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5~10年目の医師が考えるべきキャリアプラン!

2019年5月7日by gnetdoctor

おはようございます。

医師の転職、クリニック開業を
キャリアプランを軸にしてサポートする
ジーネット株式会社の小野勝広です。

春満開ですね。

今までも何度か考えてきた事ではありますが、
新たな気持ちで医師のキャリアプランについて
再考してみようと思いつきました。

本日のブログのタイトルは、
【 5~10年目の医師が考えるべきキャリアプラン! 】
といたしました。

医師転職 クリニック開業 キャリアプラン 右肩上がりの時代 医療費 新専門医制度 臨床研修医制度 医師の働き方改革 中長期的視点 サバイバル戦略 若手医師 スラッシュキャリア パラレルキャリア ジーネット株式会社

今振り返る若手時代

当ブログでは再三に渡って
キャリアプランを構築しましょう!と
何度も何度も言い続けている私ですが、
ぶっちゃけ自分が若かりし頃は
キャリアプランなんて考えた事はありませんでした。

言い訳すると(笑)、
私が社会人になったのはバブルの終盤。
ギリギリ高度経済成長期と言ってもいいのでしょうか。

今の若い方は信じられないと思いますが、
昨日より今日、今日より明日、
今年よりも来年はもっと良くなると
多くの人が無邪気に信じ込んでいた時代なのです。

まあ我が国の高度経済成長を振り返ると
私の時代は終盤も終盤、
最後の残りカスみたいな時でしたけど
まだ余韻が残っていたという感じです。

今日より明日は確実に良くなる…。

そう信じる事のできた時代には
キャリアプランなんて考える必要がないんです。

もうすでに30年近く前の事ですから、
ハッキリ言えば「昔」の話しです。

でも私の同世代の方々は、
そんな時代からバブル崩壊、失われた10年、
金融ビッグバン、リーマンショックなど
実に様々な危機に直面して、
何とか生き永らえてきた訳です。

そうして辿り着いたのがキャリアプランなんですね。
ハッキリ言っちゃうと筋金入りです(笑)。

最近の流行りで言ってる訳じゃないんですよ。
実体験として絶対に必要だと思ってるんです。

私自身も明日は我が身のように
倒産した会社を新聞紙上で何社も見てきて、
リストラされた会社員を何人もこの目で見てきたんです。

ああ、会社なんて簡単にぶっ潰れるんだな。
会社にとって社員なんてコマのひとつなんだな。
いつでも平気で切れるもんなんだな。
そうしみじみと感じてきました。

完全に右肩上がりの時代は終わったんだ。

これからの時代を生き抜く為には
キャリアプランがないと相当に苦しくなるぞ。

自分が何を望み、
どの方向性に歩んでいくのか?
その為にはどんなスキルが必要で、
どんな知識を身に付けるべきで、
どのような経験を積んでいくべきなのか?
自分はどの山に登りたいんだ?
その山にはどうすれば辿り着くんだ?
頂上まで登るにはどんな戦略を立てるべきなんだ?

こういったキャリアプランの考え方の重要性が
私には年々高まるばかりのように感じるんです。
良くも悪くも昔とは状況が一変したんですよね。

新しい時代に生き残れるかどうかは
自分の考え方次第のように思えます。

若手医師が考えておいた方が良いこと?

当ブログをご覧になって頂けている賢明な医師の皆さんは
上記の文章を読んで何となく予測が付いているかと思います。

バブル崩壊、失われた10年、
金融ビッグバン、リーマンショック。
経済界はこういった危機がありましたね。

では医療界ではどんな危機があるでしょうか?

国家の財政が悪化し、
医療費を始めとする社会保障費を減らす必要が出て、
臨床研修医制度が変わり大学医局の力が弱まり、
経営状態の悪化する病院が増えて、
急性期病院は再編を避けられなくなり、
新専門医制度が改悪され、
残業時間の上限時間は一向に改善されず、
医師の働き方改革は遅々として進まず、
旧態依然とした線路に乗っかっていたら
相当に苦しい状況に陥ってしまう可能性は
かなり高いと言わざるを得ません。

早急に医師として一人前となり、
自らの足で歩んでいく必要があると思います。

今日より明日が良くなると思えない時には
中長期的な視点とオリジナルなキャリアプランを持って、
サバイバル戦略を組み立てる事が必要です。

先輩ドクターが歩んだ道と同じでは
リスクが高まるばかりです。

時代が変わったのですから、
歩むべき道も変わっていくのは自明ですもんね。

先輩ドクターからは
診断力を学び、手技を盗み、
経験やノウハウを吸収して、
何より彼らの生存戦略をしっかり観察し、
取り入れるべき点と捨てる点を賢く見極めていかねば、
あっという間に沈む船に乗ってしまう事でしょう。

若手医師が考えておくべきは
時代が変わったというシビアな視点です。

先輩医師から学ぶ事は多くとも
先輩医師と同じ医師人生は歩めないと思われます。

守破離ではないですが、
先輩医師の言う事を守り、
先輩医師の水準に近づいてそれを破り、
先輩医師から離れていくような
意気込みがこれから益々必要になると思います。

ただしこれはキャリアプラン上の話しであって
医師としての生き様のようなものは
ずっと学び続ける必要はあると考えますけどね。

若手医師のキャリアプラン

若手医師はこれから30年、40年、
いや人生100年時代に差し掛かっている事を考えると
50年、60年と医師を続けるかもしれません。

時にはパラレルキャリアとか、
スラッシュキャリアという概念も参考にしながら
自分らしいキャリアプランを手に入れないと
ど真ん中を歩んでいるつもりだったのに
いつの間にか時代に
取り残されていたなんて事になりかねません。

5~10年目の若手医師が考えるべきは、
一人前の医師になる為に学ぶ
これからの時代の変化に対応できる医師になる
という両面が必要不可欠と思います。

①は今の職場でも充分に叶えられると思うのですが、
②はある種の常識外の情報やノウハウも知った方が良いです。

すると医療従事者以外の人脈も必要になると思います。

でもすり寄ってくるおかしな業者も少なくありませんし、
医師免許を利用したいだけの悪質な人間だっているでしょう。

そういうおかしな人を近づける事なく、
情報、特に事例やノウハウを提供してくれる
善意の人とのネットワークが望ましいですね。

これを見極めるのも中々難しいんですけど…。

私が若手医師のキャリアプランで気を付けるべきと思うのは、
⑴ 10年、20年と中長期的な視点を持つ事。
⑵ 過去の常識や伝統に捉われ過ぎない事。
⑶ これからの時代を生き抜く生存戦略を考える事。
⑷ 無理のないオリジナルなプランを作り上げる事。
⑸ 時代の変化に対応できる二毛作、三毛作で備える事。

特に若手医師の場合は、
⑵ と ⑶ と ⑸ が大事になってきますね。

医師が余ってくるとか、
医師の給与が下がってくるとか、
AIに変わられるとか、
いろんなマイナス面を語られる事も少なくありませんが、
いくらでもやりようはあると思います。

医師は相変わらず不足であるとも、
医師の給与は上がっていくとも、
AIによって診療は益々効率的になるとも、
むしろ逆の発想だって成り立つと思うんです。

大事なのは「情報」と「人脈」です。

WEB上には本当に有用な情報はありませんが、
情報と人脈を掛け合わせる事で
きっと新たな発想が手に入ると思います。

是非とも良き相談相手を持って、
自分らしいビジョンを実現すべく
より良いキャリアプランを構築して頂きたいと思います。

それでは、また…。

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