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ついに医学部新設が決定!東北医科薬科大学。

2014年9月11日by gnetdoctor0

おはようございます。

若手医師からベテラン医師まで、
万遍なくご支援している
医師の転職コンサルタント
ジーネット株式会社の小野勝広です。

いろいろすったもんだがありましたが、
ついに東北への医学部新設が動き出しそうです。

<東北への医学部新設を巡り、
文部科学省
の構想審査会は28日、
東北薬科大(仙台市)
への設置を決めた。>

医師不足の解消や、
災害医療に対応できる
医師の育成などの構想が評価され、
大学側は喜びに沸いた。

一方、審査会は県の構想について
「準備不足」と指摘、
関係者の間には落胆が広がった。

「これまでの実績が認められた。
大きな喜びを感じるとともに、
身の引き締まる思いだ」

薬科大の高柳元明学長は28日夜、
同大で記者会見し、感慨深げに語った。

「震災復興のための設置で、
今までの医学部とは違う」とも述べ、
地域・災害医療に対応できる
総合診療医の養成を目標に掲げた。

同大によると、
大学名を「東北医科薬科大」に改称し、
2016年4月の開設を目指す。

キャンパスは
仙台市宮城野区福室の付属病院などを使う方向で調整。

薬学の知識がある医師の育成のほか、
臨床教育拠点として石巻市立病院と連携する方針だ。

初年度の定員は120人としていたが、
審査会の指摘を受け、
100人前後にすることを検討するという。

審査会の座長で、
学習院大の遠藤久夫教授は会合終了後の会見で、
薬科大を選んだ理由について
「地域医療や災害医療を含む
6年間の教育内容に具体性がある。
設備経費を自己資金で確保できるなど、
財政面でも安定している」と説明した。

ただ、委員からは
「東北大とのネットワークを意識しており、
既存の医学部の延長線上にある」との意見も出たといい、
審査会は、卒業生が仙台市に集中しないよう
取り組むことを薬科大に求めた。

一方、県は文科省への申請期限前日の
5月29日に名乗りを上げた。

宮城大に医学部を設置する方針を決め、
全学生に修学資金を貸し付けたり、
栗原中央病院(栗原市)にある病床を
臨床教育に活用したりする運営方法を打ち出したものの、
遠藤教授は
「知事の熱意に期待感は高かったが、
準備不足は否めなかった。
開設予定時期までに
計画通りの医学部を作るのは困難だと判断した」と指摘した。

審査会の決定を受け、
村井知事は「選定されず、大変残念。
県としても、東北地方の医師不足解消に貢献できるよう
新設医学部を支援していきたい」
とのコメントを出した。

県の構想でキャンパス予定地となっていた栗原市は、
栗原中央病院の隣接地に
キャンパス用地として約6ヘクタールの土地を買収する同意を
地権者から取り付けていた。

地元の商工団体なども、
のぼりやポスターを作成して
誘致運動を盛り上げてきただけに、
佐藤勇市長は
「残念としか言いようがない。
みんなで頑張ってきたのに…」と肩を落とした。

医学部の新設先に東北薬科大が選ばれ、
被災地の医師や住民の間には期待が広がった。

一方、医師や看護師が引き抜かれる恐れがあると
懸念する声も出ている。

石巻市で在宅診療に当たる
佐藤保生さん(66)は
「一人前の医師が育成されるまで
現場の負担は続きそうだが、
長期的には医師不足が解消されていく可能性がある」と話す。

月に延べ200人を診察するが、
医師は佐藤さんだけ。

24時間対応を迫られ、
休日に市外に出ることもままならない。

「地域に根ざして働く医師を育ててほしい」と
薬科大に求めた。

仮設団地の中に開設された
同市立病院開成仮診療所の
長純一所長(48)も
「総合診療医が不足する中、
臓器別診療に特化した医師の養成が中心の現状を
変える契機になってくれれば」と期待した。

南三陸町では
多くの病院や診療所が津波被害を受け、
残った医療機関に患者が集中。

人手不足で診察を待たされたり、
離れた病院を紹介されたりすることもあるという。

86歳の父親と仮設住宅に同居する
主婦阿部美枝子さん(58)は
「いつ何が起きても大丈夫なように、
信頼できるお医者さんが近くに増えてくれたら」と願った。

一方、県医師会の嘉数会長研二会長は、
「既に医学部の定員増が図られており、
将来的に医師不足は解決する。
その中で医学部が新たにできれば、
東北各地の病院から勤務医や看護師が引き抜かれ、
痛手を被る病院も出かねない」と懸念を示した。

その上で、
「東北に医師が定着する仕組みを制度化してほしい」と
薬科大に求めた。

気仙沼市医師会の森田潔会長は
「東北の医療過疎は一朝一夕では解消しない。
10年以上の長い年月が
かかるという覚悟が必要だ」と語った。

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引用が長くなりましたが、
非常にわかりやすい文章でしたので、
敢えてご紹介しました。

私にはこの決定が良いのかどうかはわかりません。

ただここまで来るのに、
いろ~んな思惑や既得権者の綱引きや、
どうにもこうにも社会の嫌な部分を見ざるを得なかったのは
事実であります。

これが社会の縮図だとも言えますが、
まあ人間ってのは怖いですね…。

それと、言葉尻では
それなりに丸く治まった感がありますし、
東北薬科大には是が非とも成功させて欲しいのですが、
おそらくいろんな意味での弊害や、
思わぬ事態はあるのだろうなあと予測します。

そしてその要因は
現場軽視のような気がします。

学生達、教員達、医療現場…。

ここを軽視したツケは
誰かが払わされるのでしょうね。

願わくば、責任者が
きちんと責任を取って欲しいものですが、
いつの世も、苦しむのは現場であり、
引いては一般の国民、
つまり患者なんですよね。

決まった以上は
つまらない綱引きは止めて
現場重視で挑んで欲しいなと思います。

それでは、また…。

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