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医師転職エージェント選びの失敗事例に学ぶ成功へのコツ!

2020年7月17日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師のキャリアプランの専門家、
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

医師の転職エージェント。
各社ともにさらなる経営努力をしないと
本当にマズいんじゃないでしょうか…。

情けない程の現状であり、
私の耳には何件もの失敗事例が入ります。

他社の事をあーだこーだ言うのではなく、
これから転職エージェントを使うかもしれない先生方に
失敗しない選び方をお知らせしたく思います。

 

本日のブログのタイトルは、
【 医師転職エージェント選びの失敗事例に学ぶ成功へのコツ! 】
といたしました。

 

<目次>
1.よくあるエージェント選び失敗事例
・規模が大きい…のに。知名度が高い…のに。
・担当コンサルタントがダメダメ。
2.WEB検索では優良エージェントに出会えない?
・強烈なSEO対策をするエージェント
・いつ、誰が、どのように、情報発信しているかに着目
*まとめ

 

1.よくあるエージェント選び失敗事例

私も医師の転職エージェントの1人ですが、
今まで下記のような苦情を伺った事があります。

・エージェントに破談にされた…。
・愛想はいいけど何もしてくれない…。
・医療や医師の事を知らなすぎる…。
・案内された求人の内容が薄すぎる…。
・無理やり応募させようとする…。
・面接を受けた医療機関に無理やり押し込もうとする…。
・ニセのスカウトの手紙を送りつけてきた。

まあこんなことを言いだせば、
まだまだいくつも失敗事例はあるんですけど
なぜこんな事になるのでしょうか…?

 

・規模が大きい…のに。知名度が高い…のに。

転職は人生の転機です。
ですから誰だって失敗はしたくありませんよね。

とは言え自分1人で転職活動をするには
わからない事ばかりだし、
医師の世界でも転職エージェントが活躍しているようだし、
やはりエージェントに依頼してみるか…。

でもエージェントって何社もあって
どこが良いのかよくわからない。

やはり知名度の高い会社が良いのかな?
中小企業より大企業の方が安心だよね?

WEB上では、
やたら高条件の求人がある事を
宣伝広告しているけど
やはり良い求人は大手企業に集まるよね?

…というように
おそらく大手企業に問合せをして、
決まりやすいドクターはすんなり決まるけど
そうでないドクターは全く話しが進まず、
大きな不満に繋がったりするのですね。

大手転職エージェントがダメな理由は…
①質より量だから
②掛かる経費が高いので売上を猛烈に上げなきゃいけないから。
③社員の定着率が低く入れ替わり立ち替わりだから。
④経営陣が金儲けしか考えていないから。
⑤転職を成功させない方が次の転職に繋がるから。

ま、他にもいろいろあるんですけど、
突き詰めると大企業ってのは
多くの売上を上げないと回らないんです。

だから量を追い掛けて、
手間を惜しんで効率重視、
利益の裏にクレームが多くても関係なし、
とにかく売上、売上、売上…
すべては売上のために
コストパフォーマンスをガリガリに追い掛けて
経営しているのが大手なんですね。

その証拠となるのが
安易な宣伝広告です。

年収2500万円以上の求人ありますとか、
数万件の求人数を誇りますとか、
非公開求人が多数ありますとか、
要は求人の条件面だけにフォーカスさせて
転職を手段ではなく目的化させます。

売り手市場である医師の転職マーケットで
買い手市場と同じ手法である
求人主導の転職支援をする事は
私にはかなり罪深い事だと思えます。

だってそれはA先生でも、B先生でも、C先生でも同じ。
つまり大量生産大量消費の時代と変わらない
企業側にだけ有利な手法だからです。

楽して儲ける。
そのコマにされては溜まりませんよね…。

 

・担当コンサルタントがダメダメ。

ついでに言うと
担当するコンサルタントがダメダメです。

その理由は…
①社会人としての常識不足
②コンサルタントとしての経験不足
③医療業界の勉強不足
④転職支援業界の知識不足
⑤人としての浅さ

どれも致命的ですが、
①とか⑤なんて相当にマズいですよね。
ところがこれらが原因でトラブルになる事は
意外と多い話しなんです。

ハッキリ申し上げますが、
医師の転職支援の経験が5年以上ある事、
100歩譲って
他職種の転職支援の経験が10年以上ある事か、
医療業界での別の仕事の経験が10年以上ある事、
これらがない担当者は、
な~んにもできないですし、
な~んにも知らないですよ。

できるのは会社の言いなりになって
システムにデータ化された求人を案内する事、
応募、面接、入職までお手伝いする事、
これだけです。

正直言います。

どの業界でも構いませんけど、
本物の転職支援のプロから見たら
こんなマッチンガーな仕事、
誰にでもできる素人の仕事と断定されますよ。

医師の世界に例えれば、
取りあえず外来はできるようになったので
もう何でもできますと言ってるようなものです。

こんな人はいませんよね。
まして医師の場合は
それまでに相当の勉強をしてきています。

エージェントの担当者なんて
大した勉強はしていないし、
経営について全く知らないどころか、
興味すらないですよ。

労働集約型産業である医療業界においては
採用って経営の根幹なんですけどね…。

 

<参考>
こんなコンサルタントと付き合うと損をします…。

 

2.WEB検索では優良エージェントに出会えない?

良いエージェントに辿り着きたい。
有能なコンサルタントにお願いしたい。

普通、そう思われるでしょうが、
これまた残念、
まず良いエージェントや有能なコンサルタントが
非常に少ないのが医療業界の転職シーンです。

だって考えてみて下さい。
医療の世界って
そんなに浅くありませんよね。

医師ですら一人前になるのに
10年は掛かると言われているのに、
医師ではない人間が
例え医師の転職という限られた領域とはいえ
一人前になろうと思えば
やはり10年は覚悟しなきゃいけないと思います。

ところがそんな人自体が実に少数しか存在しない。

また紹介会社自体も
宣伝広告費を捻出するために
ベテランのコンサルタントなんて必要とせずに、
ただただシステムに則った若手社員だけいればいい。

まあこのまま行けば
そう遠くない未来にAIに置き換わると思いますけど、
現状はこんな感じなんですね。

そりゃごく稀に見所のある若手のコンサルはいますけど、
こういう人も会社の看板で仕事してるだけで
看板なくなったら何もできない人が多いです。

そもそも会社自体も
良質なサービスとか、
本気で医師の人生の転機に向き合おうなんてしていません。

WEBの宣伝広告に多額の費用を投入して、
求人たくさんあります!
高条件の求人はお任せ下さい!と
求人の力でドクターを引っ張り、
求人の力でドクターを説き伏せて、
求人以外には何もできないのが
現状の医療系転職エージェントの大半なのですね。

 

・強烈なSEO対策をするエージェント

リターゲティング広告ってご存知でしょうか?
↑ 詳しくはここをクリック

要は1度訪れたサイトが
何度となく追い掛けてくる宣伝広告の手法ですが、
医師転職とか、医師求人というキーワードで検索など掛けようものなら
もうしつこいぐらいにどのWEBサイトを見ても
宣伝広告が出てくるのですね。

ウザいったらありゃしないのですが、
私のPCなども
医師の転職エージェントや
クリニックの開業支援に関しての宣伝広告が
嫌になるほど出てきます。

同業やっちゅうねん…と思うものの
AIにはそこまで把握できませんもんね。

きっと先生方もエージェントや開業コンサルタント、
その他、製薬メーカーや医療機器メーカーや
医療に関する宣伝広告が目白押しではないかと思います。

またリスティング広告においても
SEOにしても、
お金さえ出せばいくらでも宣伝広告が出せる時代ですから
大手企業を中心にして
とんでもない金額がこれらに使われています。

ついでに言うと
医師の転職や開業に関わる業者は
自力で医師より問合せを貰える力がありませんから、
医師が日常的に訪れるポータルサイト、
具体的に言えばエムスリーや日経メディカル、
他にもメドピアとか、メディカルトリビューンとか、
そういうところに多額の宣伝広告費用を掛けて
藁にもすがる思いで医師獲得に動いています。

ただね、是非先生方に考えて欲しいのですが、
ここまで多額の費用を投入しないと
医師にお声を掛けてもらえない会社ってどう思われます?

しかもこのコスト以上に売上を上げなきゃ倒産するので
必死こいで無理やりに決めようとする訳ですよ、こういう会社は…。

もしこんな医療機関があったら
先生方の就職先として相応しいと思いますか?

患者に来院したら〇〇差し上げますとか、
オペ件数〇万件だから安心だとか、
オープンにできない症例件数が多数ありますとか、
こんな医療機関は避けたいですよね?

でもこういう事をしている転職エージェントが
現状では大手と言われている訳です。

情けない限りです…。

 

・いつ、誰が、どのように、情報発信しているかに着目

しかも宣伝広告の内容は、
転職エージェントとしての力量ではなく、
実績やノウハウではなく、
あくまでも「求人」なんですよ。

しかも質より量の求人、
嘘っぱちな非公開求人、
問い合わせると充足しましたと言われる高条件求人。

WEB上で見掛ける宣伝広告をしている
転職エージェントはほとんどこのパターンですよね。

転職において
大事なところをないがしろにしていますから
すぐにまた再転職となるケースも多いです。

それどころか転職活動中に
すでにそのエージェントが嫌になる事もかなりあります。

何か、もう、医師の転職マーケットにおける
エージェントの立ち位置が
決定的に間違っているように思います。

求人を軽視するつもりはありませんが、
求人に主導権を持たせては
いい転職はできないと思います。

なぜなら売り手市場だからです。
買い手市場ならわかるんです。
医師の転職マーケットは売り手市場なんです。

良いエージェントや担当コンサルタントと出会いたければ
「求人以外」の情報発信をしているかどうか?で
判断できます。

求人のみならNGです。
どれだけ求人以外の事例やノウハウを
この世に発信しているか?

ここが出会う最大のポイントです。

 

<参考>
業績悪化に歯止めが利かない医師転職エージェントの隠された秘密?

 

*まとめ

結局まとめますと、
現状の医師の転職エージェントがダメなのは、
①経営方針が金儲け中心
②表面的な耳に心地いい(騙しと言ってよい)宣伝広告
③求人以外に売り物がない

この3点なのだと思います。

①や②はなかなか見えないですけど、
③はちょっと調べればわかるはずです。

転職を失敗したくない先生。

エージェント選びや
担当コンサルタント選びを間違いたくない先生。

上記である程度選別の仕方はおわかりかと思います。

医師の世界も同様だと思いますけど、
ダメな人は本当にダメですよね?
ダメな医療機関はどこまでもダメですよね?

知名度や会社の規模に捉われず、
本当に良いところをお選び下さい。

それでは、また…。

 

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