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医師にとってのキャリアレインボーはどう考えるべきか?

2021年5月12日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を失敗しないために
キャリアプランの重要性を唱え続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

キャリア用語は次々と新しいものが出てきます。

私のような仕事をしているなら
常にキャッチアップしていかねばなりませんが、
そうでない方は、よほど重要なものでない限り
それほど気にする必要はありません。

ただ用語の根底にある概念、
なぜこういう言葉が必要なのかという考え方は
抑えておくと自分のキャリア設計にプラスになりますね。

今回は「キャリアレインボー」という
概念について考察いたします。

 

本日のブログのタイトルは、
【 医師にとってのキャリアレインボーはどう考えるべきか? 】
といたしました。

 

<目次>
1.ライフキャリアレインボーって何だ?
・現状分析に有効なライフキャリアレインボー
・その根底にかる考え方は?
2.医師にとってのキャリアレインボーとは?
・現状の医師人生をどうブラッシュアップするのか?
・これからの医師人生をより良くするためには?
*まとめ

 

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1.ライフキャリアレインボーって何だ?

キャリアレインボーという用語を
耳にしたことはありますか?

正確には「ライフキャリアレインボー」と言うようです。

アメリカの教育学者である
ドナルド・E・スーパーさんが考え出した理論です。

ひと言で表すなら
自分の生活を
現在を中心に過去から未来まで虹の形に描いた図のこと
という感じでしょうか。

ドナルド・E・スーパーさんは
キャリアを仕事だけでなく
家庭や余暇などのプライベート面や
社会的な活動なども含めた人生全般から捉えており、
生涯を通しての自分らしさの表現がキャリアである
定義づけているようです。

そして人生には大きく7つの役割があるとして、
・子供
・学生
・余暇人
・市民
・職業人
・配偶者
・家庭人

このように分類し、
多くの方はこの7つの役割を経て人生を過ごしますので、
これらの役割の重なりや相互関係を形にしたのが「ライフキャリアの虹」、
つまりライフキャリアレインボーとしています。

私たちは齢を重ねるごとに、
役割は増えていき、重なりも合わせて増えます。

職業人としてのキャリアが完璧でも、
家庭人、市民としてのキャリアに綻びがあれば、
トータルとしてのキャリアは崩れ、トラブルや矛盾をきたします。

キャリア形成は、自分だけで成り立つものでもありません。
そこには地域コミュニティや組織、家族といった
社会環境のサポートが必ず必要です。

ライフキャリアレインボーでは、
自分個人だけでなく、周りを取り巻く家庭、
地域コミュニティ、さらに社会を含めた視点から、
自分のキャリアを考えることを重要視します。

何となくイメージが付きますでしょうか?

もう少し詳細を知りたかったり、
実際に図を描いて自己分析してみたい方は
下記のリンク先を参考にして下さい。

こちらの図はわかりやすいので、
イメージが持てると思います。
【キャリア理論】ライフキャリアレインボーとは?
ワークシートのやり方、書き方をご紹介!

 

・現状分析に有効なライフキャリアレインボー

さて、ライフキャリアレインボーです。

当ブログは理論や概念を説明するのが目的ではなく、
いかに自分のキャリア思考に取り入れるかを考えてまいります。

そもそもこのライフキャリアレインボーという考え方自体は
随分前から存在はしていたそうです。

ただ昨今の人生100年時代と言われるようになったなかで
人生設計やキャリアプランについて
真剣に取り組む人が増えたという点や
出産後もキャリアアップすることを目当てに
人生とキャリアの両立を目指す女性が増えたというのが
注目度が高まった要因のようです。

個人的にはとても良い傾向だと思います。

私が提唱し続けているキャリアプラン3箇条…

① ライフプランをベースにしてキャリアプランを考える。
② 自分らしいオリジナリティ溢れるキャリアプランを考える。
③ 中長期的な視点でキャリアプランを考える。

ライフキャリアレインボーとは、
まさにこの3箇条をわかりやすく
一元化したものと言えるんじゃないかと思いますが
いかがでしょうか?

ポイントは、
キャリアは公私ともに考えないと
良いものにはなりませんよ…という事であり、
時間軸をグッと伸ばして考えましょうね…という事であり、
その結果として自分らしく
充実した人生を送りましょうね…という事ですよね。

敢えて自画自賛しますけど(笑)、
私の考えるキャリアプラン3箇条、
もっと言えばキャリアの4ステップも加えると
さらにライフキャリアレインボーに負けないような
しっかりした理論ができていると思います。

あくまでも自画自賛です(笑)。

 

<参考>
医師の「キャリアの4ステップ」と名付けました。
これ「超」重要な概念です!

 

・その根底にかる考え方は?

キャリア用語って
次から次へと出てきます。

しかもキャリア〇〇とか、
▢▢キャリアとか、
カタカタ用語が多くて
私自身も使ってしまいますけど
あまりよい傾向ではないと感じてます。

もっと平易に日本語でわかりやすくした
簡単な言葉にするべきですよね。

ただどうしてもキャリアって
欧米が進んでいて
こういったキャリア用語も
欧米から輸入される事が多いです。

大事なのは用語ではなく、
その根底にある「考え方」であると私は考えます。

ライフキャリアレインボーと
私が常々申し上げていた
キャリアプラン3箇条とキャリアの4ステップは
なぜ相似点が多いのでしょうか?

これこそまさに「考え方」の部分であります。

私がキャリアを考える際に
非常に重要であると考えているのは…

①時間軸
②公私
③自分らしさ

この3点です。
キャリアプラン3箇条についても
キャリアの4ステップに関しても
両者ともにこの3点をわかりやすく述べているだけです。

ライフキャリアレインボーも全く同じです。

結局、キャリアや人生をプランニングしようと思えば
ここに行き着くのではないでしょうか?

人生100年時代と言われ始めて、
まあその後にコロナ禍に突入し
それどころではなくなってますけど
それでもキャリアも人生も長期戦です。

100m走のような短距離走で考えるのではなく
42.195kmのマラソンのような考え方のほうが
やっぱり相応しいと思うんですよ。

「今」とか「次」にフォーカスし過ぎるのではなく、
その先、5年先、10年先、
いやもっと長期戦、30年先、50年先といった
考え方が必要不可欠であると考えます。

またキャリアと人生、
キャリアと生活でも
キャリアとプライベートでもいいのですが、
キャリアとライフを切り離すのは
現実的とは言えないと思います。

どちらかだけでなく、
双方ともに充実を目指すべきですし、
それこそが生きるってことではないでしょうか?

またキャリアを考える際には
キャリアアンカーが不可欠です。

同時にライフを考える際には
ライフアンカーが必要なのですね。

自分なりの譲れないもの。
これが明らかになっていないと
どうしても人はわかりやすい判断軸で
決断することになります。

価値感は明確ですか?
判断基準を持っていますか?

下記のブログを参考にして
是非とも自分らしさを追求して下さい。

 

<参考>
ライフプランがベースにない人生を歩む
大きなリスクとキャリアへの悪影響とは?

 

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2.医師にとってのキャリアレインボーとは?

実は医師にとって
今回ご紹介するライフキャリアレインボーは
意外と役立つんじゃないかと考えています。

理由は…
・医師から離れて自分を客観視できる。
・プライベートも合わせて検討できる。
・スラッシュキャリアも含めて考えることができる。
・中長期的な視点で将来を検討できる。
・自分らしい最適なワークライフバランスを模索できる。

私は医師人生を有意義なものにするためには
いくつかのポイントがあると考えておりまして、
・医師という職業から離れた視点
・長い医師人生を分割して長期的な戦略を立てる
・家族も含めたオリジナルなワークライフバランス

こういった観点が重要になると思うのです。

 

<参考>
医師にとってのスラッシュキャリアとは?

 

・現状の医師人生をどうブラッシュアップするのか?

これからどうするかな?と
人生やキャリアをプランニングする際には
まず「過去の棚卸」と「現状分析」が必要です。

今まで自分は何をどの程度やってきたのか?
単なる実績だけではなく
その際の思いや志も含めて、
過去を丁寧に棚卸することは重要です。

なぜならそれが現状分析に繋がってくるからです。

未来を考えるには
冷静かつ客観的に現在地点を把握することが
絶対的に必要不可欠です。

スタート地点を見誤ってしまったら
ゴールへの到達ルートが定まりません。

正確にスタート地点を把握できてこその
ゴールへの道筋ですよね。

キャリア設計には「準備」が大切です。
これはすぐにできるものではなく、
私がいつも言うキャリアの4ステップが最適であり、
何年も掛けて行うものであります。

まずはキャリアドリフトの数年間。

多様な経験、様々な思いの果てに見えてくる
自分らしさ満載のキャリアアンカー。

自分にとっての譲れないもの。
こういうふうに働きたい。
こんな条件が望ましい。

これらが確立できてこそのキャリアプラン。
過去の常識や慣例に惑わされずに、
自分と家族の心地よさを追求する。

いったいどうやって?という
具体的なキャリアパス。

変化の激しい時代ですから
リスクマネジメントも考えて
複数のキャリアパスを用意しておく。

このように考えていくと
医師人生を大きく見誤るようなことはありません。

キャリアの4ステップをグルグル回せば
自ずとリスクマネジメントもできますし、
こっちがダメならそっち、
そっちがダメならあっちと展開できますね。

より良い人生、キャリアを手に入れるための
ひとつの秘訣と言えると思います。

 

<参考>
リスクを回避する「キャリアの4ステップ」という
キャリアリテラシーの原点とは?

 

・これからの医師人生をより良くするためには?

私自身、52年間も生きてきて、
様々な方々の人生やキャリアを見てきて、
思うことがたくさんあります。

成功とか、幸福とか、
そういうものの形はひとつやふたつではなく、
それこそ人の数だけあると言っても過言ではありません。

そりゃ給料が低いよりも高いほうが
多くの人はいいですけど、
その分だけハードな勤務になったり、
ノルマを負わされるのであれば
多少なら低くてもいいや…と思う人もいれば
そうでない人もいる。

ホント人それぞれなんですよね。

また同じ自分だって、
20代や30代の時の自分と40代、50代の自分では
まったく違う考えを持つこともありますし、
独身時代と結婚後でも違うでしょうし、
子供がいない時と子供を持った時、
所属組織によっても、
上司によっても、
様々な違いによって
同じ人でも考えは異なるのが普通です。

私自身、キャリアや人生を勉強し始めて
すでに20年くらい経ちますけど
学べば学ぶほどに個別的な問題だなと痛感します。

ある人の成功や幸福と全く同じ体験をしても
自分にとっても成功であったり
幸福であるとは限りませんよね。

まあ同様に感じることも少なくはありませんけど
年齢を経て、深く人生を味わうほどに
あいつとオレとは違うんだな…と感じることは
増えてくると思いますよ。

だからこそ大事なのは振り返りであり、
自分らしいオリジナリティであり、
自分との対話を繰り返すことだと思うのです。

キャリアに正解なんてありませんし、
人生なら尚更です。

今よりも少しだけ良くしていく。
この積み重ねだと考えます。

それが医師人生をより良くするために
大事な大事な考え方ではないでしょうか?

 

<参考>
強い成功意欲が医師の身を亡ぼすのか?目指すべきは幸福だ!

 

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*まとめ

今回ご紹介したライフキャリアレインボーが
キャリアや人生の悩みをすべて解決するとは思ってません。

あくまでも自己分析のツールのひとつです。

しかし私がいつもお伝えしている
キャリアプラン3箇条や
キャリアの4ステップという考え方が
かなりいい線を言っている証明にはなりますね。
自画自賛(笑)。

頭の体操ではありませんが、
この図を使って自分に当てはめてみると
見えてくるものもあるとは思います。

とはいえ最善なのは
キャリア相談することですけど。

それでは、また…。

 

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