1. HOME
  2. ブログ
  3. 医療業界の採用シーン
  4. 医師の転職エージェントの紹介手数料はサービスに見合っているのか?

BLOG

ブログ

医療業界の採用シーン

医師の転職エージェントの紹介手数料はサービスに見合っているのか?

エージェント 紹介手数料 過渡期

おはようございます。

医師、看護師の人生の転機でお役に立つ
転職・開業コンサルタントの
ジーネット株式会社の小野勝広です。

先日、大阪私病協組合の内部調査の結果が
ニュースになっていました。

要約しますと、
手厚い看護配置が必要となる
7対1入院基本料を算定する民間病院が、
看護師を恒常的に確保する為に
人材紹介会社へ支払う手数料は
年間で1000万から2000万円規模に上る事が
わかったとの事です。

またあるケアミックス型病院では、
医師と看護師を確保する為に
年間6000万円を投じている所もあったとの事。

このニュースを報じていた情報提供会社が
同組合に加盟する2つの300床規模の病院に
看護師紹介の現状を聞いたところ、
ある病院では6ヶ月間で看護師30名の紹介を受け、
紹介手数料は合計2108万円1000円。

この病院の理事長のコメントは、
「中医協の議論はさおき、民間病院では
独自にどんどん確保していかないと
7対1の維持は難しい」とありました。

また別の病院では
1年間に看護師23人の紹介を受けて
紹介手数料が1417万円であったが、
23人のうち4人が3ヶ月以内に退職したとの事。

こうした高額負担を打開する為に
大阪私病協組合は
民間の院内情報サービス会社が立ち上げする
「全国看護師求人情報サイト」を
同組合のウェブサイトとする方針を決め、
加盟病院が広告料月額3万円を支払う事で
検索サイトに求人情報を掲載できるそうです。

同組合の副理事長は、
この新サイトについて
「近年の有料人材紹介への高額負担は
民間病院にとって極めて厳しい。
紹介手数料は医業収入(診療報酬)から賄っており、
1000万円単位の拠出には危機感を持っている」と
述べております。

一方、日本病院会が昨年3月に実施した
「医師等の人材確保・養成に関する調査」では、
1つの病院が1年間に負担した紹介手数料は
平均で767万円だったとの事。

紹介手数料の相場は医師、看護師ともに
雇用対象者の年収の15~20%が
最も多い価格帯であったと書かれております。

普通にこのニュースを見れば、
人材紹介会社が医療の世界に進出してきた事を
医療界はネガティブに
受け止めているという事になるのでしょう。

しかし独自の採用だけでは現場が回らず、
背に腹は代えられない状況なので
致し方なく利用しているという感じなのでしょうね。

私もこのニュースも見て思う所が多々あります。

ですが、みなまで書くと
かなり長くなりそうなのでとにかく1点だけ。

医療界における人材紹介会社の歴史はまだ浅いです。
過渡期なんだと思います。

私から見ても、
ビジネス界における人材紹介会社よりも
医療界の人材紹介会社は、
決して質は高いと言えない状況が続いていますから、
医療界の方々が思う
人材紹介というサービスは
まだまだ好印象とまでは行かないのでしょう。

ですから、これから価格に見合ったサービスを
提供できない会社は
退場を促される事になると思います。

そうして良質な会社が生き残れば、
自然と提供されるサービスの質は高くなり、
価格に対する不満も
減少するのではないかと思ってます。

実際には、高価格だけど
良質なサービスを提供する人材紹介会社と、
低価格でそれなりのサービスを提供する
人材紹介会社が混在し、
ユーザー側が時と場合に応じて
使い分ける形になるのではないでしょうか。

と同時に病院側の医師、看護師の採用体制も
整えざるを得なくなっていくと思います。

現状では専任の採用担当者を置いている病院は
少数派ですし、
その担当者も決して
採用のプロとは言えません。

兼務していたり、
畑違いの部署から異動してきたりですからね。

結局は採用という業務を内部で賄うか、
外部にアウトソースするかという判断であり、
内部で賄うなら
そこには人件費と運営費が発生する訳で、
その費用とアウトソースした際の金額がどちらが安く済むか?
そして結果はどちらが出るのか?という点が
判断基準となるのしょうね。

とても難しい問題ですが、
それぞれが
それぞれの事情で決定していくのだと思います。

私としては、
とにかく良質のサービスが提供できるように、
そして医療者に選んで頂けるように、
精進を続けてまいります。

エージェント 紹介手数料 過渡期

で、タイトルの紹介手数料は
サービスに見合っているのか?でありますが、
ビジネス界における紹介手数料は
年収の25~35%であり、
一部職種では40%も超える事を考えると、
決して高額とは言えないと思います。

ただその中から退職に至る割合が高かったり、
明らかなミスマッチの人材を紹介していたりすれば、
15~20%でも高いという評価を受けるのでしょう。

医療界は圧倒的な売り手市場でしたので、
今までは質よりもとにかく人材の確保…と
考えざるを得なかった所もあるのでしょうが、
これからは量の問題だけでなく、
質の問題が求められるのではないかと
考えております。

それでは、また…。

*ジーネットTV 動画も続々アップしています!

関連記事