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40代、50代、60代の医師だからこそのキャリアプラン!

2020年11月27日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師のキャリアプランを研究し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

中堅からベテランの医師。

若手と違って経験たっぷり、
酸いも甘いも嚙み分けて
余裕綽々でゆったりマイペース…なんて
そんな訳には行かないのが
変化のスピードが速い現代社会です。

医療制度も年々変わり、
このコロナ禍で患者の受診スタイルも変わり、
診察自体も変わらざるを得ません。

せっかくの経験値が
そのままでは活かせないケースすら
出始めていますね。

私は中堅からベテランの医師こそ
キャリアプランが必要不可欠であると考えています。

 

本日のブログのタイトルは、
【 40代、50代、60代だからこそのキャリアプラン! 】
といたしました。

 

<目次>
1.最初の分岐点は勤務医か、開業医か
・中堅からベテランだからこそキャリアプランが必要です!
・勤務医、開業医のそれぞれのメリット・デメリット
2.内科系医師、外科系医師の違い
・キャリアの選択肢が広い内科医
・セカンドキャリアが必要な外科医
*まとめ

 

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1.最初の分岐点は勤務医か、開業医か

クリニックの開業準備は
30代後半から40代、そして50代前半くらいが
適齢期と言えるかと思います。

もちろんレアケースはあります。
自己資金が潤沢であったり、
すでに充分な収益が見込めたり…など。

ただ一般的にはこの年代が開業するか否かの
瀬戸際となってきます。

まずは勤務医か、開業医か、という
医師人生の分岐点から考えてまいります。


・中堅からベテランだからこそキャリアプランが必要です!

研修医を終えて
バリバリ症例経験を積んでいく若手医師時代。

そして数年を経て、
どこに出ても恥ずかしくない中堅医師になっていく。

医師の場合は一人前になるのが
他の職業と比較すれば長い期間が必要です。

しかも一人前になれば終わりではなく、
継続的なブラッシュアップが必要ですし
時には今までの常識が覆され、
また新たに学び直さねばならない事もありますよね。

本当に医学というのは
終わりのない世界であり、
引退するまで勉強を続けるべき
大変な領域だな…とつくづく感じます。

ただある程度の経験則を持てば、
いかにようにでも対応はできます。

そして医師のキャリアという観点では
この頃から本格的なキャリアプランが必要になると
私は考えています。

つまりキャリアプランを検討するためには、
その「前提条件」が必要であり、
これを手に入れる前にキャリア設計をしても
よいキャリアプランにはならないと思うのです。

そのひと通りの経験こそが
キャリア用語で言うならキャリアドリフトであり、
経験を経たからこそ手に入れたものが
キャリアアンカーであると言えます。

キャリアドリフトという
多様な経験。

キャリアアンカーという
自分ならではの譲れないもの。
実現したい未来。

ざっくりですけど
医師の場合は10年目を超えた頃に
これらが見えてくるものと思います。

ですから中堅医師やベテラン医師こそ
引退から逆算したキャリアプランを考えるべきなのですね。
若手時代は焦る必要ありません。
むしろ多様な経験を積んでおくことが
将来に繋がっていくのですね。

 

・勤務医、開業医のそれぞれのメリット・デメリット

医師10年目。
つまり30代半ばから後半ですね。
(レアケースはいろいろありますが…)

この年代は
医師人生の大きな分岐点になると考えています。

まず最初に考えたほうが良いのは、
基本的なスタンスとして
勤務医として働き続けるのか?
それともいずれ開業医を志すのか?
この点です。

多くの開業医は
30代後半から40代、50代前半くらいに
開院する事が多いです。
(もちろんこれもレアケースはいろいろ…)

確か医師会の発表によると
新規開業の平均年齢は41.3才でした。

ちなみに日本政策金融公庫が公表した
「2015年新規開業実態調査」ですと
42.4才となっていました。

私は40代がベストと考えておりますが、
40代後半までに新規開院を実現するとして、
開業に備えたキャリアを積む事も考えますと
この30代半ばから30代後半には
大きな方向性として決断なさった方が良いです。

開業するかしないか。

私はもちろんいずれの選択をしても
医師人生を有意義なものにするのに
何ら問題はないと考えています。

個人の志向の問題だけなのですね。

ただこの40代に入るかどうかくらいのタイミングで、
自分は勤務医として医師人生を歩むのか?
近い将来に開業医になるのか?という
二者択一の選択肢に一旦決断をした方がよいという事です。

ま、どこかの時点で方針転換する事も
できなくはありませんから、
一旦決断で充分です。

 

<参考>
クリニック開業の準備を始めるまでのキャリアについて

 

医師キャリア相談 内科医キャリア 外科医キャリア 医師キャリアパス 医師キャリアプラン 医師人生キャリア 医師キャリア人生 医師転職エージェント ジーネット株式会社

 

2.内科系医師、外科系医師の違い

よし、自分は勤務医で行こう。
いや、自分は開業医になろう。

いずれかの方向性を決めるためには
様々な検討が必要です。

その最も大きなひとつに
診療科目の問題があります。

各科目を詳細に渡って見ていくには
かなりの時間が必要ですので、
今回は内科系、外科医と大きな括りで考えます。


・キャリアの選択肢が広い内科医

競合は多いですけど、
やはり内科医はクリニックを開業しやすいです。

また勤務医としてもニーズが高く、
内科医師の求人は多いですね。

私の感覚ですと
特に呼吸器内科、循環器内科、糖尿病内科などは
いつも求人が余っているように感じます。

それと比較すると消化器内科や一般内科は
やや少なめかもしれません。
時期とエリアにもよりますが。

内科医師がこれからのキャリアを考える際の
検討すべきポイントは、
①ゼネラル性
②専門性
このバランスをいかに取るかではないでしょうか。

いわゆる一般内科、総合内科とか、
また外来、病棟、訪問診療というゼネラル性ですね。

それと専門性、
消化器内科を例に取りますと
食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、胆道、膵臓の
いずれを専門とするのか?
また肝炎、肝硬変、肝細胞癌、転移性肝癌、食道炎、
食道癌、食道静脈瘤、胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃癌、
小腸出血、大腸ポリープ、大腸癌、胆石、胆嚢炎、
胆嚢癌、胆管癌、膵炎、膵癌、閉塞性黄疸の
どこに強みを持つのか?

また治療法も含めて
やはりゼネラル性と専門性のバランスが
先生の個性になっていきます。

勤務医として続けるにしても、
開業医となるにしても、
このゼネラル性と専門性こそが
生命線になっていくと思われます。

内科医師10年目となると、
相当のキャリアを積んできてはいるでしょうが、
ここから10年、20年、
それこそ引退までのキャリアプランを考えながら
選択と決断をしていくのが良いですね。


・セカンドキャリアが必要な外科医

外科系医師と言っても
実に幅広い領域をカバーしてますね。

そしてなかにはセカンドキャリアを
考えておかねばならない先生も多いです。

いつかメスを置く…という
宿命を背負っている先生も多いですから、
内科医師よりも中長期的なキャリアプランの必要性は
高いと言えるかもしれません。

第一線を退くときに
どんな選択肢を自分に与えるのか?は
数年計画で準備しておくのが無難です。

また外科系医師の開業においては
眼科、皮膚科、耳鼻咽喉科など
そのまま開業できるケースと、
内科に転身したり、
複数科目を標榜したり、
整形外科や乳腺外科のように
診療を一部絞り込んだり、
ひと工夫が必要であったりします。

その意味では開業準備に取り掛かる前に
パラレルキャリアのような働き方で
幅広い経験をしておくのもひとつの選択肢ですね。

手術が好きな先生は、
セカンドキャリアに進む前に
やりきった感を持てるとよいと思います。

 

<参考>
ベテランドクターだからこその人生設計!

 

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*まとめ

若手医師と比較すると
40代以上のベテラン医師たちには
残された時間は多くはありません。
当然ですけど…。

ただ若手医師と比較すると
診療面では経験が豊富で
人間関係の構築力もあり、
患者に対しても、スタッフに対しても、
適切な対応を取ることができる先生が多いですね。
(すべての方とまでは言いませんけど)

だからこそのキャリアプランです。

これからの医師人生を有意義なものとするためにも、
ご自身がやりがいを感じるためにも、
どこに向かい、どう辿り着くのか?という
キャリアプランを持った方が良いと思うのです。

どこにでもある一般的な求人に自分を当てはめて
汲々としながら仕事をするのではなく、
ドクターファーストで、
先生独自のオリジナル求人をブラッシュアップしながら
自分らしいキャリアを掴んで頂きたく思います。

それでは、また…。

 

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