5、医師-患者-政府-マスメディア-司法の関係悪化

6、研究医の不足

 

などがあります。

 

その中でも研究医の不足は医療の未来を考えると嘆くべき

憂慮すべき問題ではないかと考えます。

 

では、なぜ研究医が不足してきたかですが、

その原因として

 

①、基礎医学者の待遇が悪い

②、研究ポストが少ない

③、研究費の将来が不安

④、医療現場が忙しすぎて、若手医師に研究の機会を

与えにくい

⑤、初期臨床研修制度-後期臨床研修-学会認定医、

専門医がレール化している

 

などがあるかと思います。

 

その結果、これがこのまま続くと、

下記のような問題が起きてくる事が予想されます。

 

Ⅰ、医学教育者不足

Ⅱ、生命科学研究全体への負の効果

Ⅲ、橋渡し研究、臨床研究(診断法、治療法開発)減速

Ⅳ、創薬、医療機器産業への負の影響

Ⅴ、医療政策、医療経済などの専門家不足

医療の現場では、

とにかく人が足りていません。

 

医師は当然の事ながら、

看護師などのコメディカルも含めた

医療従事者全体が足りません。

 

研究医の不足が日本の将来の医療に悪影響を

与えてしまうことはよくわかりますが、

現場はとにかく臨床医が欲しいというのも

現実問題としてあるのでしょう。

 

どうしたらいいのか?私にはわかりません。

医師不足、研究医不足の問題には

あまりにも多くの問題が内在していますから。

 

ただ、世間一般の人材マーケットでは

圧倒的な買い手市場になっていて

(求職者>求人企業)、

医療業界は圧倒的な売り手市場になっています

(求職者<求人医療機関)。

 

ここに突破口があるのではないかと

考えざるを得ません。

 

バブル崩壊から失われた10年を迎え、

日本経済は産業構造を変えざるを

得なくなってきていると思います。

 

今まで日本経済を牽引してきた

各種の製造業、輸出産業などには頑張って欲しいけど、

それだけで現在の失業者を吸収できるとも思えないのです。

 

サービス業への人材シフト。

 

そしてその一環として、

これからの日本の医療を健全化していく為に、

<ヒト><モノ><カネ>という経営資源を

もっと医療業界に投入すべきではないでしょうか?

 

医療立国。

 

日本ならできると思いますし、

日本が目指すべき方向性のひとつの選択肢に

なるのではないかと考えています。

 

医師の皆様、ご意見下さい。

 

過去記事紹介↓

 

「頑張れサービス業!」

http://gnet-doctor.com/blog/archives/65

「医療機関と失業問題」

http://gnet-doctor.com/blog/archives/216

 

いよいよ明日から4月です。

新しい期になる方も多いでしょうね。

私も今期こそ!の意気込みで前進してまいります。

 

それでは、また…。

 

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