来春からの新しい職場が決まったK先生。
条件や待遇も
自分の望みにかなり近く、
これからが楽しみになっております。
ただ来春まで
まだ半年ほどあります。
今回の転職活動を通じて、
ずっとアドバイスをくれていた先輩医師が言うには
「辞めるまでのこの期間をどう過ごすかによって
これからの未来も変わってくるくらいのつもりで
真面目に取り組んだ方がいいぞ。
飛ぶ鳥跡を濁さずって言うからな。」との事。
そりゃそうだよな…と思いつつも、
今までと同じモチベーションって訳にも行かないのが
K先生の本音…。
素直に先輩医師に気持ちを伝えてみると、
「それはわかる。
わかるけどそれじゃダメなのもわかるだろう。
こういう時こそ考えなきゃいけないのは
俺たちは医者であるという事だよ。
病院がどうのとか、院長や部長がどうのではなく、
ただ目の前の患者の為だけに仕事をすりゃいいのさ。
それさえできてれば必ず上手く行く。
それをしないからいろいろ問題が起こるんだぞ…。」
とアドバイスを受けました。
患者の為だけ…か。
まあそれならできるな…と思い、
K先生はとにかく目の前の患者さんの為だけを思い、
良い意味で没頭して仕事をしていました。
すると看護師や事務スタッフからは、
「K先生は辞めるのが決まっているのに
仕事はしっかりこなしていて偉い。」なんて言われるし、
院長や上司からはも、
「ホントにお辞めになるのが惜しい先生ですな。
患者思いのK先生なら当院でなくとも
きっと貴重な戦力としてご活躍する事でしょう。」
なんて勝手に評判が高くなっています。
今まで辞めていった先生が、
辞める間際の仕事ぶりが
あまり宜しくなかったのでしょうね。
そして最終勤務日…。
院長はじめ皆さんから花束や記念品を頂戴し、
恐縮しながらも悪い気持ちはしないK先生でした。
欠点ばかりが目について
転職を決めた病院だけど、
意外と良い職場だったんだなあ。
先輩の言う通りに
ただただ目の前の患者の事だけを思って
仕事をしてただけなのに、
そういう事って大事なんだなあと
つくづく思うK先生でした。
もちろんその姿勢は
新しい職場でも貫き通しています。
お陰で患者からも同僚医師からも、
コメディカルからも
上々の評判を得ていまして、
とても仕事がしやすいそうです。
飛ぶ鳥跡を濁さず…。
実は次の職場の為にも大事な事なんですね。
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