おはようございます。
スペシャリストである医師を
ゼネラリストとして転職・開業シーンで支え続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
わからない…。
わからなければフリーズするのは普通ですよね。
わかるから1歩を踏み出せるのであって、
わからないまま1歩を踏み出すのはリスクが大きいです。
本日のブログのタイトルは、
【 どの会社を選んでよいのかわからない…医師の転職・クリニックの開業 】
といたしました。
どんな会社を選んでよいのかわからない!?
医師の転職にしても、
クリニックの開業にしても、
どの会社が自分に合うのか?
自分の未来を託す価値のある会社はどこか?
ハッキリ言うとわからないですよね…。
良くも悪くも企業側からは
美辞麗句ばかりの宣伝広告しか提供されず、
それを信じて依頼したら大失敗…なんて事も少なくありません。
スポットや非常勤などのバイト探しならまだしも、
常勤先の転職であったり、
一生に1度のクリニック開業であれば、
そりゃどこに依頼するかは迷うのが普通です。
実際に企業側が
先生方が期待するサービスを提供できているか?と問えば
私ですら首を横に振る状況です。
広告論を勉強すると、
消費者にとって有用な情報、
有益な商品、サービスをお知らせするのが
本来的な広告の意義、目的、価値であると理解できます。
しかし残念ながら現在の広告は
消費者を惑わせて、
仮に虚偽であっても、
自社商品やサービスを買わせたもの勝ちとなってますね。
JAROさんにはもっと頑張って欲しいですが、
所詮、宣伝広告なんて信じるに値するものではありません。
むしろ害悪にすらなりかねない状況なのですね。
当ブログでは何度か申し上げてきましたが、
医師の転職エージェントや
クリニックの開業支援業者の宣伝広告も
呆れるばかりにヒドイものです。
そこには有用、有益な価値など全くありません。
ただただ医師からの問合せが欲しいだけの
騙しの宣伝広告と言っても過言ではありません。
よって宣伝広告に惑わされずに
自らの目で業者選びをした方が良いですね。
<参考>
「医師 転職」で検索して出てきた会社を上から適当に選んだ…という失敗!
医師の転職エージェントの選び方
どのように転職エージェントを選ぶか?
決して正解のあるものではありませんが、
いくつかポイントになるものはあると考えます。
私が考えますに…
① 経営者や社員の顔が見える
② 宣伝広告以外の情報発信に積極的である
③ 求人以外に強みを持つ
④ 医療に詳しい
➄ 医療に思い入れがある
この①~⑤を持つエージェントなら
それほど悪くないんじゃないかと思います。
①は毎度言う事ですが、
まともな商売をしていれば
正々堂々としていられる訳です。
隠れてコソコソするには
やっぱり理由があってですね、
ホームページ見ても
社長はおろか、社員も誰も顔出し、名前出ししていない会社は
絶対に避けた方がいいと思います。
②もいつも言う事ですが、
宣伝広告というのは
あくまでも企業側の理屈でしか出しません。
どんなに悪どい会社でも、低レベルな会社でも
宣伝広告ではキレイ事を述べますね。
明らかな虚偽の場合もありますけど、
金払って広告出してるんですから
これはいかんともしがたいです。
情報リテラシーを高めて
怪しい宣伝広告に騙されないようにしなきゃいけませんね。
③はかなり重要ですが、
これを事前に把握するのは難しいです。
ただ少なくとも今だに5年前と同じような
〇〇件の求人あります!とか、
あなたにピッタリな求人あります!とか、
非公開求人があります!とか、
登録すると〇〇円進呈とか、
◇◇カード〇〇円分進呈とか、
こういう手法を使っているエージェントは
避けた方が無難です。
特に金銭に関しては
いつ労働局から厳しい指導が入ってもおかしくありませんので、
そんなエージェントとお付き合いするのは止めた方がいいでしょう。
④、➄は私にとっては
医療系のエージェント業を行うなら
ごく当たり前の基本的な姿勢だと思うのですが…。
残念ながらそうではありません。
医療を食い物にしてでも金儲けしようとする経営者もいますし、
こういう人に限ってキレイ事を並べ立てますし、
ノルマを達成する事しか頭にない担当者もいます。
どこの世界にも一定数のロクでもない人間はいますが、
やはりこういう人達には近づかない方が良いですね。
エージェントなんてどこでも一緒でしょ?と
言われる事もありますが私の答えは違います。
エージェントによって享受できるサービスは
とてつもなく差がありますから、
是非ともエージェント選びは慎重になさって下さい。
知名度や規模が大きいところが良いという事は全くなく
より大きな売上を上げねばなりませんので、
厳しいノルマを課されている担当者が
とんでもないヒドイ事をしでかすケースもありますので
どうぞお気をつけて下さい。
クリニックの開業支援会社の選び方
転職エージェントと同様に
クリニックの開業支援会社の現状も
かなりお寒い状況です。
そんな中であくまでも私見ですが、
私の考えるクリニックの開業支援会社の選ぶポイントを
お知らせします。
エージェントと似たところもありますが…
①誰が担当者になるのか明らかである
②自社の開業支援のスタイルを発信している
③開業物件以外に強みを持つ
④医業経営に詳しい
➄経営者の経験がある、経営的視点を持っている
この①~⑤は必須であると考えます。
①ですが、開業支援って通常は
1年~1年半くらい掛かるものなんですね。
この長期間パートナーシップを組むのですから、
人と人としての相性も大事ですし、
経験、知識、ノウハウをどの程度持っているかも重要です。
依頼してから疑問に思っては遅いですから、
依頼する前に情報を得るようにしましょう。
つまり裏を返せばですね、
会社側としては情報発信をしないといけません。
表に出れない、出たくないコンサルでは
あまり良い開業支援は受けられないでしょう。
隠れていたい人なのですから。
②の開業支援のスタイルですが、
これも大事なんですよ。
ここを見誤ると開業準備中に
開業コンサルに嫌気が刺すかもしれません。
どういうポリシーを持っているのか?
具体的にはどういう方針でどうサポートするのか?
これを簡潔に説明できないコンサルはNOでいいです。
納得行くまで説明を受けるべきポイントと思います。
③の開業物件についてですが、
これはもう絶対的に大事なんですよ。
でも物件だけではダメなんです。
マーケティング全体の中で
いかにして物件の強みを活かすか?という発想こそが
非常に大事になってくる訳です。
良い物件だから…で依頼を受けようとするコンサルは
ハッキリ言って2流だと思いますし、
物件以外のサポートにどんな強みがあるのかは
開院後の経営に直結しますので
ここも慎重に見極めて欲しいポイントです。
④と➄についですが、
まあこれは当たり前ですよね。
ただ医業経営はあまりにも守備範囲が広く、
長年開業医をしていても全て網羅できるものではありません。
なので開業コンサルに多くを求めすぎてはいけません。
あくまでも経営者として全般的なアドバイスを受けるというくらいに
考えておいた方が無難です。
例えば、スタッフ募集や採用のコツであったり、
キャッシュフローの考え方であったり、
集患マーケティングをどうすべきかなどですね。
この辺りすらアドバイスできないコンサルはNOです。
経営者と従業員では考えている事には
とてつもない「差」があります。
開業医になるという事は
経営者になるという事ですから
経営的な目線や心構え、
そして具体的な苦労話しや
乗り越えてきた壁の話しなど
やはり経営者同士で話しができた方がいいですね。
少し長くなりましたが、
医師の転職時、クリニックの開業時に
どんな会社を選ぶべきか?
少しでも参考にして頂けたら幸いです。
またさらに具体的な質問をなさりたい先生がいらっしゃれば
下記から遠慮なくご質問下さい。
それでは、また…。
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