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キャリアドリフトを内包した医師のキャリアプラン!

2020年3月4日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師人生を今より少し良くする為に
キャリアプランを軸に転職やクリニック開業を成功に導く
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

キャリアドリフト…。

先日もキャリア〇〇という用語は
続々と増えているという話しを書きましたが、
それだけキャリアに関する関心が高まっているのでしょうね。

それだけ先行き不透明な時代である事を
多くの方が感じているのでしょうか?

 

本日のブログのタイトルは、
【キャリアドリフトを内包した医師のキャリアプラン!】
といたしました。

 

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これからどうなるか
わからない時代のキャリアプラン…。

さすがに将来が見えにくい時代ですね…。

医療業界におきましても
悪化し続ける財政状況を背景に、
長引く人材不足と
医師の働き方改革に備えた労働環境の整備によって
医療現場は汲々としているのではないかと想像します。

こんな時代ですと
先の事なんか考えてもどうなるかわからないし…という
意見を伺う事も多いのですが、
私はこういう時代だからこそ
サバイバル戦略の一環として
キャリアプランを考えておくべきと思ってます。

なぜならキャリアプランって
1本の道ではないんですね。

大まかな方向性、ある意味でのゴールに向けた
戦術論でもありますので、
ルートは複数あって良いし、
Bプラン、Cプランを持っておくのもありです。

むしろこんな時代だからこその
キャリアプランではないでしょうか?

だって右肩上がりの時代や
ど真ん中の道筋が見えるのであれば
キャリアプランなんて考える必要がないと思うんです。

今よりも少しより良い未来。
それを実現するためには
プランを微調整しながら
フェーズフェーズでキャリアプランを検討するのが
我が身を救う事になるのではないかと考えています。

 

そんな時代だからこその
キャリアドラフトという概念

先日SNSである先生とやり取りをしていた時に出てきたのが
この「キャリアドリフト」という概念です。

ご存知の通り、
私は医師にもキャリアプランが必要ですと
常に言い続けている訳ですが、
このある先生より
「私は最近キャリアドリフトだと感じています」と
お言葉を頂戴し、
う!なるほど、確かに…と思った次第です。

ではキャリアドリフトとは何でしょうか?

簡単に申し上げると
キャリアプランとは目標管理をベースにした
主体的な考え方でありますが、
まさにその真逆の概念です。

つまり環境変化に応じて
柔軟に流されることを前提にした
キャリアデザイン手法であります。

あえて事前にキャリアのルートを定めずに
目の前に現れる変化を楽しむつもりで
自然の流れ、環境変化に身を任せるような
キャリアの過ごし方ですね。

私自身はキャリアプランが大事であると主張しており、
実際にキャリア相談のシーンでも
5年後の自分は?とか
10年後にはどうなっていたいか?を考えた上で
キャリアプランを作りましょうと
アドバイスをしています。

これは今までの我が国が
終身雇用や年功序列を制度としてきたからこそ
目標設定と到達するルートを決めていく
必要があったのだと考えています。

事実、これは現在でも正攻法でありますね。

ただこれだけ時代の変化が激しくなると、
また先行きが見えない不透明な状態になってくると、
思い描いていたキャリアプラン通りに行く事は
段々と少なくなっているとも言えますし、
そもそもキャリアプラン自体が
無効になってしまうケースすらあると思います。

ここでキャリアアンカーという考え方が重要になってくるのですが、
キャリアアンカーとは、
個人がキャリアを選択していく上で
絶対に譲れない軸となる価値観や欲求、能力などを
人生の「錨」(アンカー)として例えられている訳ですね。

つまりキャリアアンカーがしっかりしていれば
キャリアプランの修正は容易であると思うのです。

もともと私自身のキャリアプランの考え方は、
キャリアプランは1度構築したら終わり…ではない。

人生のフェーズフェーズで再検討すべきだし、
ガラリと変えてしまっても全然良いと考えています。

私のキャリアプランの考え方の根幹は、
皆さんよくご存じのように
① 中長期的に考えること
② ライフプランをベースにして考えること
③ 自分らしいオリジナリティを大切にすること
であります。

そうすると
中長期的に考えれば
当然時代や環境の変化によって
キャリアプランを組み立て直す事はあり得ますし、
ライフプランをベースにすれば
ご家族やご両親などの状況によって
キャリアプランを考え直さざるを得ない時もありますし、
自分らしいオリジナリティを考えれば
志向性の変化や
過去立てた目標が通用しなくなったり
新たな自分の考えが出てきたりなど、
やはりキャリアプランを変える必要は出てくるのですね。

そしてそれでいいと思ってます。
人生100年時代と言われる中で
今とか、次とか、
近視眼的になってはいけないと思うのですよ。

ですからキャリアドリフトという概念は
私の考えるキャリアプランと
決して相反するものではないと考えています。

 

想定内のキャリアドラフトで
キャリアプランを構築する!

キャリアプランという用語にこだわるのではなく、
もっとしなやかで、柔軟性のある
自分ならではのキャリアプランを考える事が肝要です。

以前にハイブリッド型の転職なんて記事を書いたことがありますが、
私が考えているキャリアプランとは、
もっと大きくて、柔らかくて、伸び縮み自由なものです。

つまりキャリアドリフト内包型のキャリアプランとでも
言えば良いでしょうか。

キャリアアンカーにしても、
キャリアパスにしても、
キャリアマップにしても、
キャリアデザインにしても、
キャリアビジョンにしても、
キャリアショックにしても、
キャリアピークにしても、
キャリア資本にしても、
キャリアアップにしても、
キャリアキープにしても、
キャリアダウンにしても、
キャリアチェンジにしても、
セカンドキャリアにしても、
パラレルキャリアにしても、
スラッシュキャリアにしても、
キャリアリテラシーを持って、
キャリアプランに組み込んでいく。

こういう考え方が必要になると思ってます。
そして今後の転職やクリニック開業は
その大前提としてキャリアプランがありきではないと
上手く行かなくなってくると思うんです。

求人や開業物件に
高条件とか、高待遇とか、希少性とか、
そういうものを求めても
その裏にはリスクがある訳ですしね。

これからの医師人生は
主導権を自分が握って人生を、
キャリアを選択し、決断していく。

組織や上司や求人や開業物件に
主導権を渡してしまっては
やっぱりいい事ないと思うんですよ。

だって時代や環境の変化は早く、
先行きが全く見えないのですから。

キャリアリテラシーを持って
自らのキャリアプランを構築していく。
主導権は自分が握る。

これこそが自分の人生を切り拓いていく
根本的思想になると良いのではないでしょうか?

それでは、また…。

 

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