おはようございます。
医師、看護師の人生の転機でお役に立つ
転職・開業コンサルタントの
ジーネット株式会社の小野勝広です。
一般的に健康な方は、
なかなか医師との接点はないのが普通だと思います。
そりゃ医療機械メーカーや
製薬会社などに勤めていない限りは、
健康であればあるほど
医師と話す機会なんてほとんどないですよね。
私自身も医師専門の人材紹介会社で
コンサルタントを始めるまでは
医師の知り合いは1人もいませんでした。
お陰様で
今では転職面でご支援させて頂いた先生や
医師の採用をお考えの医療機関の院長先生だけでなく
幅広くいろんな医師の方と
お知り合いになる事ができています。
健康な私の友人達と話していると、
実はみな医師という職業の方々に興味津々です。
いったいどういう人達が医師になっているのか?
医師を職業とする人達は何を思い、
どんな事を考えているのか?
こんな質問を受けたりする事も多いです。
私自身、それほど多くの医師を
知っている訳ではありませんから、
統計的に話す事はできませんが、
わかる範囲で応えています。
その応えのひとつに、
「人として深い」と話しをする
ケースがあります。
私は初めて「看取り」という言葉を
聞いた時に絶句しました。
*「みとり」と読みます。
臨終に付きそうという事です。
考えてみれば誰かがせねばならない事であり、
医療者にとっては
ごく普通の日常なのかもしれませんが、
死に立ち会うなんて事は
一般人にはあまりない訳で、
そんな場をいくら仕事とは言え
何度も経験するなんてのは
かなり精神的に辛いものだと思います。
実際に医師の話しを伺っても、
他に何かできる事はなかったのか?とか、
もしかしたらあの時ああしていれば…、
なんて思いを持ちつつも、
表面上は冷静に努めながら、
心では泣いているというケースもあると聞いています。
また成功率がそれほど高くない手術をする時には、
その患者本人だけではなく、
家族に対しても説明をする訳で、
そんな時に物わかりのいい人ばかりではなく、
理不尽な要求を突きつけてくる人もいるそうですし、
混乱して泣き叫ぶような方もいるようです。
入院するかどうかで揉めたり、
退院するかどうかで揉めたり、
介護を受けるかどうかで揉めたりなんて事も
日常茶飯事のようですね。
我々一般人にとっては
一生に数えるくらいしか出会わない出来事ですが、
医療者にとっては毎日のように出会う事であり、
だからと言ってないがしろにしているのではなく、
それぞれの患者さんの事情や
思いに応えようとしてくれています。
つまり、こういう場面に遭遇する機会が多いので
自然と人として深くなってしまうのではないかと思うのです。
何も死や手術、入退院などだけではなく、
人が弱っている、精神的にまいっている、
どうすればいいかわからない、なんてケースで
病院に行く方が多い訳で、
それに対して冷静な診断を行い、
治療をしながらも安心感をも提供していく訳ですから、
人間性も磨かれていきますね。
また、そもそも病やケガ自体が
次から次へと新たなものが生まれてくるものでもありますし、
その治療方法も日進月歩に進化していきます。
常に勉強を怠らず、
最新の情報を
仕入れていかねばなりません。
え~、別に医師を褒めちぎりたい訳ではありません(笑)
そういう職業なんだというだけです。
な~んて話を友人にすると、
より医師に対する興味は増すようで
会ってみたい、話してみたいという欲求が湧くようです。
昨今、医療への不信や疑念などが話題になる事が多いですが
私はその大半が誤解や勘違いから
生まれているのではないかと思います。
実際に医療現場で必死に働いている医師の言葉を聞けば、
かなりの誤解や勘違いが解けるのではないかと思うんです。
そうなると我々一般人と医療者が一緒になって
政府に医療制度の改革を求めていけるのではないかとも考えています。
実は医療者への不信や疑念などは
政府や行政が作り出した部分も
なきにしもあらずと私は考えていますので、
いつまでも騙されない為にも、
国民と医療者がタッグを組むべきと思います。
その為の第1歩として、
医師ってどんな人なの?という発信もしていきたいですし、
医業種交流会なんてのも、
実にいい機会ではないかと考えています(宣伝…笑)。
医師だから素晴らしいなんて事は
私もないと思います。
中にはとんでもない人もいることでしょう…。
でも、素晴らしい医師、人間性に優れた医師、
尊敬できる医師、そういう方は多いです。
我々国民や国家は日本の医師を
もっと大切にすべきと思います。
それが我々自身の為にもなるのですから…。
それでは、また…。
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