おはようございます。
医師のキャリアを中長期的に支える
転職、開業のプロフェッショナル、
ジーネット株式会社の小野勝広です。
医師の働き方も
今後益々多様化していくのでしょうね。
でも町医者には確実なニーズがあり、
今で言うかかりつけ医を志す先生は
きっと変わらない価値があるんだと思います。
本日のブログのタイトルは、
【 かかりつけ医というキャリアプラン!? 】
といたしました。
急性期を離れる決断…
今後、急性期が一般急性期と高度急性期に分かれ、
高度急性期以外は地域包括ケア的な役割が増えていきそうです。
どちらもどのような定義なのか
何とも難しい所はありますが、
少なくとも急性期の病床数が減少し、
在宅も含めて他の形となる事は間違いないのでしょうね。
急性期にやりがいを感じる先生は
高度急性期に向かうのでしょうし、
そうでもない先生は一般急性期をはじめとして
回復期、慢性期に足が向くのかもしれません。
今までは50代、60代になって、
そろそろ…という感じで急性期を離れるベテラン医師や、
クリニックの開業を志しての転身などが多かったと思うのですが、
これからはご自身のビジョンによっては
割と若い段階でのキャリアチェンジも増えると思われます。
いやすでにそうなりつつありますね…。
広く外科系の先生や、
脳神経外科、心臓血管外科、整形外科、形成外科の先生などは
いつかメスを置く時が来るという
キャリアプランをお考えの先生も少なくないですが、
今後は内科系や精神科、麻酔科などの先生方も
急性期が医療再編の波に飲み込まれる事を前提にして
自分に相応しいキャリアプランを持った方が良さそうですね。
様々なかかりつけ医…
今までは急性期、回復期、慢性期という形で
医療の形は安定していたように思います。
しかし高度急性期ができる事によって、
一般急性期、回復期、慢性期の現場では
総合診療的な、ゼネラリスト的な対応が
さらに求められていくのでしょうか…。
これを患者側の目線で考えると、
街の開業医が身近な存在で、
ここから一般急性期、回復期、慢性期のそれぞれの病院に
疾患の状況によって紹介されていく方向と、
高度急性期病院から
一般急性期、回復期、慢性期に紹介されていく方向の
2方向があるのでしょうね。
そこで私が思うのは、
かかりつけ医の役割です。
普通に考えれば
クリニックの開業医がかかりつけ医となるのでしょうが、
今後はかかりつけ医の役割自体が広がるように思うのです。
やはり訪問診療をする医師は
かかりつけ医と言えるでしょうし、
回復期や慢性期で働く医師も
かかりつけ医的な役割は当然あるでしょうし、
一般急性期の場合も同様かと思うのです。
かかりつけ医として働くという意識があろうがなかろうが、
かかりつけ医「的」な役割を持ち、
他の病院、クリニック、施設などと連携し、
それをアレンジする事が多くなるでしょうからね。
医師の働き方も
今後変わっていく事が予想されますし、
医療の形も変わってくる…。
高度急性期病院でバリバリ働いて頂くのも
患者にとっては有難い限りですが、
自分らしいかかりつけ医の姿って何だろう?と考え、
様々なフィールドでかかりつけ医としての
役割をこなして頂けるのも有難いんです。
どこでどのように働くのか?
どんなかかりつけ医「的」な存在になるのか?
今後、医師もじっくり検討した方が良いかもしれませんね。
キャリアプランとは自分だけのもの…
かかりつけ医については
実はある医師がおっしゃっていたのです。
かかりつけ医って
これからの医療の形の中では
開業医だけじゃない気がする…と。
なるほど…とその時私は思ったのですが、
かかりつけ医「的」と考えると
様々な現場で成立するのだろうな…と思えましたし、
どんな働き方、働く場所を望むのか?を考える際に
どんなかかりつけ医になるのか?によって
かなり違ってきそうですよね。
ちなみにこの先生も、
自分らしいかかりつけ医としての職場を探さなきゃね…と
おっしゃってましたが、そういう面もあるかもしれません。
キャリアプランも突き詰めると
自分らしさだと思います。
成功者のキャリアだからと言って
自分が同じ道を歩みたいか?と問われれば
NOの場合もありますからね。
自分らしいかかりつけ医。
自分らしいキャリアプラン。
医師としての将来設計を考える際には
念頭に入れておくと良いかもしれません。
それでは、また…。
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