医師にとって
キャリアチェンジというのは
今後少しずつ増えてくるのではないかと思ってます。
しかしキャリアチェンジにはリスクも伴います。
今回はキャリアチェンジの失敗事例をご紹介します。
大学医局で消化器内科医として
研鑽を積んでいるK先生。
まだ30代前半とはいえ
ハードな勤務が続く事から
転職を考え始めたのだそうです。
エージェントにお会いして
当直をなくしたい、
オンコールも避けたい、
できるだけ年収を上げたい、と
希望条件を伝えると
翌日からいくつかの求人を紹介してもらいました。
ただし消化器内科医としてではなく、
美容外科クリニックがほとんどだったのです。
しかし当直やオンコールから解放されて、
なおかつ給与が劇的に上がる事は
間違いありません。
それもひとつの手か…と考えたK先生は
ある美容外科クリニックの面接を受けてみました。
すると今までの職場とは全く違う
豪華な雰囲気に圧倒され、
接遇マナーが抜群に良いスタッフ、
都心部という立地、豪華な内装、セレブな雰囲気、
ドクター陣も若く溌剌としていて、
今までお勤めになってきた大学病院とは全く違う事に
思わず惹かれてしまったのだそうです。
それから半年後にK先生は
こちらのクリニックに入職しました。
そして1年後に退職を決意しました。
最も違和感を感じたのは
今までは黙っていても患者さんは押し寄せてきたのに
自由診療ではドクターが
自ら患者を獲得しなければならない事です。
他のドクターはinstgramやyoutubeを活用し
集客に取り組んでいますが、
どうもK先生はこういうものが苦手です。
するとクーポンで来院する患者さんしか担当できず
実績が上がらないんですね。
自分は営業をしたくて医者になったのではないのだから
やっぱり保険診療に戻ろう…。
そう決意されたのですが、
ここで問題発覚。
随分と年収アップしていたために
病院の求人条件では
かなりの年収ダウンになってしまうのです。
年収ダウンを飲んで病院に戻るか?
営業にもチャレンジしながら
このまま自由診療で生き抜くか?
悶々としながら
なかなか決断できずにいるK先生でした。
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