おはようございます。
医師、看護師の人生の転機でお役に立つ
転職・開業コンサルタントの
ジーネット株式会社の小野勝広です。
先日、私のブログの過去記事に
コメントを下さった病院の事務長さんが
いらっしゃいます。
匿名のようですが
非常に考えさせられる内容でしたので、
私なりに解釈したものを
ご紹介させて頂きます。
まず昨今の医師専門の転職会社の増え方に
驚いていますとの事です。
確かにおっしゃる通りで増え過ぎですね…。
医療系という括り方をすると、
一説には200社以上あるとも言われています。
正直食べていけているのか心配です。
それで医療業界に役立っているのかと言えば
かなり不安です。
当ブログでは何度も触れていますが、
コンサルタントの質の低さは目を覆うばかりですし、
経営者は効率を重視し
経験の浅い社員を採用し、医療の事も、
人材紹介の事もよくわかっていない人間が
跋扈しているような状況です。
本当に悲し過ぎますね…。
そして同時に人材紹介会社が関わる事によって
医師の給与水準は上昇傾向にあるものの、
反比例するかのような医師の質の低下を
嘆いていらっしゃいます。
弊社のような特長を
色濃く出している会社は別ですが、
大手を中心としたシステム重視の会社から
紹介される医師はそうなのでしょうね。
実際に私も現場でよく伺うお話しです。
これでは人材紹介会社が関わる事で、
医療機関に負担を掛け、
医師の真っ当な努力を
ないがしろにしてしまうのではないかと
本当に心配です。
特に非常勤やスポットで
ご勤務する先生が増えた事により、
責任はないが報酬は高い状況で、
病院の負担は増すばかりでしょう。
そして常勤先を持たない医師は、
ある一定の年齢になると仕事がパタっとなくなり、
定年に近い年齢の医師が
困っているケースもちらほら出てきています。
医療機関の利益率は年々減少し、
法人税アップなどもあり、
紹介会社に支払う紹介料と
医師の報酬に見合った人材を
確保するのが難しくなっている昨今、
この事務長さんは担当する営業マンの腕次第だとも
おっしゃっています。
確かにその通りだと思います。
ハッキリ申し上げて、
過去の医療系人材紹介会社の存在意義が
私にはよくわかりません。
むしろ存在する事により、
医療機関の負担が増し、
医療者の人生を
台無しにしてきたのではないかとまで思えます。
これでは間違いなくいずれ淘汰される事でしょう。
仲介業者として、
医療機関と医療者の間に立つ以上は、
そこに価値がなければならないでしょうし、
報酬に見合う質の高いサービスを
提供しなければならないと考えます。
実際には、医師不足、看護師不足である事を
まるで足下を見るようにして
高額報酬と引き換えに、
ビジョンなき医療者を紹介するような
商売をしてきているのではないでしょうか?
人材紹介会社に限った話しではありませんが、
効率と利益を優先し顧客の満足度を
ないがしろにしているとさえ思えるのです。
すべての企業は再考すべきだと思います。
自分達の存在意義。
提供するサービスの価値。
こういったものをですね。
特に医療系の人材紹介会社は
ひどい状況だと思ってます。
真に医療業界の為を思い、
医療者の為になり、
なくては困る存在になっていかねばならない…、
心からそう思っています。
そんな偉そうな事を言って
お前の所はどうなんだ…と言われそうではありますが、
そこは胸を張って声を大にして言いたいです。
私どもは医療者の本当の意味での味方です。
時には医療者の為になるのなら嫌われたって
厳しい事を伝えます。
また医療機関の事だけではなく、
地域の医療をも考えながらマッチングを行います。
本当の意味で医療業界に役立ち、
喜んで貰い、
医療者の方々から支持を頂けるように精進しています。
利益なんて後から付いてくるものです。
まずは医療業界、そして社会。
また医師、看護師、薬剤師などの医療者の方々。
そういった方々からの信頼と評価を得る為に
仕事をしています。
こういった信念を持ち続けて、
医療界への貢献を果たしてまいります。
微力ではありますが、
勢力は小さくても、
絶対に成し遂げます。
それでは、また…。
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