医師がキャリアプランを考える際には!?

おはようございます。
医師、看護師の人生の転機でお役に立つ
転職・開業コンサルタントの
ジーネット株式会社の小野勝広です。
最近、若手の医師の中には
自分自身のドクターとしての人生を
どう歩むべきか…
お悩みの方が多いように感じます。
ある意味では、とても健全な事だと思いますし、
きっと先輩ドクターも
どこかの時点で悩み、考え抜き、
そして決断を下してきた事でしょうから、
大いに悩んで良いのだと思います。
とは言え、今までは医局の力が強く、
良くも悪くもですが医局の人事、
医局の都合に振り回される事も多く、
なかなか自身の夢を実現するとか、
自身の理想を追求するというのは
できなかったのではないかと思うんです。
開業してようやく…なんてケースも
多かったのではないかなと思います。
もちろん人によって、医局によって
かなり違いはあると思いますけどね。
時代は移り変わっていますから、
これからの医療を担う若手医師は
自らのキャリアプランを自分自身で構築するという事は
必要不可欠になってくるのではないかと考えております。
今日はキャリアプランを考える際に
参考になればと思って書いてみます。
そうは言っても医学的な事は、
私にはわかりませんので、
あくまでも転職のプロとして思う事をお伝えします。
良く言われる事ですが、
下記3つのバランスというのが大事になってきます。
・CAN(できること)
・MUST(やらなければならないこと)
・WILL(これからやりたいこと)
医師にとってCANは重要ですね。
もともと優秀な方が集まっているとは思いますが、
できることを冷静に見つめるというのは実は難解です。
自分ではできると思っていても、
上司や他者から見ると
決してできるというレベルにまで
至っていないケースも多々あります。
ですからこのCANというのは
客観性が必要です。
面接の場などでも
病院側は先生の言う事を信用するしかない訳ですから、
ここで行き違いがあると
お互いに不幸な結果になります。
冷静に第三者の目線で、
自らのできることを把握していきたいものですね。
MUSTは医師としてのミッションになるでしょうか?
個々それぞれのビジョンやポリシーに応じて
やらなければならないという事は違うとは思いますが、
それでも医師法に則って
絶対に外れてはいけない道というのもあるでしょうし、
勤務先のルールや
個人として譲れないものなどもあるのでしょうね。
最後のWILLですが、
私はここが最も肝心ではないかと思います。
医師に限らず右肩上がりの時代は
何となく時代の流れに乗っていれば
それなりに幸福になれたと思うんですね。
ところが、
時代はそれを許さなくなってきていると感じます。
個々それぞれがWILLを真剣に考え、
実現する為に
精一杯の努力をしていかねばならないと思うんです。
とは言え、自分のやりたい事が何かなんて、
そう簡単には見つからないでしょうし、
見つかったとしても
何かの出来事で変わるものだとも思います。
また20代や30代の時点で
60歳や70歳になったらの事ばかり
考えるのもどうかと思います。
ある程度緩やかな形で
自身のビジョンを考えておくのが良いのではないでしょうか。
そして最も大切なのは、
この3つのバランスです。
「CAN」や「MUST」に追われてしまうと、
どうしても「WILL」はおざなりになってしまいますし、
「WILL」ばかり追い掛けて
「CAN」や「MUST」の責務を
果たさないのでは問題がありますよね。
CAN、MUST、WILL…
この3つをバランス良く、
そして客観的に考えていくのが
良いのではないかと思います。
キャリアプランに正解はないと思います。
おそらく描いていた通りの人生なんて
中々歩めないと思いますし、
逆にどこかで変更が入ったりする方が
健全だとも思うのです。
想像通りの人生じゃつまらないですもんね。
だからと言って、
じゃあ考える必要ないじゃんというものでもないと思います。
あれこれ考える事で
過去の自分を棚卸できますし、
振り返りをするからこそ
未来を考える事ができるのでしょう。
数年先の転職を考えて、
今から様々なご相談に乗らせて頂いているドクターも
数名いらっしゃいますが、
客観性を持つ為には
第3者に相談する事も大事ですね。
私で宜しかったらご一報下さい。
それでは、また…。
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