おはようございます。
医療業界のお役に立つ事を使命としている
ジーネット株式会社の小野勝広です。
ある医療機関の経営者がおっしゃってました。
我々の病院は利益を生み出す。
そしてその利益を患者の為に投資する。
医師や看護師を充実させたり、
ハイスペックの医療機器を導入したり、
患者の利便性を高める為に利益を使う。
どう思われますでしょうか?
私は感銘を受けました。
医療は聖職者のすることではないと思います。
医療従事者だって同じ人間です。
悩んだり、苦しんだり、
時にはミスだってするし、
患者が亡くなる事に痛みを感じている。
多くの医師、看護師と接してきて、
優秀な頭脳と、
溢れんばかりのホスピタリティを持ち、
患者のために、
地域のために、
貢献しようと奮闘している。
なのに、昨今では、
ミスを糾弾され、
平穏な死を迎える事を許されず、
安易に訴訟を起こされ、
萎縮させられている。
そりゃ中には問題があるケースも実在するし、
それは罰せられて致し方ないとは思う。
しかし、行き過ぎた完璧を求められ、
聖職者以上に聖職者であらねばならない。
冒頭の言葉。
賛否両論はあるかと思うが、
私は素晴らしいと思う。
医療が利益を生み出す事を問題視するのではなく、
利益をどう使うかを問題視すべきではなかろうか。
医療機関の経営者が
自分の懐を膨らませるのであれば
どうだろう…と思うけれども、
そうでないなら、患者の為、地域の為に
有効活用するのであれば
それは我々にとっても歓迎すべきことと思う。
仮に自分の懐を膨らませていたとしても
普通の企業の経営者も同じだろう。
そう問題視する事ではないのかもしれない。
医療も人が人にすること。
医療従事者も同じ人で、
大切な人の死に直面し、
悲しい思いをしているのだ。
医療を良くする為には、
我々自身がもっと人の生死に関心を持ち、
医療現場を知り、
医療従事者を知り、
医療がどうあるべきかを考えるべきだ。
医療が利益を得る事は、
医療を良くする為に必要不可欠だと思う。
行き過ぎた求め。
過剰な期待。
こういった事をなくすことから
始めないといけないと思うのです。
医療に限った話しではないのかもしれないですが
医療が崩壊したら、
かなりみんなキツイと思う。
そうならないために…。
与えられるのを求めるばかりではなく、
与えることも考えなきゃ…。
それでは、また…。
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