おはようございます。
医師の人生設計をベースにして
キャリアプランを元に転職や開業をご支援する
ジーネット株式会社の小野勝広です。
それってコスパ悪くない？とか、
超コスパいいよね～とか、
何でもかんでもコストパフォーマンスで
物事を考える風潮はどうなんだろう？と
疑問に感じています。
本日のブログのタイトルは、
『 コストパフォーマンスから考える医師のキャリア！ 』
といたしました。
そんなにコストパフォーマンスって重要か？
たまたまとある居酒屋さんで飲んでいる時に、
隣のテーブルの若者たちが
「この店コスパいいよね～」と盛り上がってたんです。
まあ確かに美味しくて安くて
良心的なお店だなと私も思ったのですが、
いろんなシーンで
コストパフォーマンスを検討する事が多いようです。
掛けた費用以上のメリットや満足があるか？
そりゃ経済原理的には正しいと思うんですよ。
でも人間の活動って
何でもかんでもコスパでは割り切れないと思うんですよね…。
私だってビジネスマンですし、
経営に携わる者として費用対効果については
かなり厳密に考えます。
まして弊社のような中小企業は、
ムダなコストを掛ける余裕はありませんし、
掛けたコストはやっぱりどう回収するかを考え抜きます。
でもそれは経済原理の範疇です。
私たち人間は経済だけ良ければ幸せなのか？と問われれば
やはり答えはＮＯですよね？
経済も大切ですが、それ以外も大切です。
コストパフォーマンスが良い事に越した事はありませんが、
私たちの生活、そして人生の中では
コストパフォーマンスを度外視してでも
選ぶべきものだってあると思うんですね。
そのひとつがキャリアであるかもしれません…。
医師のキャリアにおけるコストパフォーマンス？
どんなキャリアを歩むべきか？
もちろんそこには生活を支える為の収入の問題もありますので
コストパフォーマンスも検討材料のひとつになるとは思います。
しかし私が今まで出会ってきた医師の中でも
経験のない仕事なので給与はここまで下がっても…とか、
今回は症例経験を積む事が優先なので
年収はこの程度まで下がっても良いです…とか、
子供と向き合う時間が欲しいので、
時間が確保できるなら収入は度外視します…とか、
様々な理由を持って年収ダウンを飲むケースがありました。
果たしてこれらはコストパフォーマンスが下がったのでしょうか？
確かに収入は下がったかもしれませんが、
それ以上に価値あるものを手に入れたと言えると思うんです。
転職して年収が上がった…という紹介会社の宣伝広告に毒されて、
年収を上げるために転職するという風潮がありますが、
私は転職とはそういうものだとは思えないのです。
コストパフォーマンスでは測れないもの…。
それが生活であり、人生であり、キャリアだと思うんですよね。
そうは言ったって医師が転職する際には、
年収が上がるケースは多いです。
しかもQOLを高めつつアップする事だって
決してあり得ない話しではありません。
ですがそこには年収が下がっても…という
高いモチベーションがあるから可能になる訳で
最初からコスパを重視してたら
こうは話しは進まない事だってあり得ます。
人生コストパフォーマンスで割り切れないでしょう？
私思うのですが、
コストパフォーマンスは今目の前にあるもので
考えるケースが多いと思うんですね。
中長期的なプランを考える際には、
コストパフォーマンスの優先度は決して高くなく、
だからこそ逆にコストパフォーマンスが良くなったりするものです。
確かにコストパフォーマンスも重要です。
しかし「も」であって、「が」ではありません。
コスパを気にするよりも
もっともっと大事なものがあり、
それを実現した上で
コスパが上がれば最善ですよね～。
その方法があるんです。
それがキャリアプランです。
人生設計をベースとしたキャリアプランこそが
中長期的に人生を好転させ、
なおかつコスパも上がるんです。
コストパフォーマンスを重視し過ぎた
物の考え方には正直辟易してしまいますが、
順序を組み替えれば両立できたりするものなんですよね…。
それでは、また…。
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