おはようございます。
医師のキャリアプランを研究し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
Googleさんに文句があります(笑)。
Googleの使命は、
世界中の情報を整理し、
世界中の人々がアクセスできて
使えるようにすることです。
To organize the world’s information
and make it universally accessible and useful
とても有名な社是ですよね。
これは素晴らしいと思います。
しかし誠に残念ですが、
あまりにも不要な宣伝広告が多く
しかも虚偽広告も多いと思うのです。
このあたり…
そろそろ手を付けて欲しいなあ…と。
世界中の人々のために
問題の多い情報は整理して、
ゴソッと排除して欲しいのです。
本日のブログのタイトルは、
【 医師の転職に関してロクな情報がない！
恥ずかしいぞアフィリエイトサイト。 】
といたしました。
＜目次＞
１．医師転職で検索を掛けてみると…
・凄まじい医師転職エージェントの宣伝広告
・充足した求人だらけの求人サイト
２．アフィリエイトサイトの嘘八百
・お金で買うランキング
・エージェントもいい加減にしないと…
＊まとめ
目次
１．医師転職で検索を掛けてみると…
Googleさんで
「医師 転職」で検索を掛けますと、
いっつもあちこちで見掛ける
転職エージェントのサイトが目白押しで出てきます。
これ、本当に有益な情報でしょうか？
多額の費用を掛けて
ＳＥＯ対策をしたり、
リスティング広告を掛ける情報なんて
私は不要です。
裏を返せば、
それだけの費用を掛けて宣伝広告しないと
選んでもらえない会社であるという事ですからね。
重ね重ねGoogleさんには
収益だけを考えるのではなく、
世界中の人たちのために
不要な宣伝広告をネット上に埋もれさせるように
何らかの取り組みをして頂きたいです。
・凄まじい医師転職エージェントの宣伝広告
ネット上には
医師の転職エージェントの宣伝広告が
嫌になるほど出てきます。
私自身が医師の転職エージェントをしていますので、
それを察知して様々なサイトの中に
医師転職エージェントの広告が出てくるのですね。
正直、ウザい…。
おそらく同じような状況の医師は
わりと多いのではないでしょうか？
そして同じくウザいと思っていませんか？(笑)
いや別に宣伝広告の全てを批判したいのではないのです。
むしろ私は広告やマーケティングについては
かなり興味を持って勉強もしています。
＜参考＞
・広告の本
・アテンション 「注目」で人を動かす7つの新戦略
・「売り言葉」と「買い言葉」心を動かすコピーの発想
・ウェブ・セールスコピーの法則 ネット販売で顧客の心をつかむには？
・顧客の信頼を勝ちとる１８の法則 アドボカシー・マーケティング
しかし医師の転職エージェント業界の宣伝広告は
目に余るような状態だと感じます。
バカのひとつ覚えのような
求人、求人、求人という稚拙なもの。
求人なんて転職のごく一部であるのに
あたかも求人さえあれば
転職は上手く行くというミスリード。
しかも問い合わせたら充足しました。
他にもよい求人がありますよ…という釣り広告もあり。
なかには最初から騙しのダミー求人まである始末。
他では公開している非公開求人とか、
順位をお金で買うランキングサイトだとか、
求職者である医師を戸惑わせる迷惑なものばかりです。
こんな転職エージェントの経営者は
切腹ものだと思いますよ。
エージェント業界全体の評価を下げまくっています。
ちなみにこんな話しもあります。
医師から問合せが入ったら
女性名で返信をするのだそうです。
なぜなら女性名の方が返信率が高いから。
もちろん本物の女性社員が行うなら
何の問題もありませんけど、
架空の女性名を語っていたり、
男性が女性名を語っているなら
これなども断罪されるべきと言ってよいでしょう。
・充足した求人だらけの求人サイト
〇万件の求人あります！
多数の非公開求人あります！
それで実際に問合せしたら充足しました。
こんなん嘘っぱちですよ。
よく言っても
管理し切れていない、
悪く言えば
引っ掛かってくる医師がいるから
そのままにしとけってなものでしょう。
罪深い。
当直なし、オンコールなし、
週4日、高年収、非公開求人など
私にはまるで医療崩壊に手を貸すような
社会的にも問題があるような宣伝文句だと感じます。
そりゃドクターによっては、
様々な事情がありますから
週4日を選んだ方が良い時、
当直・オンコールを外して欲しい時、
そういう時は確実にあります。
しかしその交渉は個の医師と医療機関の間で
交渉すれば何ら問題ない話しです。
医師の登録を欲するばかりに
謳い文句にしてはいけない言葉ではないでしょうか？
なんて文句の言いたい放題ですけど、
ここ10年くらいずっと言い続けてきた甲斐があって、
最近では、大丈夫だよ、小野さん、
みんなわかってる、
我々医師はそんなにバカじゃないよ…と
おっしゃって頂く機会も増えてきました。
求人に価値を持たせるエージェントは、
恥ずべきレベルにあるんです。
２．アフィリエイトサイトの嘘八百
私はアフィリエイトサイトを
否定するものではありません。
事実、アフィリエイトサイトの
客観的な情報を参考にして、
買い物をしたこともあります。
まあ半信半疑ではありましたが…。
アフィリエイターの売りたいものを
買うのは嫌ですからね。
私が買いたいものを買う。
しかし医師の転職エージェントの
アフィリエイトサイトは
もう内容がヒドすぎます。
掲載されているエージェントは
いつも同じ会社。
要はそういうエージェントから
アフィリエイターに
たっぷりお金が流れているのでしょうね。
次から次へと新しいアフィリエイトサイトが
しつこいくらいに出てきますもん。
・お金で買うランキング
せめて何らかの基準を持って、
独自の調査を行った上で
責任を持ってランキングを決めたなら
それは尊重します。
しかし1位はいくら、2位はいくらと
お金で順位を買うというのはいかがなものでしょうか？
こういう情報操作って
Googleさんにとってもマイナスですよね？
医療機関のランキングや
名医のランキングなどでも
同じ状況だと伺います。
100万払えばランクインだってさ！と
苦笑する先生は多いですもんね。
いくら自社の宣伝広告とはいえ、
こんな情報は見る人を混乱させる害悪だと
私は思います。
ネット上の情報などに惑わされず、
情報リテラシーを持って
有益な情報にだけ反応したいですね。
・エージェントもいい加減にしないと…
しかしエージェントも猛省しなければならないと思うんですよね。
いくら何でもあまりにも有用な情報提供がなされていません。
相も変わらず「求人」で釣ろうとしている…。
私に言わせれば求人は求人です。
ただの求人ですよ。
いくら高条件でも
裏事情がたっぷりの求人なんて
まともなエージェントなら
むしろ問題だと考えるのが
普通じゃないですか？
医師も、看護師も、
転職マーケットの求人が完全に「求人広告」に
成り下がっているのです。
医療機関が直接募集しているなら
100歩譲ります。
しかしエージェントという
求人側と求職者側の
仲介機能を果たさねばならない存在が
求人を「広告化」するのは
転職をみだりに助長する悪質行為であると言えるでしょう。
エージェントがしなければならない情報提供は
求人ではありません。
・キャリア設計の仕方
・転職の成功・失敗事例
・転職ノウハウ
こういうもののはずです。
まあよそ様の事は脇に置いておいて、
弊社は独自路線で真摯な情報提供を続けてまいる
所存です。
＜参考＞
他にまともな情報提供をしているエージェントがなかったので
相談しました…という医師の有難いお言葉。
＊まとめ
医師の転職エージェントは
まだまだ歴史の浅い分野ですし、
過渡期であるとも言えるんです。
しかし、それにしても、
ちょっと停滞してますね。
マーケティング戦略として
愚策としか言えません。
もういっそのこと、
Googleさんの仕様変更で
ガッツリ検索順位を落として欲しいです。
そうなったら焦るのでしょうね。
有益な情報って何なのか？
医師が必要とする情報は何なのか？
私自身もさらに熟慮いたします。
それでは、また…。
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