おはようございます。
医師の人生設計をベースにして
キャリアプランを元に転職や開業をご支援する
ジーネット株式会社の小野勝広です。
エージェントと呼ばれる私どもの仕事…。
しかし本当の意味での代理なんて
究極的には無理なんですよね…。
いくら優秀、有能でも当人ではないのだから…。
本日のブログのタイトルは、
【エージェントとは、不完全な代理人なのです…。】
といたしました。
エージェントを哲学する!
エージェントとは代理人の事です。
依頼主の代理となって、
依頼主にとっての最大の利益を追求します。
私ども人材紹介事業においては、
依頼主である求職者、
つまり医療業界においては医師、看護師ですが、
求職者の転職を成功に導くのが
エージェントの本来的な役割のはずです。
しかしいくら偉そうにエージェントと言っても、
所詮は代理人な訳ですから、
できるだけ依頼主と同化しようと思っても
当然、同一人物になれる訳ではなく、
真っ当な人ならそこにジレンマを感じます。
そのジレンマを持つ事こそが
エージェントとして正しく存在できているか?の
瀬戸際になるのだと私は考えます。
依頼主を思えば思うほど、
依頼主の利益を追求しようとすればするほど、
もっと依頼主の事が知りたい、
依頼主と同化して本当のサポートを行いたい、
ですが他者である自分には限界があり、
でもその中で最大に貢献しようと思えば思うほどに
ジレンマと戦わねばならない。
禅問答のような話しですが、
エージェントとしての本質を考えれば考える程に
このような悩みを抱える事になり、
実はその悩みを持たねば
本物のエージェントとは言えないと思います。
私利私欲だけの偽物エージェントが少なくない現状だからこそ
真っ当なエージェントの本当の価値を伝えたいです。
エージェントにできる事、すべき事!
残念ながら依頼主と同化できないエージェントは
不完全な存在と言わざるを得ません。
しかし複雑化した現在社会の中では、
何もかもを自分自身で行う事は非現実的でもあり、
より良い日常生活を過ごそうと思えば
必然的にエージェントを活用しないといけません。
いや必ずしも依頼する必要はありませんが、
スーパーマンでない限りは
何らしかをその領域の専門家に依頼する事はありますよね。
そもそも職業なんてものは、
社会の中での相互扶助、
お互いさまで助け合ってこそ成立するのだと思います。
自分の苦手なもの、不得手なものを
それを得意とする専門家に依頼する。
当人の為にもプラスですし、
社会全体の為にも良いはずなんです。
エージェントにも良い悪いがあります。
通常はその専門領域において、
一般の方々よりも上等にできるはずですし、
スピーディーかつ正確に、
より良い成果を出さねばなりません。
それすらできないなら
代理で仕事をお受けしてはならないでしょう。
不誠実にも程があります。
私はエージェントとは、
その専門領域において
一般的な方よりも上手くできる事が大前提で
プロフェッショナルとなる事がミッションだと思います。
責任を持つ本物のエージェント!
エージェントとは不完全な代理人です。
しかしこれを理解しているエージェントは信頼できます。
エージェントの力を過信していたり、
組織の力を個人の力と勘違いしていたり、
システムがなければ何もできないような
偽物エージェントよりも余程マシであります。
逆説的に言えば、
誠実なエージェントは不完全だからこそ
完全を目指して努力をするのですし、
努力をするからこそ責任を取る事ができるのです。
こういうエージェントこそが
仕事を依頼する価値があるのだと思います。
巷にはそうでないエージェントが溢れています。
耳障りの良い宣伝広告への莫大な資金投入だけで
本物に見せ掛けているエージェントが多いです。
後々後悔する事のないように、
エージェントの限界を知り、
だからこそ依頼主の為に奔走するような
誠実なエージェントとタッグを組んで下さい。
それでは、また…。
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