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医師も潰しの利くキャリアプランに備えていくのが得策です!

2020年6月29日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師のキャリアプランの専門家として
常勤の転職やクリニック開業をご支援し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

先行き不透明な時代です…とよく言ってきましたが、
コロナの件でその深刻さはさらに深まったように思います。

こういう時代にどう先を見て、
いかにしてサバイバルしていくか?

今回は医師の生存戦略について考えてみます。

 

本日のブログのタイトルは、
【 医師も潰しの利くキャリアプランに備えていくのが得策です! 】
といたしました。

 

<目次>
1.潰しの利くキャリアって何でしょう?
・想定外に強いBプランやCプランを持っておく。
・ポータブルスキルを持っておく。
2.セカンドキャリア、サードキャリア?
・医師人生を中長期的に考えましょう。
・40歳を過ぎたらキャリアプランが必要です。
*まとめ

 

1.潰しの利くキャリアって何でしょう?

昔から潰しが利くという言い方をしますね。
では潰しが利くとはいったいどういう状況でしょうか?

日本語俗語辞書によりますと、
つぶしがきくとは、
ある職を辞しても
別の職業に就く能力があることや
学校を卒業後、学んだことが社会で
十分役立つこととあります。

医師の場合は
別の職業に就くという事はあまりないでしょうが、
これを他の職場に移ると言い換えると当て嵌まりますし、
医学部で学んだ事は
充分に社会で役立つ事でしょう。

つまり医師はそもそもが充分に潰しが利く職業な訳ですが、
より良い未来を得ようと思うと、
いかにして潰しが利くのを広げておくかという
発想を持っておいた方が良いと思います。


・想定外に強いBプランやCプランを持っておく。

国試に合格し、
初期研修先が決まった頃までは
きっと夢や希望に溢れているんじゃないかと思います。

しかしそのモチベーションを
10年、20年と維持するのは
そう簡単なことではなくて、
残念ながら我が国の医療現場は
理不尽、不合理、不公平がありますね。

まあこれは医療現場だけの問題ではなく、
日本のあらゆる職場で蔓延しているでしょうが…。

思うように行かない。

私はキャリアプラン上も
想定外が頻繁に起こり得ることを前提に
考えておいた方が良いとすら思ってます。

キャリアプランは大まかな方向性です。
そこに到達するルートがキャリアパスです。

プラン自体を複数持つのもいいですが、
まずはルートを複数持つのがよいです。

これがBプラン、Cプランですね。
目的はキャリアプラン通りに前進する事だとすると
そこに行き着くルートはいくつもありますね。

AがダメならB、BがダメならC。
結果的にキャリアプラン通りになればいいのです。

想定外に備えた複数のキャリアパス。
このプロセスこそが
自分の経験値を高める事に繋がり、
潰しの利くキャリアを得る事にもなります。

芸は身を助けるではないですが、
経験は確実に身を助けます。

Aプランでは失敗したけど、
Bプランで上手く行った。

こういう経験って貴重です。

 

・ポータブルスキルを持っておく。

Aプランから逸脱し、
BプランやCプランを発動させる時に
重要になってくるのがポータブルスキルです。

厚生労働省ではポータブルスキルを
「業種や職種が変わっても通用する、持ち出し可能な能力」と
定義しています。

ニーズさえあれば、
専門職は有利なんですね。

まして医師は、
普通にポータブルスキルを持っています。

ただポータブルスキルを複合化できると
さらに強みを得られます。

例えば外来診療。
できない医師はまずいませんよね。

ただここを細分化してみるといいです。
先生の外来診療の特徴はなんでしょうか?
ご自身の専門科目の中で特筆できる領域はどこでしょうか?
患者さんとの会話で意識している点は何でしょうか?

こうして外来診療という
ごく普通の業務に対して
自分ならではの特性を与えるのです。

回診、手術、病棟管理など
それぞれにパーソナルブランディングをしていきましょう。

これがそのままポータブルスキルとなり、
潰しの利くキャリアに繋がっていきます。

 

2.セカンドキャリア、サードキャリア?

急性期病院でハードな勤務をしている先生。
特に大学病院や自治体病院など
3次救急に従事する先生には頭が下がります。
まさに国の宝ですね。

ただ心身を壊すほどの無理はして欲しくないです。
疲れたら休む…
そういうセルフコントロールができる環境が望ましいですね。

20代、30代の若手のうちは
症例経験を積む事を優先するとしても、
40代を過ぎ、50代になり、60代が近づいてくる
このプロセスの中では
日々の疲労感が高まったり、
自分の健康状態に不安が出てきたりするものです。

こうなってから慌てふためくのではなく、
こうなることに備えを打っておいた方が良いですね。

 

・医師人生を中長期的に考えましょう。

セカンドキャリアを特に考えておいた方が良いのは
一般的には外科系の先生です。

いつかメスを置く時への準備ですね。

眼や指先に不安が出るまえに、
もしそうなったらこうしようという
備えがあるのが望ましいです。

でもそんな先の事なんて
なかなか想定できませんよね。
それでも備えは打っておいた方が良いです。

いやこれは別に外科系の先生に限る話しではありません。

当直ができなくなったら…
教授が変わったら…
信頼している上司がいなくなったら…
今の勤め先がM&Aされたり倒産したら…
子供が医学部に行きたいと言い出したら…

医師人生を中長期的に考えていくと
何らかの想定外の変化はどうしてもありますので、
もしもへの備えはしておくべきです。

別に具体的な行動までは要らないと思います。
もしもの時にどういう選択肢があるのか?を
自分の中で持っておくだけで充分です。

ただご自分の領域外で考えねばならないケースも多く、
そうなると事例やノウハウを持っている人脈を
事前に作っておくのがいいですね。

それこそ信頼できるパートナー選びです。

 

・40歳を過ぎたらキャリアプランが必要です。

私はもう10年以上、
医師にもキャリアプランが必要ですと
言い続けてきました。

ただ本当に持つべき年代は、
40代以上と考えています。

20代、30代って特に何もしなくとも
潰しが利いちゃう年代ですよね。
いくらでもやり直しも効きますし…。

しかし40代を超えてくると
そういう訳にはまいりません。

失敗を恐れる必要のない年代から
失敗に気を付けた方が良い年代になるという事です。

引退から逆算したキャリアプラン。
セカンドキャリアに備えたキャリアプラン。

これが重要だと思うんですよ。
人生100年時代と言われるようになって、
少子高齢化はまだ続く訳ですから、
ひと昔前のように
ガムシャラに働いて定年退職して
退職金で悠々自適なんて時代ではありませんもんね。

ドクターの働き方も今後変わっていくでしょうし、
他の先生がどう考え、何をしようとしているのか?
そんな事例を手にするのも参考になると思います。

医師の転職にもノウハウが必要であり、
何かいい求人ないかな?
オイシイ求人を見つけなきゃ…なんて時代は
もうとっくに終焉しています。

これからは医師もキャリアリテラシーを持って
転職マーケットのニーズを見極めながら、
ご自身にとって
より良い医師人生を見つけていくことが
必要になると思います。

 

<参考>
医師がセカンドキャリアを考えるべき年齢とは?

 

*まとめ

不測の事態に備える。

誰もが大事であると思っているのでしょうが、
我が国は右肩上がりの経済成長を終えたあとも
それなりに食べていける幸福な状況だったんですよね。
よって意識が薄いかもしれません。

しかしこれからも幸福な時代とは限りません。
むしろすでに先行き不透明と言えますよね。

この厳しい世の中で
自分らしくサバイバルしていくためには、
やはり備えが必要であり、
まさにキャリアプランを用意しておくことが
求められるのではないでしょうか?

潰しが利く。
セカンドキャリアに備える。
引退から逆算。

この辺りはキャリアプランを考える際の
重要なキーワードだと思います。

それでは、また…。

 

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