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アフターコロナの医師のキャリアプランとは?

2020年5月27日by gnetdoctor

おはようございます。

医師のキャリアプランの専門家として
常勤の転職やクリニック開業をご支援し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

ようやく収まりつつある新型コロナ…。

とはいえウイルスを完全に抑えるなんてあり得ない訳で
これからも細心の注意を払いながら
共存していくしかないんですよね…。

そんな中に少し気の早い話しですが
アフターコロナの時代をどう生き抜いていくべきか?について
考察してみます。

本日のブログのタイトルは、
【 アフターコロナの医師のキャリアプランとは? 】
といたしました。

<目次>
1.アフターコロナの時代はどう変わるのか?
・リアル働き方改革
・過去と未来の狭間で揺れる中高年
2.医師にとってのアフターコロナとは?
・世間はどう後押しするのか?
・医師のキャリアに変化は訪れるのか?
*まとめ

アフターコロナ 医師キャリアプラン ジーネット株式会社

1.アフターコロナの時代はどう変わるのか?

アフターコロナの時代は、
ウィズコロナとも言われます。

ワクチンや治療薬が開発されない限りは
ウィズコロナせざるを得ないのでしょうね。

本音を言えば
早くコロナなんておさらばしたいですが、
そんなに簡単ではありません。

新型コロナが騒がれ始めてから
望む望まないは別にして
日本社会においても様々な変化が起きました。

いったい私たちの生活はどうなるのでしょうか?
あくまでも個人的な見解ですが、
多角的に考えてみます。

・リアル働き方改革

政府の掛け声で進められていた働き方改革。
なんか完全に頓挫してしまった感じがありますね。

しかし緊急事態宣言のおかげで
やむにやまれぬ事情ではありますが
もっと実態に沿った改革が実施されました。

テレワーク。

仕事柄、テレワークできない人も多いですが、
すでに1か月以上テレワークをしてきた方もおり
いつの間にやら浸透した感がありますね。

それに紐づいて変わったのが
・満員電車の緩和
・時差通勤
・ZOOMなどを利用したオンラインでのやり取り
これらがありますね。

満員電車の緩和や時差通勤に関しては
長年実施すべきと言われながら
遅々として進まなかったのに
今回の事で一気に進んだのは
まさに災い転じて福となすではないかと思います。

そして新たな動きとして
これまた一気に進んだのが
オンラインでのやり取りですね。

医療業界でもオンライン診療が解禁されました。
まだ制約はいろいろありますし、
課題は山積みだと思いますが
1歩進んだのは確かですね。

それとやはり大きいのはZOOMですね。
弊社も下記のような取り組みを始めました。
<期間限定企画> ZOOMでキャリア相談をしてみませんか?

ZOOM飲み会も流行っていますし、
facebookもオンラインがスタートしたようですし、
これは今後も広がりがありそうですね。

基本的には歓迎できるポジティブな取り組みも
決してない訳ではないと思います。

・過去と未来の狭間で揺れる中高年

ただ問題になっているのは、
パソコン、ネット、ITに対して
苦手な方々への対応でしょうか?

ひと昔前と比較すれば
格段に使いやすくはなっていますが、
中高年の中には苦手な方は少なくありませんね。

実際に企業のオンライン会議などでも
ブ・部長が入ってこない~なんて事もあるようです。

また実際のオンライン云々だけでなく、
今までのやり方を変えられない、
今までの常識にしがみ付くという傾向もあるようで
膝と膝を突き合わせて…とか、
顔を合わせない面談など不謹慎だ…など
まあそりゃそうなんですけどね、
でもそんな事を言ってられる時代ではありませんよね。

人類の歴史を見ても、
産業革命やIT革命、
それこそ石炭から石油へ、
レコードからCD、CDからデータへ、
ポケベルから携帯電話へ、携帯電話からスマホへ、
などなど時代の変化は当然の事であり、
速やかに対応するしか選択肢はないんですよね。

働き方も変わりますし、
私たちの日常生活も大いに変わるでしょう。

これらの変化に抗うのではなく
むしろ楽しむくらいのつもりで
波に乗った方がいいと思います。

アフターコロナ 医師の働き方改革 ジーネット株式会社

2.医師にとってのアフターコロナとは?

それでは個々の医師にとっては
アフターコロナの時代はどうなるでしょうか?

勤務医、開業医によっても異なるでしょうし、
お住まいの地域、診療科目によっても相当に違いはあるでしょう。

私の専門とするキャリアという側面は
最後にたっぷり語りますけど、
まずは社会の中での医療の位置づけについて考えてみます。

・世間はどう後押しするのか?

これだけ医療の重要性が高まったのは
かなり久しぶりではないでしょうか?

私は医療はあらゆる産業の根幹であり、
医療従事者は国家の宝であると
当ブログでも何度か書いてまいりましたが、
その通りだと思った方も多いのではないでしょうか?
いやそう願いたいですが…。

医療従事者への感謝やエールを表明する方がいる一方で
心無い発言をする方も少なくなく、
またあまりにも低い危険手当など問題が見えてきました。

ウイルスとの戦いの最前線で奮闘する方々に対して
そりゃないだろう…と個人的に思う事もしばしばでした。

医療崩壊という言葉も再浮上してきましたが、
本当の意味での崩壊を想像すらできない人も少なくなく、
もっと社会的な支援が必要である事は間違いないと思われます。

問題は今後どうなるか?ですよね。

国家的に医療の位置づけを再考し、
あらゆる産業の根幹なんだと認識し、
それだけの経営資源を投入して欲しいところですが、
現政権には残念ながら意欲の欠片も見えません。

国民的なムーブメントが起こらなければ
何も変わらないかもしれませんね。

新型コロナとの戦いも
まだ第2波、第3波が来るやもしれず、
今のような体制では
現場が疲弊するだけだと思います。

是非とも医療の充実を願い、
人、物、金を大胆に投入して欲しいものです。
1人1人の後押しが必要ですね。

・医師のキャリアに変化は訪れるのか?

さて前置きが長くなりました。
ここからが主題です(笑)。

最前線で奮闘してくれた医師の皆さんには
心からの感謝を申し上げます。

私が知る範囲で
個々の先生方に多大なる影響が出たのは、
① 患者減少による開業医のピンチ
② アルバイト案件が減少した事による勤務医のピンチ
③ 常勤先から一律の給与カットを言い渡された勤務医のピンチ

この①~③がありました。
特に①と②ですね。

開業医におきましては
感染者の多かった地区で来院患者が激減し、
特に内科、小児科は影響が直撃したと伺ってます。

その他の科目でも多かれ少なかれ影響は避けられず、
開業医の皆さんにとっては苦しいところです。

オンライン診療を導入したり、
経費をできるだけ下げたり、
給付金や助成金を申請したり、
金融機関と金利や支払い条件を相談したり、
とにかく落ち着くまでは
できる事は何でもしておくのが良さそうですね。

問題は勤務医の方が大きいでしょうか?
アルバイト先を失っても
そう打撃になっていなければいいのですが、
大学院生には苦しいところでしょうし、
医局員にとっても悩ましいところではありますね。

イチ時期フリーター医が話題になってましたが、
この状況で大丈夫でしょうか?
さすがに心配です。

実際に非常勤、スポットの求人は激減しています。

患者数が戻ってくれば
自ずと求人自体は増えてくると思われますが、
良くも悪くも緊急事態が起こると
バイト医は切られてしまう事が明らかとなった今、
収入をバイトに頼り切るのはリスクが大きいですね。

常勤先でも一部で給与カットをされた話しもありましたが、
私の知る限りではレアケースです。

つまり今後は安定的な常勤先を持つ事が
重要な選択肢になると考えます。

あくまでもバイトはプラスαであって、
中心は常勤ですね。

以前より当ブログでは
パラレルキャリアという概念をご紹介してきましたが、
今後さらに必要性が高まると考えます。

<参考>
パラレルキャリアとスラッシュキャリアが未来を切り拓く!

やりがいと安定感のある常勤先。
将来の布石となるバイト先。

この組み合わせを考えながらのキャリアプラン。

・ライフプランをベースにしたキャリアプラン
・中長期的な視点を持ったキャリアプラン
・自分らしいオリジナリティを持ったキャリアプラン

正直、経済界は今後混乱すると思います。
仕事を失う人は増え、
その条件は悪化していき、
国家の税収も大幅に下がっていくでしょう。

そんな中で医療だけ無傷という訳には行かないと思われます。
もちろんインフラ的な要素の強い医療を
しかもコロナの最前線で戦ってきた医療従事者を、
いきなり悪条件にするとは思えませんが、
日本経済の悪化が全く影響を受けないとは言えないでしょうね。

たぶんオイシイ話しはなくなります。
ただし詐欺的なオイシイ話しは増えるでしょう。

こういうものに引っ掛からずに
真っ当な医師人生を送る為には
「常勤先」で安心を掴み、
「バイト先」で先々に備えるという発想こそが
我が身を救うのではないかと思います。

今後の医師の働き方や
実際に働く医療機関については
日々情報収集して
随時レポートしてまいる所存です。

アフターコロナ 中高年 医師キャリア ジーネット株式会社

*まとめ

先日ノバルティス社が
MRが出入りする営業拠点を全廃したという
ニュースが流れました。

MRは直行直帰、
オフィスを持たずに働くそうです。

競合他社も追随する事が予想されますし、
他業界でもこういった動きは加速するかもしれません。

望む望まないは別にして
アフターコロナは私たちの社会を変える事は
間違いがなさそうですし、
今は想像もできないような
大きな変化が起こってもおかしくありませんね。

備えあれば患いなし。
いったい私たちはどんな備えをしておくべきでしょうか?

もちろんその答えを私なんぞは持ち合わせていませんが、
キャリアリテラシーを高めて、
道を誤らないように情報収集し、
今よりも少しだけ良い未来をいかにして手にするか?
まさにサバイバル戦略を持つ事だと思うのです。

そのひとつには確実に
キャリアプランを明確に持つ事が必要になりますね。

<参考>
下半期のテーマは「キャリアリテラシーを高めましょう!」です。

先行き不透明な時代です。
だからと言って何もしなくて良い訳ではありません。

見えないからこそ見通す力を持つ。
これがこれから必要になっていきますね。

それでは、また…。

 

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