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医学生・若手医師のための誰も教えてくれなかったおカネの話

医師転職年収

おはようございます。

医師のキャリアプランを軸にして
転職やクリニック開業で独自のサービスを展開する
ジーネット株式会社の小野勝広です。

おカネってホント大事ですよね。

でもお金だけの人生ってのは
それはちょっと考えものですよね…。

本日のブログのタイトルは、
【 医学生・若手医師のための誰も教えてくれなかったおカネの話 】
といたしました。

医師転職年収

本書をピックアップした理由

『 医学生・若手医師のための誰も教えてくれなかったおカネの話 』
勤務医・個人投資家 Dr.K 金芳堂 を読みました。

先日ある先生と話していた時に話題になったのですが、
ライフプランがマネープランに引っ張られ過ぎている…と。

投資や資産運用もいいけれど
本業で稼ぐ事ができるのだから
安易なお金儲けをするのはどうなんだ?なんて…。

まあその後に喧々諤々の議論となり、
誰がどうのとか、
お金が何だとか、
そういう次元を超えて
もっと深い人生論になっちゃいました(笑)。

私は金融業界で仕事をしていた時期もありますので、
投資や資産運用に関しても
それなりの知識は持っているつもりです。

ただ現在はキャリアプランの専門家として
医師の転職や開業をご支援している訳ですから、
安易なマネー論に走るのではなく、
ライフプランをベースにしたキャリアプランと同様に
ライフプランをベースにしたマネープランを
深く考えなきゃと思ってます。

ついでにキャリアプランについて
セミナーで講師を勤める事が何件かあり、
そのセミナーにおいても
マネープランに触れる所もありましたので
勉強の意味も込めて
本書を手に取ったのでした。

目次

①収入編
1.将来、年収はどのくらいになるのか?
2.給与明細書と源泉徴収票を読めるようになろう
3.常勤か非常勤か常に意識せよ
4.お金 vs 医師のやりがい
5.勤務医 vs 開業医
6.大学の医局に入るべきか?
7.副業を持つべし

②支出編
1.奨学金について
2.医師は金遣いが荒い人種である
3.なぜか苦しい医師の家計
4.クレジットカードを作るべし
5.電子マネーは使うべきだが仮想通貨は論外
6.子どもの学費はバカにできない
7.学会に支払う費用と交通費に気を配るべし
8.マイホーム vs 賃貸
9.飲み会はほどほどに

③節税編
1.節税を知らずして収入を語るべからず
2.国民全員がやるべき「ふるさと納税」
3.老後の備えが控除対象になる個人型確定拠出年金(iDeCo)

④資産運用編
1.貯蓄とリスク
2.資産運用のためにまずなすべきこと
3.理解できない金融商品には手を出さない
4.株式投資のメリットとデメリット

⑤保険編
1.医師賠償責任保険に入るべきか
2.医療保険に入るべきか
3.生命保険に入るべきか

⑥その他編
1.患者からの謝礼金は確定申告する必要があるか?
2.“億り人”ドクター
3.他人からの儲け話は信じない
4.あなたの選ぶ診療科は本当にそれでよいか

コラム
1. 医局を辞めた友人
2. 若いころは貯蓄なんて必要ない
3. ポイントサイトで還元を受けよう
4. セルフメディケーション税制
5. リスクを納得すること
6. 破産した外科医
7. 訴訟問題になりかけたこと
8. 患者が差し出した札束

感想

本書は本名は明かしてはいませんが、
現役の医師が勤務医として働きながらも
数億円単位を動かす投資家としての一面も持っており、
その考え方やノウハウを披露する1冊となっています。

上記の目次をご覧になって頂ければわかる通り、
単なる投資本、資産運用本ではなく、
収入、支出、節税、資産運用、保険と
非常にバランスよくマネーリテラシーを教えてくれます。

ただ医学生、若手医師向けとなっている事から
基本的な内容がほとんどであり、
それ以外は著者が成功している
日本の株式投資の話題が多いです。

冒頭申し上げましたように
私は昨今のライフプランは
あまりにもマネープランに片寄り過ぎている感があり、
マネー以外の考えるべき点が
とても薄くなっている事に危惧を感じております。

その意味では本書は
医師としての人生、それこそキャリアプランも含めて
なかなか示唆に富んだ内容となってはいます。

なってはいるんですけど、
おそらく本書でマネープランに染まる人は
出てくるように思われ、
その方々は医師として学ぶべき事を
見失ってしまうのではないかという心配をします。

著者もそこは気になったのでしょう。

最後の最後に
「お金よりも患者を診よ」と述べており、
外来中に株価をチェックするような
愚行を冒してはならないと注意しています。

投資や資産運用は、
資金がないとできません。

銀行から借金をしてするなんてのは失敗の元です。
リスクが2倍になりますから。

まずは稼ぐ力を身に付ける事。
それからだって遅くないと思うんですよ。

それなのに医学生や研修医が
投資や資産運用にハマるなど
医師の仕事をないがしろにしてしまうのは
あまりにももったいないです。

最近若手医師の中では
投資家として食べていこうとする方が出てきています。

そりゃ本人の自由ですから
私などがどうこう言えないんですけど、
本当に成功している方は
決して多くはないんですよね。

まして医師も投資家も中途半端になるのは
これは避けた方が良いと思います。

本書はマネーリテラシーの基礎を身に付けるには
とても良い内容だとは思います。

そして実際に数億円の資金を動かしている著者は
最後にはこのように述べています。

誰が何と言おうとお金は大事です。
しかしお金に溺れてはいけません。
あくまで趣味の一つ程度にとどめておいて下さい。
そのほうが、きっとうまくお金と付き合っていけます。

著者はこういうスタンスだから上手く行ったのでしょう。
そして勤務医として普通に仕事もされている訳です。

医師を辞めて、医師の仕事を週1~2日にして、
投資家として資産運用会社を興す。
こんな展開はどうでしょうか?

もちろん個々のそれぞれの人生ですから
自己責任で選ぶのは本人なのですが、
医師は日本最強最高の資格でもあり、
人の病気やケガを治せる価値ある仕事なだけに、
それを捨ててしまうのは
慎重になって頂きたいなあと個人的には思ってます。

評価

おススメ度は ★★★★☆ といたします。

私のような仕事をする人間、
つまり医師のライフプランやキャリアプランを
追求している人間からしたら
なかなか興味深く実に勉強になりました。

でも本書がターゲットにしている
医学生や若手医師は読まない方が良いように思います。

むしろすでに一人前になって稼ぐ力を充分に持ち、
精神的にも大人の余裕を持った
中堅からベテランの医師が読むべき本だと思います。

よ~く考えよう。
お金は大事だよ~というCMがありましたが、
そうですね、お金は大事ですね。

でもお金で人生を棒に振った人は多く、
自ら命を絶つような人も過去相当数いて、
お金で人生を狂わせてしまった人もいる訳です。

お金は大事です。

でもそれよりもさらに大事なものがあり、
それが見えないと
お金に翻弄されてしまうのだろうなと思います。

人生を複合的、多角的に見据えて、
その上で趣味の範囲でお金を考えるくらいが
ちょうど良いと私も思うんですよね~。

それでは、また…。

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