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大学医局に在籍し続けるか?退局するか?という瀬戸際で悩む医師…。

2020年10月16日by gnetdoctor

おはようございます。

医師のキャリアプランを研究し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

東京女子医科大学が
賞与全額カットから始まり、
看護師の大量離職、
そして学費を1200万もアップするそうで
かなり話題になっていますね。

別に女子医大を批判したい訳ではなくて、
医師にとっての大学医局という存在が
今後変わっていくのかもしれないなあと考えています。

本日のブログのタイトルは、
【 大学医局に在籍し続けるか?退局するか?という瀬戸際で悩む医師…。 】
といたしました。

<目次>
1.大学医局の現状
・売上減少、経営状況悪化
・給与ダウン、賞与カット
2.大学医局というキャリア
・条件だけでなく医局でやれる事をやり切ったのか?
・退局という決断の前に…
*まとめ

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1.大学医局の現状

東京女子医科大学に限らず、
このコロナ禍で多くの大学病院が
経営状況が悪化しているのではないかと予想します。

売上が下がる。
でも経費は掛かる。

経営者としては、
何かで収入を増やしつつ
どこかで経費を下げる事を考えるのが
普通ですよね。

その意味では学費を上げて
医療従事者の給与を下げるのは
理に適っているのですが
これはあくまでも経済原理のみの話し。

医療は経済原理だけではなく、
地域社会への影響や永続性も考えなければなりません。

果たして他大学は
今後どういう動きを起こすのでしょうか?

・売上減少、経営状況悪化

どこの大学病院でも、自治体病院でも、
民間病院でも、診療所でも
このコロナ禍では売上を減らしているところは
少なくないと思います。

医療現場で奮闘する皆様にとっては
これだけ頑張っているのに
売上が下がっているなんて…と
経営陣に対して、
また国や自治体に対して
憤っていらっしゃる方もいると思うのですが、
私はその思いに共感できます。

理不尽だと思いますもん。

補助金や助成金はいろいろあれど、
それは本筋ではないような気がします。

経営とは突き詰めれば資金繰り、
キャッシュフローですから
ここをまるっと面倒見ればいいと思うんですけどね。

小手先の対策しか取らないから
経営者も何とかしなければならず、
安易な売上確保策、
陳腐な経費削減策を取るわけです。

・給与ダウン、賞与カット

だからと言って
現場で奮闘する方々の給与や賞与に手を付けるのは
経営判断としては下の下の策ではないでしょうか?

他に優先すべき手はいろいろあると思いますし、
トータルバランスで考えると
おそらくマイナス要素の方が多いと考えます。

ビジネスの現場ですら
リストラ策は遺恨を残すわけで
数字上の経営が回復する以上に
敵を作ることになるでしょう。

それでもそんなコストカッターが
評価される時代もありましたけど、
これからはそれは愚策となる気もします。

表面上を整えただけで、
根本的な問題解決にはなりませんからね。

日産自動車や東芝などが
それを証明してますよね。

国家の支えでもある
医療機関が失敗した企業の真似をしても
その効果はほとんど出ないどころか
中長期的にみれば
マイナスと出てしまうのではないでしょうか?

これからの職場選びは、
条件面や仕事内容だけではなく
経営者の方針や、
経営スタイルなども
要チェックポイントとなってきそうです。

<参考>
旧態依然からの脱出 ~常勤先・バイト先探し編~

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2.大学医局というキャリア

さて、大学医局は今後どうなっていくのか?

初期研修先も民間病院が選ばれる事が増えて、
医局員も減りつつあるなかで
患者はある部分では減り、
ある部分では変わらず、もしくは増えて、
少ない人数で現場を回さざるを得ない状況。

しかも臨床だけでなく
研究や教育にも携わり、
いくら頑張っても給与で報われる訳ではなく、
むしろ減る事が出始めている時代。

ましてパワハラやアカハラもあって、
旧態依然としたピラミッド型の組織。

う~ん、こう考えると
なかなか厳しい状況ですね。

もちろんとてもよい環境の医局もあるでしょうし、
医局に所属しているメリットもあるでしょうが、
少なくとも今まで通りでいいとは思えません。

まあこれは医局に限った話しではなく、
我が国のあちこちで散見される事態なのですが…。

・条件だけでなく医局でやれる事をやり切ったのか?

個々の医師が大学医局をどう捉えていくのか?
千差万別でしょうけど…。

今まで多くの先生方に
所属している医局のお話しを伺いました。
良い話しも、悪い話しも…です。

大学医局に在籍し続ける先生もいれば
それこそ教授を目指すという先生もいましたし、
一刻も早く退局したい先生もいれば
相当の怒りや恨みを持つ先生もいました。

大学によって、
科目によって、
そして個々の先生によって
実に様々であります。

それでいいと思いますし、
それが普通の姿かたちですよね。

やっぱり自分の人生ですから、
後悔なきように
自分で情報収集して
自分で決断して、
自分で道を切り拓いていくべきと思います。

もちろん相談にはいくらでも乗りますし、
必要な情報はできるだけ提供しますが、
最終的なジャッジは
先生ご自身がしなければなりません。

決断とは決めて断つ。
決めたらその道で邁進するのみですね。

退局のご相談の際には
本当にいいのか?
医局ですべきことは全てやり切ったのか?

その点を手を変え品を変え言葉を変え、
慎重に確認します。

医局でやり切ってはいなくとも
外の世界で何が何でもしたい事があるとか、
実現したいものが明確であれば
それもよいと思います。

要は退局を真剣に考えているか?
退局後のプランを持っているか?

この点が大事であると考えています。

・退局という決断の前に…

私が長くこの仕事をしてきて思うのは、
少なくとも私の周りでは…

・大学医局を飛び出して後悔している人はいない。
・大学医局で満足している人も多い。
・大学医局には長所も欠点もある。
・大学医局でしかできない事もある。
・大学医局を飛び出した方がよい人もいる。

このような状況であり、
賛否両論であり、
人によって選択すべき方向は異なるという事です。

必要なのは冷静さなのでしょう。
医師人生のキャリアプランを考えて、
このまま在籍し続けるか?
退局するか?
それはいつか?と
検討されるのがよいと思います。

大切なのは
事例とノウハウという情報を手に入れて
熟慮し、自分で決断するという事です。

<参考>
医師として生存戦略上有利な決断とは?

大学医局 退局 医師人生 医師分岐点 医師転換期 医師キャリア 医師転職エージェント 医師紹介会社 医師転職コンサルタント 民間病院転職 クリニック開業 ジーネット株式会社

*まとめ

人生設計やキャリア設計って
ホント個別具体的なものなんですよね。

ひと昔前のように
モデルケースのようなものがあり、
みなそれを目指すという時代は終わっています。

寄らば大樹は
リターンよりもリスクの方が高くなりつつあります。

こんな時代にいかに生き抜くか?
まさにサバイバル戦略が必要なのだと思います。

情報収集が大事です。
有益な情報を手に入れるための
人脈形成も必要不可欠です。

大学医局に留まるか?
大学医局を飛び出すか?

これに正解はありません。
選んだ方で正解にするしかないのですね。

だからこそ自分で決断することです。
そのためには判断材料をきちんと手に入れる事です。

求人なんてのは判断材料になりません。
いくらでも変化するのですから。

事例とノウハウ。
これがあると
自分なら…という発想が浮かんできます。

それでは、また…。

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