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待場の現代思想

 

おはようございます。

 

医師のキャリアプランを実現するために

転職やクリニック開業などのシーンで支え続ける

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

現代社会の複雑さは

年々深まるばかりのように思えます。

 

それを突き詰めると

要は「答えがない」という事ではないでしょうか?

 

つまり私たちは答えがない中で

何をどう考えれば良いのかもわかっておらず

もがき苦しみ、

彷徨っているような感じを

私は持っているのですが

皆さんはいかがお考えでしょうか?

 

本日のブログのタイトルは、

【 待場の現代思想 】 といたしました。

 

 

本書をピックアップした理由

『 待場の現代思想 』

内田 樹 NTT出版 を読みました。

 

敬愛する内田樹の現代思想…。

読まずにはおれません。

 

冒頭申し上げた世相の中で

こうだ!と一刀両断できる方は

そう多くありません。

 

しかし内田さんの思想は

私たちに大きなヒントをくれること間違いなしです。

 

疑問、不安、不満に対して

スパッと斬り込んでくれる

大変貴重な方だと私は考えています。

 

この待場シリーズも結構読みましたが、

まだまだ未読のものがあるようで…。

コツコツと読破してまいります。

 

メッチャ楽しみにして読み始めました。

 

目次

第1章 文化資本主義の時代

第2章 勝った負けたと騒ぐじゃないよ

第3章 街場の常識

「あとがき」、あるいは「生きることの愉しさ」について

 

感想

うん、さすが。

本作品もアフォリズムが満載で

大変に学びとなる良書でした。

 

特筆すべきは第3章です。

 

一般人からの人生相談に内田さんが答える。

これがとんでもなく秀逸…。

 

質問自体はごくごく一般的なものなんです。

 

敬語、お金、給与、モチベーション、転職、

社内改革、フリーター、結婚、離婚、贈与、

大学、学歴、倫理など…。

 

ところが内田さんの回答は

とてつもなく深く、広い。

 

物の考え方がひと味もふた味も違う。

あり得ないくらいに裏の裏をも考えていく。

 

そんじょそこらの人生相談では出てこない

本質、原則を突いていきます。

 

ホントこの第3章は必見だと思います。

 

さて、ここからは

恒例の私がグッときた箇所をご紹介します。

 

現行のビジネスモデルの欠陥を発見した

慧眼の経営者が新しいビジネスモデルを作り出す。

けれども、成功したビジネスモデルを創出した経営者の多くは

そのモデルの「耐用年数」を過大評価する。

成功がはなやかなものであればあるほど、

そのモデルの欠陥を発見し、

そのモデルを放棄して、

市場から撤退することは困難になる。

そして、巨万の富を生み出したビジネスモデルが

ある日信じられないほどあっさりと崩壊する。

(P.28)

 

「クール」というのは、

私的な定義によれば、

自分の立ち位置を

かなり「上空」から見下ろせる知性のあり方である。

(P.50)

 

ほんとうにむずかしい問題というのはね、

「答えが出せない問題」じゃなくて、

「答えがたくさんあって正解がない問題、

 あるいは、どれもが正解であるような問題」

のことなんだ。

(P.83~84)

 

率直に申し上げよう。

「転職しようかどうか迷っている人」というのは、

「転職せざるを得ないほどには追い詰められてはおらず」

かつ

「転職しても成功する確率の低い人間」である。

(P.113)

 

勘違いしている人が多いので、

ここできっちり申し上げておきたいが、

知性というのは「自分の愚かさ」に

他人に指摘されるより先に気づく能力のことであって、

自分の正しさをいついかなる場合でも

言い立てる能力のことではない。

(P.122)

 

高等教育においていちばんたいせつなのは、

学生が「すでに知っている知識」を

量的に拡大することではなく、

学生に「そんなものがこの世に存在することさえ

知らなかったような学術的知見やスキル」に

不意に出くわす場を保障するということなのである。

(P.197~198)

 

私たちが自分に課すべき倫理的規範は

ある意味で簡単なものである。

それは社会の全員が

「自分みたいな人間」になっても、

生きていけるような人間になることである。

(P.223)

 

人間は限られた時間、

限られた空間のうちに封じ込められ、

一度壊れたら二度と旧に復することがなく、

一度失ったら二度と出会えないものに囲まれている。

人間をめぐる事象のすべては不可逆的に失われる。

しかし、「すべては消滅し、私たちは必ず死ぬ」という

事実そのものが

実は人間の幸福を基礎づけているのである。

(P.230)

 

何をどう考えたらいいのか。

私にはそのヒントが散りばめられているように感じました。

 

特にあとがきは必読ですよ。

生きていてつまらない人。

希望を見失ってしまっている人。

未来に絶望している人。

 

きっと本書で脱出できると思います。

 

評価

おススメ度は ★★★★☆ といたしました。

 

正直、5つ星でも全然いいのですが、

とても勉強になりましたし、

まさに知性が起動するようなワクワク感を

味合わせて頂いたのですが、

これって現代思想なのか?という点に

若干疑問を持ちましたので

その分だけマイナス1としました。

 

本書は若い方が読むと良いと思います。

もしくは中学生、高校生、大学生くらいの

お子さんを持つ親御さんも良いでしょう。

 

ここにある考え方や

思考方法を知っておくと

大人になってからも

失敗しない人になれると思います。

 

私たちの身体は食べ物から出来上がりますが、

私たちの思想は考量から出来上がるのでしょうね。

 

内田さんの考量の水準は

とてつもないボリュームであり、

それが生き方、考え方、働き方に現れると

悩みがクリアになると思います。

絶賛おススメです。

それでは、また…。

 

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