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先行きが不透明な時代こそキャリアプランを考えましょう!

2018年12月25日by gnetdoctor

おはようございます。

医師のキャリアプランを軸にして
転職、開業、経営シーンでサポートし続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

未来は誰にも見通せません。
しかし変える事ができるのは
過去や現在ではなく未来なんですよね。

だからこそこれからの時代に備えを
打っておくべきだと思うんです。

本日のブログのタイトルは、
【 先行きが不透明な時代こそキャリアプランを考えましょう! 】
といたしました。

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これからの医療業界は?

我が国の高度経済成長が終焉を迎え、
バブル崩壊、失われた10年、金融ビッグバン、
リーマンショック、頻発する上場企業の不祥事、
世界経済を牽引する国の不在、
トランプ米国大統領のアメリカファースト政策、
米中の経済戦争、消費税増税…など
どう考えても今後日本経済が良くなる兆しが見えません。

増え続ける社会保障費が課題になってから久しいですが、
その中でも医療費の高騰をどうすべきかは
喫緊に取り組まねばならないかと思われます。

その為の消費税増税のはずではありますが、
正直、増えた財源が何に使われるか?
実に心許なく、医療への投資には向かわない気もします。

医療業界内部でも、
臨床研修制度の改革以降、
大学医局のパワーが削がれて
市中病院からの医局員引き揚げが進み、
医師の採用を独自にせざるを得なくなっていますね。

また入院から在宅へという流れは加速し、
ベッド数は減少する一方の中で
地域包括ケアの必要性が高まってもいます。

今後、急性期病院は超急性期病院になるか、
リハビリや緩和ケアなどに強みを持つ病院に転身するかが求められ、
なおかつ急性期病院の統廃合も進みそうな気配です。

地域によっては極端な医師不足に悩まされる中で
様々な領域で医師が必要とされており、
ヘルスケア、産業医、AIなどのビジネスなど
臨床現場以外で活躍する医師も増加傾向ですよね。

そんな中でも厚生労働省や医師会など
医療行政を司る重鎮たちからは
旧態依然とした政策しか出てきておらず、
働き方改革からは逆行し、
この時代になっても個々の医師を労力としか
見ていないような愚策も少なくありません。

その象徴とも言えるのが
東京医大をはじめとした不正入試かと思います。

当直できる、休みが少なくて良い、
出産育児で辞めない、体力がある…など
本来の入試とは関係のない基準で合否を決定するなど
あるべき姿を逸脱しているとしか言えません。

いやだから医療業界はダメだなんて思いません。

そもそも我が国の医療は現場で奮闘する
医療従事者の犠牲を前提にしたシステムになっていますから
むしろ責任は為政者にあると考えます。

しかし誠に残念ながら
為政者は依然として
医療現場に負担を押し付けようとしていると感じますし、
個々の医師をまるで道具のように
使い切ろうとしているとすら感じるシーンも多いです。

こうなると自分を守るのは自分とならざるを得ませんよね。

おそらく医療業界全体としては
様々な変革が起きると思います。

でもそれが医療従事者にとって好ましいものか?

患者、つまり一般国民にとって有難いものか?と考えると
決してそういう方向には向かわないのではないかと
強い懸念を持っています。

このような未来が待ち受けているとして
個々の医師はどのように対応すべきでしょうか?

これからの医師の働き方は?

前述したように
私は個々の医師の働き方が
より良い方向に向かうとは正直思えず、
悪化してしまうのではないかと危惧しています。

だからと言って医師を辞めるなんて
基本的にはあり得ないと思いますし、
普通に診療していれば年収は1000万円を超えますし、
医師という職業の価値は決して下がるとも思えません。

ポイントとなってくるのは、
①多様性
②自主性
③可能性
この3点ではないかと考えます。

国試に合格し、研修医として働き始め、
専門医や学位を取得した上で
大学にたっぷりとお礼奉公して、
ようやく自分のやりたい事をスタートできる。

そのまま大学に残るのも良し。
民間病院に転身するのも良し。
自らクリニックを開業するのも良し。

ひと昔前までは医師のキャリアとは
このようなものだったと思うのです。

しかし昨今では、
研修を民間病院で受ける方も増えていますし、
臨床以外で働く先生方も増えてきていて、
若手医師はビジネス展開する方も少なくありません。

ヘルスケアやAIの領域では
ベンチャー企業を起業する医師も増えてますね。

産業医の領域でも必要性は増していますし、
医師は病院やクリニックで働くもの…という
固定概念は崩れつつあるようにも思います。

間違いなく医師の働き方は多様化が進んでいますね。

次に自主性ですが、
過去、大学医局に縛られて
がんじがらめだったベテランドクターの話しをよく伺います。

その頃と現在では雲泥の差ですね。
そりゃ臨床医として一人前になるまでは
上司や先輩医師から学ぶ事は多いと思いますけど、
最近は学ぶ場が多くありますし、
WEB上でも相当の学びを得る事はできます。

昔のように最低でも10年は大学医局に在籍しておかないと…という
そんな時代ではなくなっているのは確かだと思うんです。

しかし安易に大学医局を飛び出すのは良くないと考えます。

やはり多くの症例、最新の設備、充実の医療体制があるのは
間違いのない事だと思いますし、
もちろん引き換えにデメリットもあるのでしょうが、
学ぶ環境、経験を積む環境としては
やはり国内最高峰だとは言えると思うのですね。

もし飛び出すなら
必要なのは医師としての人生設計、将来設計、
いわゆるキャリアプランが必要不可欠だと考えます。

これがしっかりしているなら
思い切って飛び出しても良いのでしょうが、
何となく…とか、もう大学はいいや…のような
安易な考えで飛び出すのはリスクが大きすぎると思います。

最後に可能性についてですが、
やはり医師になる方々はそもそも優秀な方が多いです。

しかし優秀さにも個性があると思いますし、
個性が輝くのはどこでも…という訳には行かないと思うんです。

私自身がキャリア相談を受けていて、
その先生の望む人生について話していると
他の可能性をヒシヒシと感じる事は少なくないです。

人は意外と自分の事は見えませんし、
自分の周囲には自分と似た境遇の人が多いでしょうから、
時には善意の第三者とディスカッションして
自分の新たな可能性を探ってみても宜しいかと思います。

厚生労働省や医師会は、
残念ながら現場の医師を使い切ろうという
愚策を連発してきています。

医師だから…という現場への責任転嫁は
為政者として許し難いと私は考えています。

だからこそ、こんな時代だからこそ
個々の医師が
自らの望む未来をじっくりと考えて頂きたいです。

そうしないと…、長い物に巻かれていると…、
下手をしたら馬鹿を見るような事態になりかねません。

これからの医師の働き方は、
多様化し、自主的に動き、
可能性を追い求めるようになると思います。

必要なのは、
キャリアプランという考え方、
そしてプランを決める為の情報収集が大事です。

医師が考えるべきキャリアプランのポイント!

キャリアプランとは
本来医師だけに必要なものではなく
すべての職業人が持っておくべきものだと思います。

しかし我が国では、
高度経済成長を実現するために
良くも悪くも何も考えずに馬車馬のように働く人たちを
養成してきたように思うのです。

その典型的なのが
公務員とサラリーマンではないでしょうか?

キャリアプランなんて一切考える必要なし、
ただただ上司の言う通りに動けば良し、
それを続けていけば年功序列で出世して、
待遇もどんどん良くなっていくよ…。

イチ時期はこれが機能していたのは確かですが、
バルブ崩壊の頃から機能不全に陥った訳ですね。

まだ世の中の上層部には、
この時代の常識を引きずった人が多いですけど、
もうこんなシステムが持たないのは自明であり、
随分前からそう言われてきて、
実際にひと昔前なら潰されていたような成功者も
続々と現れていると思うんです。

これからあと10年、20年、30年以上も働く人たちは
旧態依然としたシステムから脱却して
新しい時代に適応していかねばならないと考えます。

その為に必要なのは才能とか、
運とか、経験とか、実績とか、知識とか、
もちろんこういうものも必要ではありますが、
それよりも何よりもキャリアプランこそが重要です。

その際に必要なのは
当ブログでは何度も取り上げていますが、

・事例
・ノウハウ
・右腕となるパートナー
まずはこの3つです。

事例やノウハウを授けてくれるパートナー。

そしてキャリアプランを構築する際に
ディスカッションする相手としてのパートナー。

ここから可能性や選択肢が生まれて、
キャリアプランが出来上がります。

これを抜きに不透明な時代に裸で突入してしまっては
運を天に任せるようなものです。

多くのエージェントは、
こういった情報を持っている担当者が存在しませんし、
情報収集をしようとすらしていません。

できるのは求人案内だけ。

キャリアプランに関するアドバイスなんて
決してできない人たちなのですね。

特に大手のコンサルタント達は不勉強です。

是非とも良きパートナーとタッグを組んで、
多くの事例やノウハウを手に入れて下さい。

それでは、また…。

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