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医師のキャリアアドバイザーが機能していない10の理由とは?

2021年8月25日by gnetdoctor

おはようございます。

医師が転職や開業を失敗しないために
キャリアプランの重要性を唱え続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

人生100年時代と言われるようになり、
キャリアも二毛作、三毛作が当然となる時代が
否応もなくやってくるかもしれません。

キャリアチェンジや、
セカンドキャリアやデュアルキャリアなど
キャリアに関する考え方も
これからはかなり重要になってくるのではないでしょうか。

キャリアリテラシー。

私は医師もキャリアに関する基本的考え方を持っておいた方が
無難な時代がやってくると考えています。

本日のブログのタイトルは、
【 医師のキャリアアドバイザーが機能していない10の理由とは? 】
といたしました。

<目次>
1.キャリアアドバイザーの見極めはこうすべし!
・社会人経験が浅いコンサルタントは危険!
・常勤の転職は経験の浅いコンサルタントには無理?
2.医師のキャリアアドバイザーが機能していない10の理由
・問題の多くは医師紹介会社にあり!?
・これが役不足な10の理由です!
*まとめ

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1.キャリアアドバイザーの見極めはこうすべし!

私は何事も「餅は餅屋」であると考えています。
その道の「プロ」を頼るのが
何だかんだと言って最善だと思うのです。

だから病気やケガの時には
医師に罹るのですし、
本来的にはあらゆる職業は誰かのために存在し、
専門領域で非専門家のために役立つべきですよね。

私自身もそうありたいですし、
医師の転職、クリニックの開業に関しては
正真正銘のプロフェッショナルでありたいと考えていますし、
そのための努力は惜しんでいないつもりです。

ただ同業他社を見ていると
全然違う考え方を持っているようで、
経営方針も全く異なるのですね。

それが世のため人のためになるならいいのですが、
私には自社都合だけのように感じますし
金儲け至上主義、効率至上主義に思えるんです。

別に他社批判をするつもりはありませんが、
現場で奮闘する若手コンサルタントのためにも
医師、医療機関のためにも
問題提起はし続けたいと考えています。

・社会人経験が浅いコンサルタントは危険!

転職をお手伝いするって
そんなに簡単なものじゃないと私は思ってます。

人様の人生の転機に携わるわけですから
それだけの責任が付いて回ると思うのですね。

しかし転職エージェントの社員には
新卒や第二新卒のような人も在籍していますね。

それが悪いとは思いませんけど
人の人生ってそんなに軽くないですし、
キャリアを理解できていない年代ですよね。

まして医師のような職業の方々の担当を
20代の若手にさせることに私は疑問があります。

経験豊富で酸いも甘いも嚙み分けている
中堅からベテランの社員が
しっかりフォローするのならまだしも
そういうケースが多いとは思えませんし、
中堅からベテランだから安心できるものでもありません。

10数年の経験があるという人が
こんなに知らないの?ということも
この業界ではよくあることなんですね。

よくわかってない人が
若手を教育するなんてのは
かなり問題があるんじゃないでしょうか。

ではなぜこうなるか?なんですが、
これは簡単に説明が付くんです。

マッチングしかしないから。
もっと言えば求人案内しかしないから。
もうこれだけなんです。

そりゃそうですよね?
医師の相談に乗るレベルに到達するためには
何年もの修業期間が必要です。

多くの紹介会社がそれを待てない。
すぐの売上が欲しい。

だから教育を施さないし、
マッチング以外の業務をさせません。

だから求人案内しかできない人材が育ちますね。
そういう人が出世して教える側に回ります。

この構図を見極めて
ここにいてもキャリアアップできないと気づける社員は
その会社に長くはいないでしょう。

逆に気づかずに長くいてしまった人は、
身に付くスキルがマッチングだけなんです。

このスキル…
あまり他では役に立たないんですよね。

必要なのはコンサルティングスキルです。

これを身に付けないと
いつまで経ってもマッチングしかできませんし、
求人案内以外ができるようになりません。

コンサルティングとは、
豊富な人生経験を誇り、
多様なキャリア設計を知って
その上で総合的なビジネスセンスが必要です。

1年や2年では修得できる人は
そう滅多にいませんね。
天才的な才能があれば別ですが…。

・常勤の転職は経験の浅いコンサルタントには無理?

これは意外と知られていない事ですけど
医師の転職エージェントにおいて
常勤の転職支援を中心としているところは
実はそう多くないんです。

各社そうは言うんですよ。
でも実態は定期非常勤やスポットの売上構成比が
かなり高かったりするのも事実です。

ですから担当者レベルで言うと
医師の転職エージェントに10年間在籍していました…が
そのうちのほとんどは非常勤やスポットの対応で
常勤に関してはほんの少ししか携わっておらず
しかも実績は非常に少なかったりすることもあるのです。
まあでも10年間の経験はウソではありません。
ウソに限りなく近いですけど…。

これは私の自論ですが、
常勤の対応ができる担当者は
非常勤やスポットもできますが、
非常勤やスポットしかやってない担当者は
常勤の対応はできないと思います。

しかし医師のエージェント業をやってましたということは
別にウソ偽りがあるわけではなく、
でも常勤の転職支援をする
実力と経験とスキルがあるとは限りません。

常勤って様々なケースがありますけど、
長期化することも少なくなく
なかには1年以上、1年半とか
それぐらいに粘り強い交渉が必要な時だってあります。

またバイトと違って
基本的な条件面だけすり合わせればいいものではなく、
ご家族や生活への影響も大きいわけですから
その責任はかなり大きいと言わざるを得ません。

社会人経験が少なく、
まだまだ自分自身が社会常識を学ぶ必要があったり、
人生経験が足りなくて
自分自身が味わったことがない事柄への対応や
想像すらできない事象と直面した時に
フリーズしてしまうようでは困るわけですね。

常勤の転職支援は人生の転機です。

それ相応の人生経験を積んでいないと
おいそれとできるものでもありません。

まして薄っぺらい人生経験では
シビアな対応ができないでしょう。

まあ求人紹介とマッチングだけなら
見よう見まねで可能でしょうけど。

<参考>
紹介会社の担当者ってなんでコロコロ変わるの?という質問…。

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2.医師のキャリアアドバイザーが機能していない10の理由

転職支援をする人間を
転職コンサルタントと言ったり、
キャリアコンサルタントと呼んだり、
キャリアアドバイザーだったり
まあいろんな名称はありますが
やってることはそれほど変わりません。

ここではキャリアアドバイザーと統一しますが、
最近ではキャリアコンサルタントが国家資格となり
名称を独占しようとしているようです。

そもそもキャリアコンサルタントとは
人材ビジネス業のなかでは
国家資格ができる前から一般的に使われてきた名称ですので
後から資格を作って独占しようとするのはどうか?と
個人的には思ってますし、
なにせキャリアコンサルタントの有資格者だから
特別に能力が高いとか、仕事ができるとか、
転職コンサルタントとして一流だなんてことはありません。

一流の人もいるのかもしれませんけど、
私が知る限りではそうでない人も多いです。

どちらかと言うと
学生やキャリアのない若手の相談相手として
より良い未来に導くという感じでしょうか。

資格を持つから
転職エージェントで活躍できるものではなく、
むしろ資格自慢のわりには
仕事ができない人も少なくありません。

仕事ができる人が資格を取ればいいのですが、
そういうわけでもないんですよね。

ここでは転職エージェントに在籍している
担当者レベルについてお話しいたします。

・問題の多くは医師紹介会社にあり!?

これはあくまでも医療系の紹介会社に限定した話しですが、
業務のほとんどが求人案内とマッチングとなっているために
転職コンサルタントとして
キャリアアドバイザーとして
成長することができないんですね。

エージェント業のごく一部だけを担当して
それが全てだと思っていて、
医師との打合せがまともにできないレベルの担当者が
少なくないのが現状です。

これは当人の責任とか努力不足ではなく、
紹介会社のビジネスモデルの問題ですから
いかんともしがたいです。

どこの世界でもそうですが、
現場は現場で頑張ってはいるんですね。

ただ経営陣が人材ビジネス業を安易に考えていて、
求人を集めて、サイトに載せて、
問合せの入ったドクターを医療機関に繋げば
売上が上がるという浅はかな考えなんです。

確かに数年前までは
このビジネスモデルでそこそこ上手くいったのですが
もうそんな時代じゃなくなっていると私は思います。

医師と会わない、
面接にも同行しない、
こんなケースが続出しているようですが、
ビジネス系の紹介会社から見たら
エージェントとして笑われると思いますよ。

常識外れというか、
効率至上主義も甚だしいというか、
売上至上主義もここまで来たか?という
低レベルな転職支援です。

これは私の個人的見解ですけど、
そもそもキャリアアドバイザーになりたいという人は
基本的にいい人が多いんですよ。

人の役に立ちたい、
誰かの未来を良くして差し上げたい。
そういう思いを持って転職支援業界に入ってきます。

しかしその内情はお寒い限り。

「ノルマ」と「KPI」で毎日のように詰められて
数字!売上!プロセス管理!と
上司から求められるのはこんなんばかり。

せっかくの「志」が失われ、
失望、絶望して、この業界を離れていきます。

よく先生方から
なんで大手は担当者が次から次へと変わるの?と
質問を受けることがありますが、
理由はこれなんです。

だいたい医師の仕事、
医療業界のことを学ぶのに
数週間や数か月で済むわけがないですよね。

きちんとした教育をせずに
最低限の知識で現場に出して、
数字で詰めるんですから
そりゃやっていけなくなる方も多いことでしょう。

またメンタルが強くて
こういう環境に耐えられる人はいますけど、
スキルが身に付かないんです。

だから医師の転職エージェント経験が
10数年ありますという人でも
そんなことも知らないの?というレベルのまま
経験年数だけが積み上がっていくのです。

結局のところ、
手厚いサービス提供、
寄り添い並走するように丁寧な転職支援をしないと
身に付かない重要なスキルに気づかないんです。

つまりキャリアアドバイザーとしての
「本質」をないがしろにしてしまうのですね…。

・これが役不足な10の理由です!

それでは最後に医師のキャリアアドバイザーが
全く機能していない10の理由について
私なりに考えてみます。

① 担当者の経験不足、知識不足、努力不足
② 医師の仕事や医療業界に対して無関心
③ 求人案内、マッチングしかしない
④ 会社自体の営業方針が売上至上主義
⑤ 求人をエサにして医師を釣る集客方法
⑥ 質より量のマッチング方法
⑦ マッチングのためだけの最低限の社員教育
⑧ 転職後の結果に責任を取らない逃げの営業スタイル
⑨ 経営者が医療を知らない、興味もない、金儲けだけ
⑩ 医療が国家の礎である認識がない

いかがでしょうか?

私自身、今まで転職を失敗してしまった先生方から
何度もお話しを伺ってきました。

突き詰めると情報不足、リサーチ不足という事なのですが
そこに転職エージェントが関わっているケースも少なくなく、
担当のコンサルタントの無知や経験不足が
大きな要因となっていることも多いのです。

医療系の紹介会社は
800社を超えると言われていますし、
キャリアアドバイザーはどうでしょうか…
2000~3000人は優に超えているのではないでしょうか。

であるならば、
目の前のその人に固執する理由はありませんし、
他の会社に乗り換えても一向に構わないはずです。

ドクターショッピングと違い、
エージェントやキャリアアドバイザーは
本当に信頼ができる人と出会うまで
何度でもショッピングしていいと思うのです。

<参考>
転職エージェントのコンサルタントってピンキリです!

医師 転職 キャリアプラン キャリアコンサルタント キャリアアドバイザー 転職コンサルタント キャリアパートナー キャリア支援 キャリアサポート ジーネット株式会社

*まとめ

転職は人生の転機です。
失敗して数年を棒に振るのは
あまりにももったいないです。

この担当者…大丈夫かな?と不安に思った時には
上記の10項目に照らし合わせてみて
該当する項目が多いならば
担当者の変更か、会社自体を変えたほうがいいと思います。

大手だからいいとか、
知名度が高いからいいとか、
転職エージェントに限っては当てはまりません。

担当者のレベルで
享受できるサービスは相当に違いますから
ダメな人は早めに見切って
仕切り直しをしたほうがいいと思います。

それでは、また…。

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