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事前に聞いていた内容と違う!まさかの院長就任依頼で戸惑う医師。理解しないエージェントの担当者。

2019年11月18日by gnetdoctor

 

訳あって転職活動をスタートしたS先生。

第一希望のクリニックに面接に来ました。
と・ところが…。

もうすぐ50代という年齢的な問題もあり
週1回の当直や
オンコールでの呼び出しなどが辛くなり、
あと10年、20年続けられる働き方を求めて
転職活動を始めたのだそうです。

当初は知人ドクターの伝手を頼ったり、
求人誌、求人サイトを見て
直接問合せをしてみたりしましたが、
どうも上手く進みません。

致し方ないので
WEB上でよく見掛けるエージェントに
問合せをしてみました。

すぐに連絡が入りアポイント。

待合せ場所に行くと
爽やかな好青年が待っていました。

挨拶を終えると
S先生はどんな病院がご希望ですか?と聞かれましたので
自分の考えている事をお伝えしました。

すると鞄から
数枚の求人票を取り出して
S先生に合いそうなのは…
これと、これと、これですかね?と
いきなり求人を打診してきました。

できる事なら夜間の仕事は避けたかったので
その中にあったクリニックの勤務医の案件に
興味を持ったようです。

年収は今と同等ですが、
当直やオンコールから離れられるし、
クリニックの勤務医なら
外来だけだし、
重い責任もないだろうから
これで良しとしようと思い、
担当者にここが興味ありますと伝えると
翌日には面接日の調整、
そして翌週には面接と一気に話しは進みました。

面接日当日、
応対してくれたのは法人の理事長と事務長。

多少の雑談の上で
先方理事長から切り出されたのは
「S先生、ここの院長になってくれませんか?」でした。

もちろん給与を含めて、
様々な待遇のアップを約束してくれました。

同行してくれた担当者を見ると
案内した求人の内容と異なっているにも関わらず
涼しい顔をしています。

自分は高待遇を求めてここに来た訳ではないし、
クリニックの常勤は初めてだから
あまり責任の重いポジションは困るんだよな…。

だいいち今の院長はどうするんだ?と思い質問すると
残念だけと退職する事になりました…と。

そんな院長がいきなり辞めてしまうところで
自分のように病院ひと筋で働いてきた医者が
院長を務めるのは荷が重い…。

その場では話しを明確な回答をせずに、
できたら勤務医としても検討して頂けると助かりますと
理事長に伝え、辞去しました。

 

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帰り道、担当者と話していると、
良かったですね、

院長のオファーをしてくれるなんて!と
全くこちらの気持ちをわかってくれてません。

さすがにこの話しは乗れないし、
この担当者とも信頼関係を築く事は難しそうだな…と考え
転職活動はリセットしたそうです。

ここまで事前に聞いていた話しと違うなんて…
ホント困るぜと憤るS先生でした。

 

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