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医師の最も多い転職理由とは?の意味

2020年8月24日by gnetdoctor

おはようございます。

医師のキャリアプランの専門家、
ジーネット株式会社の小野勝広です。

転職エージェントは
本能的に転職をおススメするケースが多いです。

しかし私はもうそういうフェーズを卒業し、
NEW転職エージェントに脱皮すべきと考えています。

特に医療業界においてはそうなんです。
安易に右から左に人を流す。
できるのは求人案内だけ。
これでは存在価値は薄まるばかりですからね。

弊社はひと足早く、
NEW転職エージェントへ移行してます。

本日のブログのタイトルは、
【 医師の最も多い転職理由とは?の意味 】
といたしました。

<目次>
1.他者の退職理由に意味はあるのか?
・大手転職エージェントはマクロ志向?
・退職とは個別具体的なもの
2.キャリアプランが我が身を救う!
・転職を決めるのは自分のキャリアプランである
・世の風潮や周囲の人に翻弄されてはダメ
*まとめ

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1.他者の退職理由に意味はあるのか?

他の人はどんな時に退職しているのか?
どんな風に転職をしているのか?

多少なりとも気になるのが人間の性ですが、
でも同じ理由で退職や転職する必要はありません。

キャリアは個別具体的なものです。
自分自身との対話が必要不可欠なのです。

あくまでも情報収集の一環として捉えて、
キャリアリテラシーを高めるだけに留めておきたいですね。

人の真似して
医師人生の重要な決断を下すなんて
これは避けて頂きたいところです。

・大手転職エージェントはマクロ志向?

先日、某医療系大手転職エージェントが
「医師の最も多い転職理由とは?」と題して、
医師の登録を促している宣伝広告を見ました。

う~ん、相変わらずだな…と
私は思ったのですが、
まあ考えようによっては上手い戦略なのかもしれません。
決しておススメはしませんけど。

きっと転職理由を羅列して、
あ、自分も同じだ…と思わせて、
転職に誘うことでしょう。

こういうマクロと言いますか、
グロスと言いますか、
十把ひとからげ的な発想を
私は良しとしません。

いや何でもかんでもダメなのではなく、
転職シーンにおいてはNGだと思ってます。

こういう傾向と対策的なアナウンスは
百害あって一利なしなのです。

転職とは人生の転機なんですよ。
そんなに転職を軽く見積もってもらっては困ります。

転職は個々それぞれの背景があり、
個々それぞれの望む人生がベースであり、
個々それぞれのプランを実現するためにすべきです。

プロダクトアウト型で
自分たちの都合を押し付ける
大手転職エージェントの手法には大いに疑問があります。

求職者である医師、
また求人側である医療機関にとっては、
この手法では決して好結果とはなりません。

喜ぶのは収益が上がる
転職エージェントだけなんですよ。

・退職とは個別具体的なもの

他の人の転職理由を知って、
また退職理由を知って、
どんなプラスがあるでしょうか?

事例として知るのは良いですね。
こういうケースもあるんだという知識は
ご自身に当てはめてプラスにする事はできます。

ただここで必要なのは
大まかな傾向ではなく、
個別具体的な詳細に渡る情報のはずです。

へえ~で終わる情報に価値はありません。

価値ある情報は
そんなに簡単には手に入らないのですね。

私は他者がどうのこうのよりも、
むしろ自分自身を奥深く知るとか、
自分の未来を考えるとか、
自分との対話こそが
退職時、転職時には
より高い価値を持つのだと考えているんです。

<参考>
その転職の目的は何でしょうか?

医師退職 退職の申し出 退職届 退職願 辞表 医師離職 医師転職 医師キャリア ジーネット株式会社

2.キャリアプランが我が身を救う!

寄らば大樹。
ゆりかごから墓場まで。
終身雇用。

このような長期的な保障が
年々期待できなくなっています。

社会的な問題だと思いますけど、
いかんともしがたいのですよね。

医療業界の様々な展望を見ていると
この先に守ってくれる人が
登場するとは思いにくいです。

我が身を守るのは自分だけ。
そう考えて、プランを練っておいた方が
自分にとって有益ではないでしょうか?

もし救世主が現れても
その姿勢自体はプラスだと思いますし…。


・転職を決めるのは自分のキャリアプランである

人の転職理由を知るのは
事例という情報としてはあって良いです。

しかし人の転職理由を知り、
じゃ自分も転職しようなんてのは
あってはならないと思うのです。

運を天に任せる事になりかねません。

これも何度も当ブログではお伝えしておりますが、
転職はあくまでも手段であって
目的ではありません。

重要なのは
いかにして目的を果たすか?です。
手段の先に目的がなければなりませんよね。

でも他者の転職理由と同じだからと
転職活動を始めた場合に
果たして目的は明確でしょうか?
キャリアプラン上で有効でしょうか?
目的を果たすことが可能でしょうか?

私は若干不安です。
むしろ転職エージェントに
いいようにやられちゃうのではないかと心配です。

だって彼らは目的を果たすとか
そんな難しいことを言われたくないのです。
条件マッチングだけして
さっさと転職してくれる方が楽なのです。
楽して売上を上げたいのです。

ま、多少言い過ぎのところもありますが(苦笑)、
そういう傾向にある事は
頭の片隅に入れておいた方が良いです。

いくらでもそんなトラブル、
クレームの事例はありますので…。

自分のキャリアプランを考えて、
明確に目的の実現を果たせることを前提に
転職を検討するのが筋だと思います。

・世の風潮や周囲の人に翻弄されてはダメ

ウィズコロナの時代になり、
医療機関は今後の医師採用に関して
非常に悩ましく思っているようです。

喉から手が出るほどに採用したいのに、
果たして今、人件費を上げて良いものか?
患者数は今後どうなるのか?
せっかく入職した先生の期待に応えられるのか?

ごく当然の反応ですし、
実際に医師といえども転職マーケットは
冷え切っていると言わざるを得ません。

例年と比較すれば、
常勤のケースでも半減?
定期非常勤は7割減、
これくらいの感覚が私にはあります。

こんな厳しい時代に
安直な転職をするのはリスクです。
昨年までとは全く違うのです。

あいつが辞めたから自分も…とか、
彼が転職した理由と同じだから自分も…とか、
そういう他者と同じには考えない方が良いです。

キャリアプランなき転職のリスクは
高まる一方ではないでしょうか?

世の風潮や他者を参考にはしない方が良いと考えます。

ただし、こんな時代でも
そもそも医師には価値があり、
長く売り手市場が続いてきてましたので、
採用枠がゼロになった訳ではありません。

キャリアプランが明確で、
目的意識がハッキリしているような先生は
まさにピンポイントな転職活動をするなら
これはありだと思います。

つまり何かいい求人はないかなと探すのではなく、
自分はこうしたい、こうなりたい、
こういう待遇で、この条件だけは叶えたい、
果たして実現可能性はあるのだろうか?という先生です。

ドクターありきで、
ドクターが主導権を握るような転職活動なら
望む形が作れる可能性もあります。

やはり主導権を求人に握られてしまうのではなく、
自分が握って、自分の思うように動きたいですね。

ひとつだけ問題なのは、
そういう事をサポートできる人が
非常に少ない事です。
日本中に10人もいないかもしれません。

<参考>
転職を成功させたい医師が守るべき10箇条!

医師の最も多い転職理由とは 医師転職理由 医師退職理由 医師転職エージェント ジーネット株式会社

*まとめ

医師の転職理由といっても
実はそれほど多くの種類がある訳ではありません。

突き詰めると…
① QOMLを上げたい
② 給与アップ
③ 待遇改善
④ 職場環境を変えたい
⑤ 人間関係の悪化

これらになります。
細かく言えば
いくらでもあるのですけど、
概ねこの5つの複合系です。

それを知って何になるのか?

私は変えられない過去よりも
変える事のできる未来にフォーカスして、
今よりも少し良い日常を手にするために
何を考え、どう行動するのか?

このように考えるのが
最善なのではないかと思ってます。

それでは、また…。

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