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医師の「求人」は問題だらけ…ネット上の情報は信頼できない!

2020年10月21日by gnetdoctor

おはようございます。

医師のキャリアプランを研究し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

医師の転職市場は、
今後大きな転換期を迎えると考えています。

すでにその兆候は現れており、
バイト先が見つからない!とか、
1件の求人に10数名の医師が応募したとか、
今までなら普通に採用に至っていたのに
採用のバーが上がり、
条件も厳しくなり、
なかなか思っていたような条件では採用されないとか、
まさに売り手市場から買い手市場に
変わりつつある昨今です。

このような動きは
新型コロナが蔓延し始めた
ここ半年くらいの動きなんですね。

終息に向かうなかで
もとの売り手市場に戻っていくのか?
それともこのまま買い手市場のままなのか?

近未来の予測はまだ付きませんが、
個々の医師にとっては
求人状況がどうなっていくのか?
気になるポイントではないでしょうか?

よって今回は医師の求人について
考察いたします。

本日のブログのタイトルは、
【 医師の「求人」は問題だらけ…ネット上の情報は信頼できない! 】
といたしました。

<目次>
1.虚偽の求人は大問題!
・情けないぞ!ダミー求人
・罪深いぞ!他では公開している非公開求人
2.求人情報ではなく求人広告に成り下がっている!
・圧倒的な情報不足
・右から左に流すだけのマッチング
*まとめ

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1.虚偽の求人は大問題!

当ブログの読者の皆様は
百も承知のことと思いますが、
私は医師の転職マーケットを歪ませているのは
行き過ぎた「求人主導」であり、
求人信奉、求人優先、求人のみ、求人ありき、
まあ言い方は何でもいいのですが、
よい求人さえあれば転職は成功するという
医師の転職エージェントが垂れ流す
無責任な宣伝広告に毒されてしまったと感じています。

この構図は私が思うにですね、
医師は「損」、
医療機関も「損」、
医師転職エージェントは「得」という構図なのです。

もういい加減に
医師転職エージェントに騙されるのは止めましょう。

今まで多くの医師から
大手転職エージェントの悪質な手法を耳にしました。

そしてさらに多くの医療機関から
紹介手数料が高すぎるとか、
定着率が悪すぎるとか、
エージェント経由のドクターは質が低いとか、
お金の事ばかり考えているドクターが多いとか、
こういう話しを聞いてきました。

であれば使うのを止めましょう。

少ないながらも
真っ当な転職支援をしている
エージェントだってあるのですから。
そういうところ以外は使わなければいいのです。

では使わない方がよいところを見極める
事例をお伝えしますね。

・情けないぞ!ダミー求人

多くの転職エージェントが、
独自の力だけでは医師から声を掛けてもらえません。

でも医師から転職支援の依頼を受けなければ
エージェントの仕事は始まらないのですね。

そこでどうするか?
求人をエサにして医師を釣り上げるのです。

言葉は悪いですが、
そう言わざるを得ない状況です。

では求人というエサをどこに出すか?

自社サイトに掲載して
それなりの医師を獲得できているエージェントは
ほんの数社です。
もう右手の指で数えられるくらいなのですね。

多額の費用を掛けて
強いサイトを作りあげているのは
ごく限られた大手エージェントの強みです。
最近では効果が薄れているようですけど…。

他のエージェントはどうするか?
自社サイトに求人を掲載しても反応なし。

でも医師が来なければ
もう事業を撤退するしかなくなります。

背に腹は代えられないと
高い金額を払って
大手のポータルサイトにて求人を掲載します。

これがエムスリー、日経メディカル、
メドピア、ケアネットであり、
最近ですとindeedなども含まれます。

別にこれ自体はいいんです。
医師会員を多く抱える業者が、
医師に情報を伝えることで
それを望むエージェントからフィーを取るだけの
いわゆる一般的な商取引ですから。

ただ問題なのは、
その中身なんですね。

多くのエージェントが出せる情報は
「求人」だけです。

何十社ものエージェントが
医師を釣り上げるエサとして
「求人」で競うわけです。

でも「求人」で差別化なんてできません。

どこのエージェントだって
医療機関から求人を頂くのですから、
同じ医療機関の求人は同じ内容のはずです。

しかしそれでは医師が選んでくれない。

どうするか?

ダミーの求人を出します。
実際にはない高条件の求人で
医師を釣りあげようとします。

もっと言えば
偽のスカウトの手紙を出したり、
後述しますが、
他社では普通に公開している求人を
さも貴重な非公開求人として出したりするのも
同じ手口です。

ハッキリ言えば虚偽ですね。
非常に悪質ですし、罪深いとも思います。

厚生労働省や労働局は
こういう事をする
エージェントを取り締まるべきとも思います。

まあそれはいいとして、
要はエージェントに武器がないんです。

だから唯一の武器である「求人」に
色を付けたり、
嘘の付加価値を付けて、
求人をエサに医師を釣りあげようとしているのです。

ダミー求人って。
恥を知れって話しですよ。

でも求人をエサにしないで
医師に声を掛けてもらえるエージェントなんて
私の知る限り弊社しかないと思ってます。

・罪深いぞ!他では公開している非公開求人

とにかく「求人」の価値を高めないと
こういうエージェントは生き残れないんです。

そのためなら嘘だってつきますし、
強引な営業だって躊躇しません。

非公開求人を推すエージェントは、
実に罪深いと考えています。

稀にはあるんですよ。
医療機関からの要望で非公開にする事は。

院長、副院長、部長を募集する時とか、
ドクターが採用できたら今の先生に辞めて頂くとか、
新設する診療科目やセンターの誘致とか、
まあ少しはあるんです。

ですが、これって
新たに赴任する医師にとって
願ってもやまないような求人でしょうか?

私には主導権を医療機関に握られている
体のいい求人であり、
その裏側にはリスクも内包していると思えます。

逆にこのような事情がないのに
非公開求人にする意味はありますでしょうか?

医療機関は非公開にしてくれなんて頼んでないのに
エージェントの自社都合で
非公開にしている可能性は高いと思われます。

だって医療機関にとっては
公開だろうが、非公開だろうが、
医師を採用したいだけですから。

多くの医師に自院を知って欲しければ
公開にした方がいいですよね。

<参考>
医師の非公開求人の裏側を探ってみる!

医師求人 判断できない求人 求人情報量 医師求人サイト 医師求人広告 医師転職エージェント 医師紹介会社 求人案内しかできない しつこい求人 騙しの求人 嘘の求人 ジーネット株式会社

2.求人情報ではなく求人広告に成り下がっている!

まあこのように医師の求人については
いろいろ問題があるわけです。

もう少し幅広く問題提起すると…

・ダミー求人が多い
・他では公開している非公開求人
・すでに充足している求人が多い
・高条件が適応できるのはごく一部のドクターだけ
・圧倒的に不足している情報量
・判断ができない求人内容

いかがでしょうか?

これ先日twitterで呟きましたら
物凄い反響でした。

おそらく賢明な医師の皆様は、
ああ、わかるわかるってところでしょうね。

こんな低レベルなエージェントに、
そして価値の低い「求人」に
人生の転機である大事な転職シーンで
翻弄されたくはないですよね…。

・圧倒的な情報不足

たぶん多くの先生方が
求人サイトを見たり、
転職エージェントから送られてくるメールマガジンや
そのリンク先であるサイトを
ご覧になった事があると思うんですね。

そしてその段階で「これだ!」と
心を決めるなんて事は
1度もないんじゃないでしょうか?

だってそのほとんどが施設概要と
基本的な条件しか掲載されてませんもんね。

これらの情報は
医療機関から頂いたものを
ただそのまま転載しているだけであって、
ぶっちゃけ何ら判断できない
情報不足の状態だと言えないでしょうか?

こんなのを何件見ようが
全く意味がありません。

挙句の果てには…
一般内科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、糖尿病内科、
外科、心臓血管外科、脳神経外科、整形外科、精神科、
耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科、リハビリテーション科………と
募集科目が並んでいて、
お!自分の専門である消化器内科の募集があるなじゃないか!と
喜ぶわけにはいかないですよね。

この病院はどういう経営方針で、
どんなドクターを採用して、
地域住民にどんな医療を提供して…なんて
全く見えませんし、
医者なら何でもいいや感が見えて仕方がありません。

こういう求人に限って
病院に連絡をしてみると
消化器内科の先生は充足しています…と
言われたりするものなんですよね。

本来必要な情報って
現在、消化器内科の医師は何名いて、
その中での各先生の専門領域はこうなっていて
最近の患者層を考えると
消化器内科でも膵臓専門の先生が採用できれば、
肝胆膵をカバーできて…と
だから膵臓を専門とする
消化器内科医を採用したいという情報。

また医療機関の地元での評判や
実際に勤務している医師や看護師などの満足度、
裏情報や患者の評価など、
こういうものが必要なのではないでしょうか?

そりゃ完璧に毎回収集できるとは行かないとしても
ここまでの情報をしっかりリサーチして、
医療機関からの情報に加えて、
エージェントが関わるからこそのリアルな情報を
手に入れてこそ判断できるのだと思うのですよ。

浅い情報しか提供しないエージェント、
担当者が詳細を理解していないエージェント。

もうこういうケースは
見切った方がいいですよ。

断言しますが、
医療機関もどのエージェント経由で
紹介された医師なのか、
ここで対応も待遇も変えてきますから。

つまり先生ご自身の価値が、
エージェントによって
プラスにもマイナスにもなるのです。

であればプラスにしてくれるエージェントの方が
絶対的に望ましくないですか?

それは求人情報の量や質で判断できるんです。

なぜこの病院をおススメするのか?
この病院の長所は?短所は?
先生のビジョンに合致するところは?しないところは?

こういった情報がなければ、
それはどの先生にでも
ほぼ同じ文章で流す稚拙な情報です。

こんなのに引っ掛かってはダメです。

判断に迷う時は
必ず情報不足なんです。

情報不足のままにした決断は、
そりゃ間違える可能性が高くなりますよね。

エージェントに求めて、
それでも必要な情報が出てこないなら
その求人云々は別にして
もうそのエージェントとの付き合いを
止めた方がいいのです。

・右から左に流すだけのマッチング

求人を右から左に流すだけのエージェントは、
確実に先生のことも
左から右に流します。

売り手市場なら
定着率や満足度の問題を抜きにすれば
これでも決まりますけどね、
現在のような買い手市場では
そう簡単には決まらないでしょう。

前述したように、
医師にとっても、
また逆に医療機関にとっても、
圧倒的な情報不足のままに
「伝書鳩」をするだけなのです。

楽をした仕事は
そりゃ質が低いものです。

こうしてミスマッチが起こり、
転職失敗、採用失敗と繋がるのです。

常々申し上げますように
求人に主導権を握られた転職はリスクです。

これからの医師の転職は、
ドクターファースト、
医師のキャリアプランが主導権を握るべきです。

良い求人は探すものではありません。
作るものなんです。

これができるのが
実力のあるエージェントであり、
優秀なコンサルタントなのです。

医師の転職マーケットも
今までのような売り手市場ではなく、
買い手市場になりつつあります。

求人 > 医師

今、エージェントの手元にある求人ではなく、
先生ならではのオリジナル求人を
イチから作りあげてはいかがでしょうか?

弊社が行ってきたのは
まさにこれなのです。

<参考>
それでも求人を重視しますか?医師の転職は求人じゃない10の理由!

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*まとめ

もともと医師という職業は、
社会的な価値が高く、
長く売り手市場が続いてきたために、
転職マーケットが歪んでしまったとも言えます。

医師の転職エージェントは
医師さえ連れて行けば
内定が出るというところに胡坐を掻き、
何の企業努力もしてこなかったわけなのですね。

でもウィズコロナの時代は
そんな「楽」を許さないでしょう。

医師、医療機関に喜ばれる転職支援。

これから優勝劣敗が始まります。
私は大いに楽しみにしております。

まるで戦国時代のようです。
下剋上のスタートです。

それでは、また…。

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