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理想の医師は赤ひげなのか?

2012年5月8日by gnetdoctor0

 

おはようございます。

転職を検討している医師・看護師に
キャリアプランを提供している
ジーネット株式会社の小野勝広です。

医師の理想像のひとつとして
未だに赤ひげ先生は語り継がれています。

1965年に山本周五郎の小説
「赤ひげ診療譚」を原作として、
黒澤明監督が映画化したそうです。

私はこの小説は読んでいませんし、
映画も観ていませんので、
具体的な事はわかりませんが、
自分を犠牲にしても患者の為に生きる姿や、
診療代などを頂かなくとも診察する姿勢が
美談として語られていますね。

他にも赤ひげ先生の素晴らしい点は
たくさんあるのでしょうが、
果たしてこれは現代の医師にも
必要な要素なのでしょうか?

この物語の舞台は小石川養生所です。

江戸時代の将軍徳川吉宗と
江戸町奉行の大岡忠相が主導した享保の改革で
下層民対策のひとつとして設置した無料の医療施設で、
幕末まで140年あまり貧民救済施設として
機能したと言われているようです。

どう考えたって普通に考えれば、
江戸時代の医師と現代の医師が
同じに語られる事はおかしいと思います。

環境があまりにも違い過ぎます。

もちろんメンタリティとして
医師として必要不可欠な要素はあるのでしょうが、
それは現代の医師も間違いなく持ち合わせています。

むしろ様々な制度やルールが
そういったメンタリティを発揮させる
時間を奪っていると言えるのではないかと思います。

そうは言っても、
制度やルールがすべて悪いという訳でもなく、
これは時代の移り変わりによって
致し方なく失われた言って良いのではないでしょうか?

ではなぜこんなにも時代が変わっているのに、
赤ひげ先生が医師の理想像のように
語られてしまっているのでしょうか?

私はマスコミの報道姿勢に
問題があるのではないかと考えています。

大変残念な事ではありますが、
マスコミは中立公正な報道をしている訳ではないという事に
皆さんお気付きの事と思います。

原発の問題然り、消費税問題然り…。

本来なら政府のストッパーとして
機能しなければならないのに、
政府の手足となって
国民をミスリードしているように思います。

全てが全てとは言いませんし、
適正に機能している部分はあるとは思います。

しかし、ある部分や分野においては、
なぜか極端なミスリードをしているように見えます。

そして医療に関しては
相当にミスリードをしてきたように思うのです。

医療費が増大した事を
まるで医療者の責任のように報道したり、
医療ミスではない不幸な事故で
医療者の責任を問うたりなどですね。

それによって世間が医療者を見る目を
曇らせてしまった気がしてしょうがありません。

もちろん医療者サイドにも問題があった点もあり、
一概にマスコミの責任だけを追及しても
仕方がないのかもしれませんが、
冷静さを欠いた報道があったのは事実でしょう。

きっと今でも赤ひげのような医師になろうと
日々精進されている医師もいらっしゃると思います。

制度やルールに挑戦すべく
患者サイドに立った医療を提供しようと
奮闘している医師もいる事でしょう。

でもきっと、それは、
かつての赤ひげとは違うと思います。

患者側にとってもかつての赤ひげでは
満足できないと思います。

やはり新たな医師の理想像が
必要なのかもしれません。

理想の医療 赤ひげ先生 医師の働き方 ジーネット株式会社

赤ひげ以上に素晴らしい医師はいます。

最近でも様々なドラマやマンガなどで
医師を取り上げているものがありますが、
この中から赤ひげに変わる素晴らしき
ドクター像が見えてくるといいなと思います。

そろそろ赤ひげの呪縛から
解き放たれて良いのではないかと考えています。

まあ、赤ひげ自体は
いいお話しなので残っていいとは思いますが、
いつまでも理想像として
象徴的な存在であり続けるのは
どうかなとちょっとだけ思った次第です。

それでは、また…。

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