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プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

 

おはようございます。

医師のキャリアプランを軸にして

転職やクリニック開業で希望を叶えるサポートをする

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

若かりし頃は岩波文庫の本が

あまりにも難しくて

恥ずかしながら読めませんでした。

でもチャレンジし続けたからでしょうか、

最近はようやく理解できるようになってきました(笑)。

本日のブログのタイトルは、

【 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 】

といたしました。

医師転職資本主義

本書をピックアップした理由

『 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 』

マックス・ウェーバー 岩波文庫 を読みました。

最近、岩波文庫が好きなんです。

まだ読んでいない本を置いている棚に

何冊もの岩波文庫が出番を待っているんです。

なので時々手を伸ばします。

今回は特に理由はないんですが、

やっぱりマックス・ウェーバーは読まなきゃダメでしょ!って

思っちゃったんですよね~。

強いて言うなら資本主義の成立について

ちょっと勉強したかったというのはあります。

ただね…読めるのかなあ?

理解できるのかなあ?と不安を持ちながら

頑張ってみるか!という事で

本書を手に取ったのでした。

目次

第1章 問題

1 信仰と社会層分化

2 資本主義の「精神」

3 ルッターの天職観念ー研究の課題

第2章 禁欲的プロテスタンティズムの天職倫理

1 世俗内的禁欲の宗教的諸基盤

2 禁欲と資本主義精神

感想

読後…最初に思ったのは…

こ・この本…難しい…という事です。

宗教改革から資本主義が生まれた経緯などは

かなり興味深くは読めたですが、

正直、理解度は30~40%くらいか…と

愕然としたのが最初の感想です。

ところがその後に訳者解説を読むと

本書はマックス・ウェーバーの書いたものの中でも

難しい内容と位置付けられるんだそうで…。

お、ひと安心。

しかもこの訳者解説が何と40ページくらいありまして、

こっちはすごくわかりやすい(笑)。

この解説を読むと理解度がグッと上がります。

でも50~60%くらいですかね?

それでは恒例の私がグッと来た箇所をご紹介します。

貨幣を渇望する「衝動」の強弱といったものに

資本主義とそれ以前の差異があるわけではない。

金銭欲はわれわれの知る限り人類の歴史とともに古い。

(P.55)

資本主義の起源を検討するにあたって、

経済の歴史がその間を動いてきた2つの大きな、

いわば「基調」として、

「必要充足」と「営利」を区別した。

この両者は、

経済活動の様式と方向を決定するものが

人間的必要の大きさであるのか、

あるいはその枠にとらわれぬ利潤の追求と

利潤獲得の可能性であるのか、

によって区別されている。

(P.71)

世俗的職業の内部における義務の遂行を、

およそ道徳的実践のもちうる最高の内容として

重要視したことがそれだ。

これこそが、その必然の結果として、

世俗的日常労働に宗教的意義を認める思想を生み、

そういた意味での天職という概念を

最初に作り出したのだった。

(P.109)

道徳的に真に排除すべきであるのは、

とりわけその所有のうえに休息することで、

富の享楽によって怠惰や肉の欲、

なかんずく「聖潔」な生活への努力から

離れるような結果がもたらされることなのだ。

(P.292)

明白に啓示された神の意志によれば、

神の栄光を増すために役立つのは、

怠惰や享楽ではなくて、行為だけだ。

したがって時間の浪費が、

なかでも第一の、

原理的にもっとも重い罪となる。

(P.293)

まず労働は、

昔から試験ずみの禁欲の手段である。

東洋はもちろん、

ほとんど全世界のあらゆる修道者の規律とは

はっきりと異なって、

西洋の教会では、

労働は古来そうした禁欲の手段として評価されてきた。

(P.300)

人々が勤勉であり、

質素であるのを妨げてはいけない。

われわれはすべてのキリスト者に、

できるかぎり利得するとともに、

できるかぎり節約することを勧めねばならない。

が、これは、結果において、

富裕になることを意味する。

(P.353)

営利を「天職」と見なすことが

近代の企業家の特徴となったのと同様に、

労働を「天職」と見なすことが

近代の労働者の特徴となった。

(P.360)

こうした文化発展の最後に現われる「末人たち」にとっては、

次の言葉が真理となるのではなかろうか。

「精神のない専門人、心情のない享楽人。

この無のものは、

人間性のかつて達したことのない段階にまで、

すでに登りつめた、と自惚れるだろう」と。

(P.366)

勤労、労働、働くということが、

いかにして宗教に影響され、

宗教と勤労が結び付くことで

自然発生的に資本主義が生まれていった…。

のかどうかは私にはよくわかりませんが、

資本主義とは何ぞや?

労働とは何ぞや?

天職とは何ぞや?という事に関しては

何か今まで接した事のない思想を触れる事ができて、

とても刺激的でありました。

評価

おススメ度は ★★★★☆ といたします。

キリスト教の知識がないと

なかなかわかりにくいですし、

訳者がマックスウェーバーの著書の中でも

難解な部類だと言うだけあって

結構読みにくい本ではあります。

しかしだからこそ

その根幹には真理があるようにも感じました。

人間って知っている事ばかりで

生きてしまうと退化すると思うんです。

知らない事に接して、

わからない事に触れてこそ、

成長するのではないでしょうか?

なぜか私は本書を読んで、

何かを掴んだ気になっています(笑)。

乞うご期待です。

それでは、また…。

 

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