おはようございます。
医師を中長期的にキャリア支援するから
転職、開業、経営を総合的にコンサルティングする
ジーネット株式会社の小野勝広です。
何事もタイミングは重要です。
実際に転職や開業シーンでも
タイミングを逸してしまって後悔する事も少なくありません。
本日のブログのタイトルは、
【 来年度の常勤先を変える場合はそろそろ動かないと…。 】
といたしました。
医師の転職は退職スケジュールが重要です！
当ブログでは何度かお伝えしてきましたが、
医師の転職に関しては長く売り手市場が続いてきた事もあり、
求人側である医療機関よりも
求職者である医師の方が圧倒的に有利であります。
有利なのに買い手市場の場合に有効な
求人ありきの転職活動をする方が少なくなく、
残念に思いながら情報発信を続けております。
１人でも多くの医師に気づいて頂きたいですし、
早く医療業界全体の採用シーンで
共通認識として持って頂きたいです。
売り手市場は求職者が優位であり、
特にキャリアプランをしっかり持つ方は
非常に有利になります。
ですが新たな職場探しに動くのには
フォローの風向きですから良いのですが、
逆に辞めるという事が実に難しいです。
最近では３か月から６か月前に
申し出れば良い職場が多くなっているようですが、
実際に申し出てみると
その程度の期間では認められないケースもありますし、
そもそも1年以上前に申し出る事になっていたり、
1年半前などのケースもあります。
医師の転職においては
新しい職場を探す事よりも
今の職場をいかにしてきれいに退職するかの方が
余程難しいという認識を持っておいた方が
無難であると私は考えています。
来年後の新天地を逆算すると…。
以上のような事を鑑みると、
仮に来年の春、まあ多くは来年４月でしょうが、
新しい職場で働きたいとお考えの方がいらっしゃるとします。
3カ月前ならいいとしても、
半年前に申し出ないといけないとすると、
9月には伝えねばなりません。
逆算するとそろそろ次を決めておかねばなりませんね。
6か月もあれば
先に退職準備を進めて辞める事が決まってから
じっくりと探し始めても問題はありません。
スケジュールとしては充分に間に合います。
しかしもし万が一退職がこじれたら…とか、
次の職場探しが難航したりなどのリスクを考えると
早め早めに動いておいた方が良いと思います。
具体的に応募するとか、
面接に行くという事までせずとも、
情報収集をしたり、
パートナーとなるエージェントを探す事くらいは
先に進めておいた方が良いでしょう。
決して焦るようなタイミングではありませんが、
だからこそ準備、計画は早めに進めて
余裕のあるスケジュール感をお持ちになった方が
ご自身にもゆとりを与える事になります。
飛ぶ鳥は後を濁しちゃダメです！
時々、今の職場との関係が悪化してしまって、
こんな職場はギリギリに伝えてもいいんですよ。
労働基準法は14日を過ぎればいい訳ですから、
別に義理立てする必要はないんです。
このような事をおっしゃる方もいますが、
ご自身の将来の為にも
礼を失しない事をおススメします。
医師の世界、
広いようで狭かったりします。
どこでどのように今の職場の先生方と
偶然お会いするかわかりません。
第一何か悪い事をする訳でもありませんので、
正々堂々と退職に向けた準備をした方が良いと思います。
事実、揉めてしまって
とんでもないストレスを抱える事になったり、
弁護士が入らねばならなくなったり、
時には逆に解雇をされてしまったり、
退職時のトラブルは意外と多いのです。
もちろん私どものようなエージェントをパートナーにすれば
退職時のフォローもいたしますが、
経験不足のエージェントが多く、
当人が転職の経験がないような人間すらいますから
担当者を見極めねばなりません。
必要なのはいい人とか、一生懸命な人ではなく、
本物のプロフェッショナルです。
飛ぶ鳥は後を濁さずと言いますが、
新たな出発点では後顧の憂いがない方が良いですよね。
転職の時ってどうしても次にばかり目が行きがちですが、
意外と今への対応も大事なんですよ～。
それでは、また…。
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