おはようございます。
転職を検討している医師・看護師に
キャリアプランを提供している
ジーネット株式会社の小野勝広です。
さて、本日は難しい話題に
チャレンジしてみます。
きっと医師の方の中でも
様々なご意見があると思うんですね。
その意味では
私ごときが言う事ではないのかもしれませんが、
あくまでも転職支援をする側からの
イチ意見と捉えて頂ければ幸いです。
実際に若手ドクターからは、
「専門医は取っておいた方がいいですか?」
とか
「博士号はあった方が後々有利ですかね?」
なんてご質問を頂く事があります。
もちろん決まった答えがある訳ではなく、
その先生のお考えや
ビジョンに沿った回答をするのですが、
医局に頼らずに
ご自身のキャリアを考えていかねばならない
昨今の先生方には悩ましいものなのかもしれません。
基本的に私は専門医は
取っておいた方がいいと思ってます。
理由は2つ。
ひとつは、
ご自身の専門性の証明になるからというものと、
横の繋がりができるから。
単純すぎますかね?
専門性はあった方が良いですし、
それが証明できるに越した事はありません。
転職の際にも有利ですし、
条件的な部分でプラスになる事もしばしばです。
だからといって高度な医療だけが専門性とは
私は考えておりません。
昨今で言うと家庭医や
プライマリー医なども含めて良いと考えています。
医師であり、内科医であり、消化器内科が専門です。
もっと詳細に渡った説明が
必要な場合もあるのかもしれませんが、
少なくとも消化器内科の専門医ですというくらいは言えた方が、
ご自身にとってメリットは大きいのではないかと思います。
そして医局の力が
これだけ薄れてきた時代ですから、
今までのような縦の関係性にばかり
頼ってはいられないと思います。
これからは横の繋がりが重要でしょう。
その横の繋がりは
様々な形で作れるとは思いますが、
専門性こそがある意味では同志の証でもありますし、
共通する話題も事欠かないと思うんですね。
以上の事から、
専門医については取った方が良いと思います。
ただ、時々、
いくつもの専門医をお持ちの先生と出会いますが、
あまり多くの専門医を取る必要まではないと思ってます。
まずはひとつ。
そして、それに関連するものを
もうひとつかふたつ。
それぐらいで充分ではないでしょうか?
進歩の早い医学の世界ですから、
もしかしたら複数を持っている事が
後々役立つ時が来るかもしれません。
でも維持するのも大変だという事もありますので、
2つないし3つくらいが妥当なのではないかと考えます。
そして医学博士についてですが、
こちらに関しては大学に残り研究職を続ける先生や、
いずれ開業をお考えの先生はあった方が良いと思いますが、
そうでない場合は特に必要ないかと考えております。
ないよりあった方が…というのは確かですが、
研究や開業する場合でなければ、
臨床経験を積み上げていった方が
プラスは大きいのではないでしょうか。
多くの患者さんを診る中で学ぶ事、
たくさんの治療やオペに携わる事で学ぶ事、
これは医師にとって非常に重要だと思います。
ですので大学院での数年間を費やすのならば、
臨床医として数年間を積み上げていく方が
知識、技術の向上に繋がるというように思ってます。
最近では以前ほど開業に関しても
博士号が有利になる事はないと言われています。
その意味では
大学に残らないという決断を下した段階で
無理して取る必要はないのかもしれませんね。
え~、ド素人が生意気な事を言ってすみません。
少しでも参考にして頂けたら嬉しいですが、
人生いろいろ、医師もいろいろ…。
考え方やキャリアの積み方は
いろいろあって良いと思います。
これが正解だ!というものがないだけに、
ご自身が必要だとか取りたいと思う気持ちが
1番大切ではないかと考えてもいます。
「専門医や医学博士でないと転職できないのではないか?」
そんなご質問を受けたりもしますが、
それはないと断言できます。
ないならないなりのキャリアをご提案できます。
ただ選択肢が少なくなったり、
同じ仕事でも条件面が違ったりという事はあり得ます。
私自身も今後も継続していろいろ勉強します。
その上で、
いずれまた情報提供したいと考えております。
それでは、また…。
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