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インフォームドコンセントが平等を壊す…?

インフォームドコンセント 説明と同意 医師 ジーネット株式会社

 

おはようございます。

転職を検討している医師・看護師に
キャリアプランを提供している
ジーネット株式会社の小野勝広です。

今日のタイトルですが、
ある本を読んでいて
なるほど…と思いつつも
愕然とした内容であります。

まず、インフォームドコンセントとは何か?ですが、
下記をご参照下さい。

十分に説明を受けた上で同意すること。
具体的には、治療を行う前に病気の内容や、
治療方法、治療期間、治癒の確率、
手術に伴う危険性などが
患者に理解できるように知らされる。

患者が同意せずに別の診療方法を選択した場合には、
医師がそれに応じた治療を進めていく。

1998年4月からは新薬の効果を計る臨床試験の際に、
必ず行われることとなっている。

知識の限られた患者や、
医療診療がもたらす価値を
十分に評価していない患者の場合、
このインフォームドコンセントが行われないと、
医学的に最適な医療診療が選択されない恐れがある。

事前に十分な説明を行い、
同意を得ることで
医療が医師の都合でのみ行われることを防ぎ、
さらには患者と医師の間に信頼関係を築くことで、
患者からの協力を得て効率的に
治療を進めていくことが期待できる。

ちょっと長いですが、
いくつか調べた中では
割とこれがわかりやすいかなと思いました。

まあひと言で表すならば、
何らかの治療を受ける前に
医師からきちんと説明を受けて
同意しましょうねという事ですね。

患者側からもそういう求めがあったでしょうし、
医療者からもそれを実行してこそ
適切な治療ができるという考えもあった事でしょう。

個人的には
良い悪いを抜きにした時代の流れだと思いますし、
その背景には日本国民の権利意識が強くなってきた事、
そして医療者が下した診断を元に治療をするとしても
患者側の理解が必要不可欠である事などが
あるのではないかと考えています。

で、冒頭に戻りますが…
医師から提示された治療方針を、
患者が自分の生活や性格なども考慮の上で
選択できる事でもありますから、
インフォームドコンセント自体は良い事ではあると思います。

ですが、この選択肢の中には
効果は期待できるが高額な治療方法もあったりする訳で、
経済的な面で断念せざるを得ないというケースもあるでしょう。

そもそも日本の医療制度は、
誰でもいつでもどこの病院でも
診て貰う事ができる事を
理念として制度設計されていますし、
その平等性こそが健康保険の最大の長所でもありました。

しかし、患者の為にも必要である
インフォームド・コンセントを行い、
複数の選択肢を提示して貰えるようになると、
ある治療方針は受けられる人と受けられない人が
出てしまうようになり
平等性を失ってしまうのではないかという事です。

なるほど…患者の為に良かれと思う事を推し進めると
実は逆に患者の為にならない側面もあるという事なんですね。

まあ実際にはこういった場面は
重症に多いのでしょうし、
私のように1年に1度風邪を引くかどうか…なんて人間には
関連性は低いのかもしれません。

でも効果が高そうな治療方針が目の前にあるのに、
経済的な面でその選択肢を選べないなんていうのは
非常に悲しむべき事だなと思います。

突き詰めて考えていくと
「自由」と「平等」みたいなもので、
そもそも相反するこの両者をバランス良く
維持する事の難しさみたいなものなのか…と
愕然としました。

きっとすでに各方面で専門家によって
議論されている事と思いますが、
私は単純にインフォームド・コンセントって
素晴らしいじゃんなんて考えていたので
自分の不明を恥じる次第です…。

制度って本当に難しいと思いますし、
世の中って複雑ですね…。

インフォームドコンセント 説明と同意 医師 ジーネット株式会社

自由診療や混合診療なども含めて、
まだまだ勉強不足を感じます。

これで完璧なんていう制度は
あり得ないのかもしれませんし、
常に見直し、改善していかねばならないのが
制度というものかもしれませんが、
少なくともその背景や裏側をも見通して、
「知る」という事が必要なんだなと感じさせられました。

日々勉強せねば…と強く思います。

それでは、また…。

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