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ありそうでなかった本物のクリニック開業コンサルタントとは?

2021年1月13日by gnetdoctor

おはようございます。

医師が転職や開業を失敗しないために
キャリアプランの重要性を唱え続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

クリニックの開業支援においては
絶対に成功してもらわねばならないと考えています。

しかし現実的には
目を覆うような状況にあると
私は分析しています。

本日のブログのタイトルは、
【 ありそうでなかった本物のクリニック開業コンサルタントとは? 】
といたしました。

<目次>
1.これがクリニック開業失敗要因です!
・クリニック開業失敗要因10箇条
・防止できるのは開業コンサルタント?
2.これが開業コンサルタント選びのコツです!
・クリニック開業コンサルタント選び5箇条
・本物の開業コンサルタントはどこにいる?
*まとめ

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1.これがクリニック開業失敗要因です!

私の考えていることが
全て正しいだなんて決して思いません。
むしろ間違っている事もあるでしょう。

ただ実際にクリニックの開業支援を行う1人として
現場で思う疑問や不可思議な実態などについては
できるだけオープンにしていくべきと思うのです。

現状、弊社では新規の開業支援が
時期によってはお受けできない状況ですが、
逆に言うと
それだけ開業希望医師からの支持を頂けている訳ですし、
自信を持っておかしいものはおかしいと発信していく事が
クリニック開業支援業界の健全化に繋がると考えています。

<参考>
医師のための情報サイト
<医療ビジネス健全化協議会が運営するIBIKENサイト>

・クリニック開業失敗要因10箇条

まずは私が考えるクリニックの開業失敗要因からです。
今まで多くの開業失敗事例を見てきて、
要因はここにあるんじゃないか?と考え
ここにまとめてみました。

① クリニックを開業する動機が曖昧
② 事業計画やビジョンがない
③ クリニックのコンセプトや患者ターゲットが不明瞭
④ 開業地や開業物件の選定ミス
⑤ 杜撰な資金計画、初期投資が大きい、運転資金が少ない
⑥ 関わる業者の選定ミス、特に税理士、内装業者、医療機器ディーラー
⑦ 業者間の連携ミス、特に内装工事と回線やシステム回り
⑧ 集患マーケティングを軽視
⑨ スタッフの採用ミス、そもそもの人員計画が誤りの場合も
⑩ 開業コンサルタント選びの大間違い

いかがでしょうか?

細かい話しをすれば
いくらでも出てくるんですが、
この①~⑩は実によくある失敗パターンです。

どれかひとつでも当てはまるなら
失敗リスクはかなり高いと思います。

まして複数が当てはまるなら
かなり危険と言わざるを得ません。

いや大抵の開業準備で
通常は複数が当てはまるのですが、
ただひとつだけ一気に解決させる手があります。

①~⑨のすべてを解決できるのが
⑩の開業コンサルタントなのです。

た・だ・し、有能な人間であれば…という
但し書きが付きますが…。

<参考>
クリニック開業の準備を始めるまでのキャリアについて

・防止できるのは開業コンサルタント?

私が言うのも何ですが…
まず開業コンサルタントとして
胸を張れるレベルの人って
日本全国を探しても非常に少ないのが現実です。

しかも東京や大阪などに偏っていて
全国各地に満遍なく存在する訳でもありません。

まして開業コンサルタントだけで
ビジネスとして成立させるのは困難です。

よく勘違いされているケースが多いのですが、
クリニックの開業支援だけで儲けるなんて
余程の悪どいことをしないと無理です。

ではこの悪どいことって何か?
・家賃を中抜きする
・法外な開業コンサルティングフィーを設定する
・業者から法外な紹介フィーを取る

このいずれかではないでしょうか?

こういった業者の見抜き方は簡単です。
1度断ればいいのです。

仮に気に入ったとしても、
この物件は思っていたのと違います…
この業者さんとは合わない気がします…と。

そこでゴリ押ししてくれば、
上記のような裏事情が隠されています。

こんな悪どい開業コンサルタントは
間違いなく人脈は少ないです。

まともな業者なら
普通に付き合いません。

いわゆる「グル」って奴ですね。

開業希望医師が断っているのに
何だかんだと理由を付けてゴリ押ししてくるなら
この先もロクな事がありませんから
早めに見切った方が良いと思います。

開業コンサルタントという存在は
毒にも薬にもなります。

毒のようなコンサルタントとタッグを組んでも
確実によい事はないでしょう。

薬のようなコンサルタントであれば、
①~⑨を解決する事ができます。

そういう開業コンサルタントを選ぶべきなのですね。
それではどんな選び方をするべきかについて
下記で考えてまいります。

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2.これが開業コンサルタント選びのコツです!

本物の開業コンサルタントとは?
この質問に回答するのはなかなか難しいです。

なぜなら開業コンサルタント自体が
決して多いわけではありませんし、
兼業のケースも多いですし、
何よりフルコンサルのケースもあれば、
物件だけ紹介するなどのケースもあります。

また会社として
開業コンサルタントと謳っているけれども
現場ではほとんど行われていなかったり、
本業の商品やサービスを取るための
表向きだけの開業コンサルタントだったり…。

正直、玉石混交です。
相当にわかりづらい構図であると思います。

できるだけ開業コンサルタント選びを間違えないために
私の考える開業コンサルタント選び5箇条を考えました。

・クリニック開業コンサルタント選び5箇条

本当は5箇条では足りないのですが、
これだけ意識すればそれなりのジャッジメントはできるはずです。

① 多すぎる実績、少なすぎる実績には要注意
→ 100件とか、1000件などの実績は関わりが薄い証拠です。
少なすぎる実績では心許ないです。
会社として多くとも担当者が少ないのであれば問題です。
個人として10件以上の実績が欲しいところです。

② 開業物件に紐づくコンサルタントは力量不足の事が多い
→ 調剤薬局やドラッグストアの物件の場合、
開業コンサルタントが付いていないと
経験不足の開業コンサルタントが付くケースがあります。
彼らのビジネスモデルで約1年という準備期間は
効率が悪すぎて優秀な人材は付きません。

③ 本業が他にある会社、担当者は要注意
→ 上記の調剤薬局やドラッグストア以外にも
税理士、内装業者、医療機器ディーラー、医薬品卸など
本業で取りたいがための
ついでの開業コンサルタントは避けた方が無難です。
本業で儲けたいだけの話しですから。

④ WEB上で検索を掛けて、どの程度の情報があるか?
→ 宣伝広告ばかりの会社はNGです。
まして開業物件情報ばかりの会社もよくありません。
経営者のクリニックの開業支援に対する思いや
開業支援の事例やノウハウが発信されていない場合は
選ぶべき会社とは言えません。

⑤ 特定のクリニック院長との繋がりをアピールする会社はNG
→ もれなくしがらみが付いてくるパターンです。
写真とコメントを頂けると
開業コンサルフィーを減額しているようですが、
そもそもこのフィーは自由設定ですので
騙しに近い写真やコメントです。
某社のサイトに掲載されている先生からは
開院数日前に一緒に写真撮りましょうと言われ
その後に勝手に使われているそうです。
コメントも自分はそんなことは言ってない…との事でした。

いかがでしょうか?

あとは最初に話しを聞いてみて、
いろいろ突っ込みを入れてみて、
どうも詭弁が多いなと感じたら止めておきましょう。
その勘はだいたい当たっています。

開業準備は1年~1年半、
長い時には2年近くの期間が掛かります。

信頼関係が築けないなら
その人をパートナーに選ぶのは避けるべきです。

ある意味では結婚と近いかもしれません。

上司や部下、患者などと違い、
自分で選べるものなのですね…
開業コンサルタントは。

良い開業コンサルタントとタッグを組めば、
様々な問題が解決します。

しかしそうでない開業コンサルタントとタッグを組むと
そのコンサルタント自身が様々な問題を引き起こします。

慎重に吟味して、
時間を掛けてお選びになるのがいいでしょう。

・本物の開業コンサルタントはどこにいる?

これも私が言うのも何なのですが、
本物のコンサルタントってなかなかいないです。

ですから現実的に考えれば
100点満点の開業コンサルタントではなく、
合格点を探すしかないようにも思います。

問題はこの合格点をどこに設定するか?でしょうか。

人によって異なってよいと考えます。
ある程度の開業に関する知識がご自分にあるのであれば
総合点が60点のコンサルでも使いまくればいいでしょうし、
そうでないなら80点や90点のコンサルが望ましいです。

また総合点だけでなく、
物件のリサーチ力があればそれでいいとか、
業者のネットワークがあればいいとか、
ここだけは譲れないところを
カバーしてくれるなら良しとする戦略もありだと思います。

ある領域の設問だけしっかり解いてくれれば
あとはこっちでやるよという形ですね。

最後に開業コンサルタントである私が
ここは要チェックですというポイントを
3点だけ挙げておきます。

① 開院後を見据えて動く開業コンサルタント
② 経営マインド、経営スキルの高いコンサルタント
③ 細部まで徹底できるコンサルタント

①~③ともに関連しますが、
突き詰めて考えますに…

患者が来るか?
損益分岐点はいつ超えるか?
中長期的に経営は成り立つのか?
という事です。

特に①ですね。
集患マーケティングに手抜かりないか?
キャッシュフローを痛めつけてないか?
ここは最重要ポイントです。

そのために経営センスのあるコンサルタント、
もしくは現在進行形で経営に従事しているコンサルタント。
こういう人が望ましいです。

ビジネス界に出て、
まだ数年という若手にできる仕事ではありません。
クリニックの開業支援とは…。

③はビジネススキルです。
できる人にとっては当たり前のことをしているだけですが、
できない人はもう何があってもできないでしょう。

こう考えていくと
開業コンサルタント探しってホント難しいです。

最悪の場合いなくともよいのですが、
前述した①~⑨をご自身で、
もしくは第三者がカバーする構図を
いかにして作るか?がポイントですね。

開業準備に取り掛かる構図作り。

いかにして有能な開業コンサルタントと出会うか?
また見つからないならないなりに
どういう人達を集めるか?

ここで開業の正否は決まると思います。

<参考動画>
Gnet TV【クリニックの開業コンサルタント選びを失敗しないコツとは?】

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*まとめ

クリニックの開業を真剣にご検討されている先生には
ある部分では参考になり、
またある部分では戸惑わせる事になってしまう
内容になっているかもしれません。

でも事業とはすべからくそういうものだと思うのです。
正解なんてない。

何とかして少しでも正解に近づけなければならない。
公序良俗に反しない限りで使えるものは何でも使う。
それくらいの意気込みが必要ですね。

私自身も当社ジーネットを経営するにあたって
毎日悩みながら取り組んでいます。

開業支援におきましても、
開業準備の約1年…
経営者同士でディスカッションしながら
ああでもない、こうでもないと
試行錯誤しているとも言えるのです。

安易な答えを探すのではなく、
ずっと問い続けるのがいいのでしょうね。

それでは、また…。

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