大学院生のＹ先生。
学位を取得するためとはいえ、
収入面はかなりキツイそうです。
よって定期非常勤のアルバイトを週２日。
時々スポットで当直バイトをしているのだそうです。
しかしこのコロナ禍で…。
ある時、週２日バイトに行っている
病院の事務長に呼び出されて、
「Ｙ先生、誠に申し訳ないのですけど、
ご存知の通り、当院も患者数が減っており、
経営的にかなり厳しいのです。
今月を持ってバイトの先生方には
ご勤務を終了して頂く事になりました。」と
突然言い渡されてしまいました。
マ・マジか…。
来月からどうしよう？
とにかく次の職場を探さなきゃ。
焦って動き始めたそうなんです。
以前に利用した事のあったエージェントに連絡すると、
担当者は退職したとの事。
う～ん、悪い事は続くなあ。
他のエージェントに問合せてみるか。
何社かのサイトを見ながら、
最も非常勤の求人案件が充実している某社に
案件のナンバーをいくつか記載し、
問合せをしてみたところ…。
半分は充足しました、
ＡとＢの求人については
医療機関側の確認を取ってからご連絡します。
つきましては１度Ｙ先生の詳しいご希望なども把握したいので
アポイントを取らせて下さい…との事です。
え？だって求人が空いてるのかわからないのに
会わないといけないの？
不信に思ったＹ先生は、
他の医療機関の状況がわかるまでは
返信をしないでいたそうです。
すると数日後に、
誠に申し訳ないのですが、
今回お問合せ頂いた求人は全て充足でした。
ただ他にも良い求人は多数ありますので、
是非アポイントを…。
いやいや具体的な求人を出さないのに
わざわざ時間を作って会うのは嫌だな。
結局、Ｙ先生はそのエージェントとのやり取りは
その時点で終わりにしたそうです。
そんな顛末を仲の良い先生と話していると、
それはダミー求人だな。
釣り求人だよ。
我々医師の登録をもらうための
オイシイ求人、つまりエサなんだよ。
そう聞いて、
そんな事もあるのか！？
腹が立って致し方ないＹ先生でした。
悪質なエージェントの
魔の手に引っ掛からないようにしないといけませんね。
Ｙ先生は間一髪セーフでした。
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