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こんな風通しの良い医局は初めてだよ!という医師の言葉…。

2020年9月16日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師のキャリアプランを研究し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

転職を失敗する医師…。
残念ながら少なくないようです。

ご自身で動いて失敗するならまだしも、
プロであるはずの転職エージェントを利用して
それで失敗するなんて
もう目も当てられませんよね…。

エージェント選びを失敗しないように
転職を失敗しないように、
私としては継続的に情報発信を続けてまいる所存です。

 

本日のブログのタイトルは、
【 こんな風通しの良い医局は初めてだよ!という医師の言葉…。 】
といたしました。

 

<目次>
1.医師もいろいろ、病院もいろいろ。
・パワハラで辞める若手医師
・居心地のよい医局にホッとするベテラン医師
2.求人票に掲載されない情報が大事
・型通りの求人案内では判断が付かない
・内情を知らない決断は危険
*まとめ

 

1.医師もいろいろ、病院もいろいろ。

世の中にはブラック病院が存在します。
そんなところにも平気で医師を紹介する
ロクでもない転職エージェントも存在します。

大手エージェントにとっては
転職して長く勤められるかなど
どうでもいいことなんです。

紹介手数料をもらって、
早めに辞めてしまって、
また転職してくれるなら
収益を生む機会が増えるだけですから。

そんな転職エージェントに引っ掛かって欲しくないし、
そもそもの転職を失敗しない手法を
手に入れて欲しいなとつくづく思います。


・パワハラで辞める若手医師

いくつか事例を紹介します。

転職を検討し始める医師にも
当然の事ながら「理由」が存在します。

プライベートな理由から
ご自身のキャリアアップであったり、
現職場の問題である事も少なくありません。

その中でも私がう~んと唸ってしまうのは
ハラスメントが原因である場合です。

今までに私が遭遇した事例の中にも
① 上司や先輩医師のパワハラがヒドイ
② 院内のセクハラに辟易している
③ 論文を教授の名前で出された

①はよくあります。
今までにも何度かありますし、
医療業界の縦型社会の負の部分でしょうか。
我が国らしいとも言えますけど…。

②は自分の事と言うよりも
女性医師や女性看護師へのセクハラを見て、
上司筋のため強く抗議も言えず
幻滅した…みたいなケースが多いですね。

③は身近なところで起こったという
話しを何度か聞いた事があります。

やはり大きいのは①ですね。

パワハラと厳しい指導は紙一重ですけど、
本人がパワハラを受けていると感じているなら
すでに本人にとっては大問題です。

時にはそれは指導の範疇では?と
思う事もしばしばありますが、
なかには手を挙げているケースですとか、
モノを投げつけられた、
罵声を浴びせられているなどのケースもあり、
こういうケースでは
職場を変える事を検討しても致し方ないですし、
弊社にお声掛け頂いた場合は、
内情を良く知り、
人間関係が良好な医療機関を
ご紹介するようにしております。

 

・居心地のよい医局にホッとするベテラン医師

これは医療業界だけではなく
昭和の時代には色濃くありましたし、
平成の時代も段々と薄れつつありましたけど
まだまだ残っていたのではないでしょうか?

パワハラもしくはギリギリの厳しい指導。
体育会系的な縦型社会。

大学医局にもいろいろありますけど、
一部ではかなり強いと伺う事もあるんですね。
今だに…。

臨床研修制度が変わってからは
少しずつ改善されているとも聞きますけど、
残念ながら大学医局よりも
民間病院で臨床研修を受ける方も増えてますから、
その意味では医学生から敬遠されていて、
まだ改善の余地はあると言えるかもしれません。

実は少し前に
50代後半の医師の転職をお手伝いしました。

定年後の事であったり、
医局の雰囲気、仕事のしやすさを
すごく気にされていたのですが、
私どもからご紹介した病院に入職して
1か月後に連絡を頂き、
その第一声は、
「こんなに居心地のよい医局は初めてだよ」でした。

今まで30年以上病院勤めをしており、
様々な病院で勤務されてきている
ベテラン医師が言うのですから、
その病院の医局の雰囲気は
かなり良かったのでしょうね。

ま、だからご紹介したのですが…(笑)。

「他科の先生とも気軽に話せる」
「ピリピリムードがなく、
和やかなのに締めるところは締める感じ」
「学閥がない」
「老若男女の医師同士の風通しがいい。」
「変に気を使わなくて済むので気持ちが楽。」

こんな感想を述べておられました。

まあ個人の感想ですから
他のドクターは違う思いを持つかもしれませんし、
数値に現れるものでもありませんので
あくまでも参考レベルになってしまいますけど、
パワハラに合っている先生や
精神的に苦しんでいる先生には、
他にもっと良い病院はあるかもしれませんよ…と
言いたいですね。

我慢して燃え尽き症候群になったり、
メンタル的に不調に陥ったり、
医療現場から退場されたりすると
社会は困ってしまいますから…。

日本全国に病院はいくつもあり、
医療ニーズは絶対になくなりませんので、
心身を壊してまでも
そこで踏ん張る理由はありません。

もっと自分らしく働ける場所で
踏ん張った方がいいですよね。

 

<参考>
大学医局という存在と医師のキャリア!

 

2.求人票に掲載されない情報が大事

前述したような
医局の雰囲気だとか人間関係って
通常、求人サイトや
エージェントから案内される求人情報には
あまり書かれていませんよね。

よしんば掲載されていても
その情報は医療機関側から頂いたものを
そのまんま出しているだけだったりします。

ダブルチェック、
トリプルチェックしているケースは
皆無に近いのですね…。
残念ですけど。

 

・型通りの求人案内では判断が付かない

よく先生方に言われます。
判断に足る情報量の求人情報ってないよね?って。

私も同意します。

型通りの概要や
基本的な条件面しか載ってない
求人情報は
当然判断できない情報だと考えています。

それで何を把握して、
どう判断すればよいのか?

本来ならもっとディープな情報や
求人の背景、人事関連情報や
どういう先生には向く環境で、
向かない先生はどんな方か?

できる事なら
医療機関「外」の人からも
情報収集した上で
それを提供すべきですよね。

こういう事をしない求人案内を
私は「右から左に求人を流す」だけと
申し上げているのです。

不動産の物件情報だって、
最初は1枚のペーパーだとしても、
ネット上で地域や家賃や広さで
検索した結果だとしても、
その後はもっと深い情報が出てきますよね。

人生の転機である
転職シーンで必要な求人情報なら
もっと多様かつ深い情報が必要だと思うのです。

特に仲介業者である
医師転職エージェントが間に入るなら、
一般的な求人情報、
つまり求人サイトの情報量、
医療機関から頂いた情報量、
ここにいかにして自社ならではの独自で集めた
情報を付加していくか?
これが肝心だと思うのです。

おそらく同じ病院の同じ求人を
弊社と他のエージェントから案内されたとすると
その情報量は全く異なるものだと思われます。

だって弊社は足で情報を集めますし、
人的ネットワークの中から入ってくる情報も含めて、
また自社の評価も合わせてご案内しますから、
いわゆる型通りの求人情報とは別物です。

たぶん施設名を出さなければ、
同じ施設の求人を案内されていると
思わないくらいに別物でしょうね。

でもそれがエージェントの存在価値、
介在する意味であると思うのですね。

 

・内情を知らない決断は危険

こういった事を知らずに
今ある情報だけで判断せざるを得ず、
無理に決断してしまって
失敗に陥るケースは多いです。

アフィリエイトサイトや
ランキングサイトの「提灯記事」を鵜呑みにして、
大手エージェントを信頼し、
判断ができない数多くの求人情報の中から選んで、
入職した後に後悔するケースは
ひっきりなしに多いのです。

求人は「数」ではなく、
「量」ではなく、
自社都合の「非公開求人」ではなく、
1件1件の「質」です。

表面的な条件や待遇、概要だけで
判断するのは危険と言わざるを得ません。

是非とも求人を選ぶ際には、
A、医療機関からの情報を丸ごとではないか?
B、求人サイト運営企業やエージェントからの独自情報はあるか?
C、判断に足る情報量はあるのか?
D、客観性のある質の高い情報か?
E、現場の生情報や裏情報などはあるか?

この辺りを是非ともチェックして頂きたいです。

 

<参考>
それでも求人を重視しますか?医師の転職は求人じゃない10の理由!

 

*まとめ

こんな風通しの良い医局は初めてだよ…と
おっしゃって頂いた病院は、
私自身が事前に訪問し、
病院の雰囲気をよく知っていました。

なおかつその病院の採用担当者とは
とても懇意にしており、
実は病院の欠点、短所も把握していました。

そしてこの先生には
欠点や短所もありのままに伝えて、
その上で私がプロの目線で考える
おススメポイントをお知らせしました。

面接にも同行し、
できる限りの場所を見学させてもらい、
院長や事務長にも
その先生が自分では言いにくいけど
知りたいだろう事項をガンガン質問しました。

つまり判断に足る情報を
随時提供していったのですね。

結果的にその先生は、
この病院だけ面接・見学して
1件だけで決断したのです。

情報量がありますし、
ご自身の目と耳で得た情報と
私がプロとして集めた情報でもって
安心して決断できたのですね。

求人って
何万件とかの「量」ではなく、
圧倒的に「質」なのです。

私は求人サイトや
他社エージェントが知らない情報を加えた
独自の求人情報を得る事が
転職エージェントの存在価値であると考えています。

求人票に現れない情報。
ここで勝負します。

右から左になんてあり得ません。

それでは、また…。

 

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