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医師のキャリア形成における偶然性の考察、キャリアドリフトという概念

2020年9月11日by gnetdoctor

おはようございます。

医師のキャリアプランの専門家、
ジーネット株式会社の小野勝広です。

私たちの人生では、
まるで運命の赤い糸に導かれるような
出会いや偶然がありますよね…。

私はキャリアにおいても
こういう運命のようなものってあると思ってます。

今まで多くの方々の転職支援、
クリニックの開業支援に携わってきましたが、
神がかりのような展開って
何度も味わってきました。

そしてこういう時は結果もだいたい
素晴らしいものになるんですよね。

今回は「偶然性」について考察します。

本日のブログのタイトルは、
【 医師のキャリア形成における偶然性の考察、キャリアドリフトという概念 】
といたしました。

<目次>
1.キャリアにおける偶然性
・若手医師が考えるべきキャリアの偶然性
・中堅医師、ベテラン医師が考えるべき偶然性
2.キャリアドリフトからキャリアアンカーへ
・多様な経験が未来に活きる
・多様な経験がキャリアアンカーに繋がる
*まとめ

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1.キャリアにおける偶然性

私は別に運命論者ではないと思うのですが
それでも30年近く社会人として働き、
もうすぐ20年になる転職エージェント経験を持ち、
今までの仕事人生を振り返ってみると
実に様々な運命があったと言わざるを得ません。

自分自身の運命。
転職や開業をお手伝いした方々の運命。

よい事もたくさんありました。
逆に残念な事も少なからずありました。

それらが私自身の血となり、肉となっている訳ですけど、
キャリアにおける偶然性がないとは
決して言えません。

むしろ運命を楽しむとか、
運命を引き寄せるとか、
そのように考えた方がいいんじゃないかとすら
心底感じるのですね…。

・若手医師が考えるべきキャリアの偶然性

別に医師に限った話しではありませんが、
いわゆる「若手時代」って
何もかもが学びだと思うんです。

もちろん反面教師も含めてなんですけど、
成功も失敗も、
何気ない日常も、
あらゆる業務も、
多くの人間関係も、
楽しさや喜びも、
苦しみや悲しみも、
もう全てが経験ですよね。

女子マラソンの金メダリストの高橋尚子さんは
何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ。
やがてきれいな花が咲く…という
名言を残されてますが、
どんな職業だって若手時代は
こういうものだと思います。

私自身も今までの人生では
もうありとあらゆる経験をしてきましたし、
毎日がハッピーの連続だった時も、
会社に行きたくない朝も、
もう辞めたい…と嘆く日々も、
ホントとんでもない経験をしてきました。

それがすべて根っこになってるんですよね。
根っこが広く、深く張れてるから
幹が太くなろうが、
いくら枝分かれしようが、
おかげ様で少しもブレません。

若手時代の偶然性とは、
あとあと証明されるものです。

ラッキーを願っていても
そう続くものではありませんし、
そうそうあるものでもありません。

若手から見れば人生は長いです。
焦ってはいけません。
着実に経験を積むのがベストです。

若手医師の皆様には
是非とも下記のキャリアドリフトという概念を
知っておいて欲しいです。

思うように行かない毎日も
将来のためにはプラスになるんですよ。

<参考>
キャリアドリフトを内包した医師のキャリアプラン!

・中堅医師、ベテラン医師が考えるべき偶然性

その一方で中堅からベテランの医師になると
偶然性は少し切実になってきますね。

おそらく一生を左右するくらいの
運命になるかもしれません。

何もかもが勉強になる若手時代と違って、
おそらくポイントになるのは「人」です。

いわゆる「人脈」ですね。

これは私の勝手な見解ですけど、
中堅からベテランになってくると
喜びや楽しみも、
苦しみや悲しみも、
「人」を通して
遭遇する事が多いと思われます。

今まで培ってきた人脈が
有効に機能するかどうか?

普段はニコニコして穏やかでいい人だけど
やってることは騙しに近いような
こんな人脈なら切らねばなりませんよね。

不愛想でおべっかなど言わず
普段はあまり近づきたくないけど、
自分にとって有用な人なら
近づけておいた方がよいですよね。

実質。
実態。
本質。

この辺りを見極めていく。

それが中堅からベテランのリテラシーであり、
偶然性をより良い方向に持っていく
大きなコツではないでしょうか?

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2.キャリアドリフトからキャリアアンカーへ

前述しましたように
キャリアドリフトは有効です。

これがあってこその未来とも言えます。
若い内の苦労は買ってでもせよってやつですね。。。

未来なんて誰にもわからないですし、
一見ムダと思える経験がどこで役立つかわかりません。

でもいつまでもキャリアドリフトしていたら
花開く機会を逸してしまいます。

キャリアドリフトしながら考えるべきは
キャリアアンカーなのです。

・多様な経験が未来に活きる

私はもう15年くらい前になりますけど、
業務の一環としてチラシ配りをやらされました。

くっだらねー、やってらんねーって
正直思ってました。

その会社は役員から率先して
ある時期だけチラシ配りをするのですが、
まあその時の私のモチベーションなんて
とんでもなく低いものでしたよ…。

ところがそのチラシ配りは
すべてのチラシを配り終わらないと
終了とならんのです。

さっさと終わらせたい私は、
どうすれば受け取ってもらえるか?
メチャクチャ観察して、
実験して、こうしてみよう、ああしてみようと…
物凄く工夫をしたのです。

ですからいつも配り終わるのは早かった。
そしてこのノウハウが
実は意外なところで活きたりするんですよ。
つまらないことですけど。

医師だって最初はつまらない仕事も
いろいろ経て今があるんだと思うんです。

このつまらない仕事の中から
何を得るか?が将来の差になるんでしょうね。

仕事に面白いとかつまらないはないよ。
面白く仕事をする人と
つまらなく仕事をする人がいるだけだよ。

私が若かりし頃に
先輩から教わった格言です。

今となると
その意味が本当によくわかります。

・多様な経験がキャリアアンカーに繋がる

キャリアドリフトしながら考える
キャリアアンカー…。

自らのキャリアを選択する際に、
最も大切、あるいは
どうしても犠牲にしたくない価値観や欲求のこと。

若い内のキャリアアンカーは
必ず変わってしまうものです。

だってまだ経験値が浅いのですから、
もっと良いものが見つかるんですよ。

キャリアアンカーとは、
多様な経験の先にあるものです。

キャリアドリフトしながら
自分のキャリアアンカーを見つけましょう。

それが見つかると
ようやくキャリアプランが見えてきます。

キャリアアンカーを含まない
キャリアプランなんて意味がありません。

私は当ブログでも
キャリアプランが必要になるのは
30代半ば以降と申し上げてきましたが、
これが理由です。

5年め、10年目の若手医師が
同期に遅れを取っているとか、
思うようにキャリアが築けていないとか、
焦燥感を持つ事が多いですが、
心配無用です。

医師人生は長いんです。
30年、40年、50年と続くのです。

「今」よりも「次」よりも
大事なのは「未来」です。

まずはキャリアドリフトしましょう。
そしてキャリアアンカーを見つけましょう。
その上でキャリアプランを明確に持ちましょう。

間違いなくその先にはチャンスが待ち受けています。

勝負はそこからです。
チャンスってのは
セルフコントロールできないんです。

必ず向こうからやってきます。
その時に迷いなく掴めるか?

チャンスを掴める自分になっておくのが
最善ですよね。

<参考>
医師としてのキャリア・アンカー!?

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*まとめ

キャリアにも偶然ってあります。

むしろ若手時代はこの偶然を経験に
転化していく事で自らを成長させるものです。

ですがいつまで経っても
偶然に翻弄されてはいけませんよね。

段々と偶然をコントロールしていくとか、
偶然から導き出す術を身に付けていきたいものです。

キャリアドリフトからキャリアアンカーへ。
そして自分らしいキャリアプランを持つ。

この順序でキャリア設計できると
どんな状況でもチャンスを逃がさない
自分になれるでしょう。

先行き不透明な時代が続きます。
寄らば大樹ではなく、
自分の力で道を切り拓いていく。

そんな自分になっておきませんか?

それでは、また…。

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