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開業で失敗する人、成功する人、その紙一重の差とは?

2018年4月16日by gnetdoctor1

 

おはようございます。

医師の人生設計をベースにして
キャリアプランを元に転職や開業をご支援する
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

ひと昔前まではクリニックを開業すれば
それなりには患者が来院したんですよね…。

でも都心部や中核都市を中心として
すでにそういう時代は終わりを告げているんです…。

 

本日のブログのタイトルは、
『 開業で失敗する人、成功する人、その紙一重の差とは? 』
といたしました。

 

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クリニック開業における医師の差とは?

まず大前提のお話しをいたしますが、
当然先生方は優秀な先生こそが成功すると
お考えになるかと思います。

そりゃ無能よりも有能な方が
成功する確率が高いのは確かなのですが、
クリニックの開業においては
医師として優秀である事は
大きなアドバンテージにはなりません。

残念ながら…。

患者が来院する理由は、
先生が親身になってくれるとか、
先生が丁寧に説明してくれるとか、
先生が安心感を与えてくれるとか、
クリニックが清潔であるとか、
受付の人の感じが良いとか、
看護師さんが親身になってくれるとか、
無理な検査をしないとか、
ホームページがわかりやすいとか、
知人や友人の評判が良いとか、
自宅の近くにあるとか、
ベテランの先生で頼りがいがあるとか、
若手の先生で最新の医療に精通してそうだとか、
女医さんなので女性同士で話しがしやすいとか、
ご近所の評判が良いとか、
先生の笑顔に癒されるとか、
クリニックの雰囲気が暖かいとか、
どんな症状でも診てもらえるとか、
まあいろいろ思いつきますが、
医師として優秀だからとか、
有能だからという理由はあまりなく、
それほど問われないんですよね…。

どう見ても自分より医師として劣っていると思われる開業医でも
上記のような理由で選ばれる可能性は充分あります。

まずは患者さんに来院してもらわないと、
継続的に通院してもらわないと、
医師としての真価は発揮できないんですね。

クリニックを成功させる為には、
医師としての有能さよりも
患者が行きたくなるようなクリニックを作ること、
それができる医師だから
医師としての力量を活かせるのです。

どんなに優秀な医師でも、
患者さんが来院しなければ
いかんともしようがないですからね…。

医師としてのスキルや経験よりも
クリニックを成功させる為には
経営者としての発想が必要になってきます。

 

クリニック開業におけるパートナーの差とは?

様々なクリニックの開業に携わり、
また同業他社が関わった開業を見て、
聞いて、知って、思う事があります。

それは開業準備の段階で
誰を、どんな会社をパートナーに選ぶのか?が
物凄く重要だという事です。

某社などは開院させるまでが仕事であって
その後は関知しないと明言していましたが、
もちろんこんな会社をパートナーにすると
あんまり良い開業にはなりませんよね…。

多くの人が知る立派な企業なんですけどね、表面上は…。

また本業が他にあって
本業で儲けたいが為に開業をサポートする企業も
あまりおススメはできません。

独立系の開業支援を本業とする会社とは
本気度が全く異なりますし、
実際に開院1か月前なのに内装工事が終わらないとか、
集患対策はホームページを作っただけとか、
行政への手続き関係は先生に丸投げだとか、
自社が売りたいものは事業計画上の予算をオーバーしても売るとか、
スタッフ採用が後回しになり開院までに採用が間に合わなかったとか、
そんな話しを伺う事も少なくありません。

クリニックの開業支援をする業者の中で、
選ぶ基準、大きなポイントになるのは、

① 先生の掲げるクリニックのコンセプトを大事にしてくれる。
② 事業計画に則り、プラン通り、スケジュール通りに遂行してくれる。
③ 必要以上のコストを掛けない。
④ 集患マーケティングについて抜かりがない。
⑤ 開院後の運転資金、キャッシュフローについても考え抜かれている。

この5点については必須事項です。

とは言えどこの業者も聞けば
バッチリです!というような事を言うでしょうから
上手く引き出して判断するしかありません。

開院する事よりも、
開院した後の方が大事ですよね。

開院させる事は誰でもできますが、
開院した後の事まで
しっかりと考えて適切なアドバイス、
時には厳しいアドバイスもくれる業者を選ばないと
開院後に大きな差となってきてしまいます。

 

クリニック開業における紙一重の差とは?

最後に申し上げておきたいのは、
いかに主語を「患者」において
院長が考えていけるか?が問われるという事です。

プロダクトアウト型で
自院の都合やポリシーを打ち出しても
それが患者に受けねば意味がありません。

もちろん受ければいいのですが、
それぞれの地域には特有の事情があったりもしますからね。

マーケットイン型で
地域の事情や住民層に合わせて
自院の戦略を構築した方が
やはり患者さんに受ける可能性は高くなると思います。

都民ファーストは右往左往して苦戦してますが(苦笑)、
患者ファーストで自院をアジャストさせていく
集患マーケティング策がクリニックを成功に導きます。

なんでわかってくれないんだ!と憤るのではなく、
わかってもらうためにどうすれば良いかを考えた方が
健全ですし、患者に近づけますよね。

それでは、また…。

 

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