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美容皮膚科医として郊外で働くのも一考の余地あり?

2019年8月6日by gnetdoctor

おはようございます。

医師のキャリアプランを軸にして
転職やクリニック開業で希望を叶えるサポートをする
ジーネット株式会社の小野勝広です。

都心部であくせく働く。

どうしても人が集まる都心部のニーズは高いですから
致し方ない面はありますね。

しかし視点を変えてみる事で、
意外なメリットを享受できたりもするものです…。

本日のブログのタイトルは、
【 美容皮膚科医として郊外で働くのも一考の余地あり? 】
といたしました。

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集中する都心部の美容皮膚科クリニック

都心部は人が多い。
地方は都心部ほど人が多くない。

人が集まるから都心部になり、
人が集まらないから地方になる。

まあごく当たり前の事なんですけど、
転職や開業を検討する際には
マーケットの分析や情報収集は欠かせませんので
当たり前の事もきちんと頭に叩き込む必要があります。

東京都心部では、
大学病院や都立病院が多いために
民間の総合病院はそれほど多くありません。

しかしそのかわりにクリニックは多いですね。

駅近には何件ものクリニックが乱立しており、
ターミナル駅の周りには内科、歯科などは
何件もあったりしますもんね。

今回注目したいのは美容皮膚科なんです。

なぜなら都心部も都心部、
銀座、表参道、恵比寿、新宿、渋谷など
とても限られた地域に集中しているんですね。

仮に美容皮膚科で開業を検討する先生がいたとして、
これらの地域で勝負しますか?
それとも過剰と判断してこれらを避けますか?

いずれを選ぶかは
それぞれの戦略だとは思います。

やはりこれらの地域を患者が望んでいる事もあるでしょうし、
場所へのこだわりを持つメリットはあるでしょう。

しかし真逆の発想もあって然るべきかと考えます。

ある美容皮膚科医の決断

実は私が随分長くお付き合いさせて頂いている
美容皮膚科の先生がいらっしゃいます。

この先生の生き方が非常に興味深いので
個人情報保護に配慮して
多少脚色を加えながらご紹介いたします。

私がこの先生と出会ったのは
今から7~8年も前の事です。

前述したエリアで美容皮膚科クリニックを開業して
院長をされていました。

たまたま美容皮膚科クリニックに
就職を希望している先生と出会ったので
この院長に提案したのが始まりです。

こちらのクリニック…。
とてつもない繁盛クリニックでした。

私が訪問すると
なんとエレベーターホールにまで
患者さんが溢れていました。

聞くと毎日こんな状態だとか…。

だからこそ医師を採用したいニーズがありまして
結果的に私1人でこちらのクリニックさんには
常勤、非常勤合わせて10名前後の先生を
ご採用頂きました。

それからも患者さんは増え続けていたのですが、
在籍医師も増えたお陰で順調に業績を伸ばし、
とても忙しくされていたそうです。

しかし数年後…。
風の噂に聞いたのは、
あまりのハードさに院長がバーンアウト…。
燃え尽き症候群になってしまったというお話しです。

クリニックを後進に譲り、
院長はしばらく静養に入ったと伺いました。

私もかなり心配していたのですが、
約1年後にその元院長から連絡が入りました。

心も身体も充分に休めました。
仕事に復帰したいので相談に乗ってくれないか?と。
もちろん喜んでその先生に会いに行きました。

クリニックについて、院長自身について、
様々なお話しを伺いました。

院長は患者の期待に応えるべく
少し頑張り過ぎたのかもしれない。
ほとんど休みが取れていなかった。

美容皮膚科の世界では
当然、当直やオンコールがある訳ではありませんが、
土日が稼ぎ時という事もあり、
1週間連続で勤務どころか、
1カ月休みなく働く事もあったそうです。

クリニックは人の手に渡ったし、
自分も戻る気はない。

あの時のようなペースで働くのも
さすがに躊躇する。

自分は皮膚科、美容皮膚科の領域でしか生きられない。
楽をするつもりはないけれども、
少しゆったり目で働けないかな?

私はそうなると都心部の流行っているクリニックは
難しいのだろうなあ。

まして元々開業医として成功していた先生だから
ご自身も雇用する側もやりにくいだろうし…と考えて
発想を逆転させ、郊外で探してみました。

すると埼玉県に複数店舗出している
美容皮膚科グループで医師の募集がありました。

もう少し調べていくと
何とここの事務長は知人が務めている事がわかり、
連絡して事情を話すと
〇〇院ならピッタリかもしれないとの事。

先生に話すと興味を持ってくれて
理事長と面接をして相思相愛。

働き方も余裕がありますし、
条件面も問題なく、
先生に取っても良い話しとなって
トントン拍子で入職が決まりました。

ところがこの話しには
まだまだ続きがありまして、
何とこの美容皮膚科グループ自体が解散。

んん、どうしようと考えていたら
ちょうどこの先生からご連絡が入り、
〇〇院だけ自分が買い取って
このまま営業する事にしました…との事でした。

先生、もう院長は嫌だ…と…。
経営はもういいやっておっしゃってませんでしたっけ?と伺うと
まあ、そうだったんですけどね。

埼玉って東京の都心部とは全然違うんですよ。

競合クリニックもそれほど多くないので、
消耗戦のようなマーケティングは必要ないし、
何より患者層がいいんですよ。

クレーマーのような方はほとんどいないし、
成果が出るとスゴく喜んでくれる。

またスタッフも素直な人が多くて、
地に足を付けてクリニックを運営できるんですよ。

もう院長は嫌だとか思っていたけど
それは都心部に限った話しだけだったかもしれないですね。
意外と埼玉いいですよ。
…とおっしゃっておりました。

都心部で美容皮膚科クリニックを開業。
患者さんが増えて大繁盛。
事情があって勤務医に転身。
そしてまた事情があって開業医に転身。

今は心身ともに落ち着いて
無理なく美容皮膚科クリニックを運営している。

まさに決断の連続ではありましたが、

とにかく「今」がストレスなく
診療できている事が私は喜ばしいです。

池袋駅から30分!は遠いでしょうか?

そして先日この先生と別件で商談があり、
久しぶりにお会いしてきました。

クリニックは相変わらず順調で、
毎日充実した日々を過ごしていたそうです。

するとこの先生からご依頼が…。
小野さん、前の時のように医師を紹介してくれませんか?
常勤医師を1~2名、
非常勤医師も1~2名採用したいんです。

お陰様で患者さんは少しずつ増え続けていますし、
経営は順調です。

ただこれ以上患者さんが増えるとなると
そろそろ医師の採用を本格的に考えなければならない。
最近そう考え始めているんです。

都心部とは違って、
通勤の問題がどうしてもありますけど、
当院は最寄駅から徒歩1分ですし、
池袋駅からは30分ほどです。

下りですから電車も空いていますし、
毎日ラッシュの中を通勤するよりも
意外と健康的に通勤できるんですよ…との事でした。

この先生の患者さんからの厚い支持を知っている私としては、
また若手医師への教育・指導の手厚さ、
クリニック内の人間関係の良さ、なども理解していますので
何とか良い先生をご紹介差し上げたいなと思い、
こんなブログを書いてみました(笑)。

もし池袋から30分なら負担にならず、
美容皮膚科医として成長したく、
良い患者さん、スタッフに囲まれて仕事をしたいなら
是非ともご検討下さい。

それでは、また…。

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