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「医療否定本」に殺されないための48の真実

 

おはようございます。

 

医師の転職、開業の情報提供をしている

医師転職相談センターを運営する

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

【 「医療否定本」に殺されないための48の真実 】

長尾 和宏 扶桑社 を読みました。

医師キャリア医療否定

 

本書は、良くも悪くも

話題になった近藤誠先生の

「医者に殺されない47の心得」という本の

カウンターパンチのような内容です。

 

それどころか装丁も、そっくりで

値段も一緒(笑)、

47の心得に対抗して

48の真実と

敢えて1つ増やしているところなどは

相当に意識的に、そして、大反論をしたい!

という事なのでしょうね。

 

実際に「医者に殺されない47の心得」は私も読み、

正直いろいろ疑問に思ってしまいました。

過去ブログ 『医者に殺されない47の心得』

 

著者である長尾和宏先生の本も

以前に読んだ事があり、

こちらは非常に、好感を持ちました。

過去ブログ 『「大病院信仰」どこまで続けますか』

 

私の個人的な心情としては、

長尾先生の完勝と言いたいところですが

あくまでも素人の好き嫌いの部分も含んでおり、

本当のところは、わかりません。

 

おそらく多くの医師は

長尾先生の説を支持するのではないかと思いますが、

だからと言って、長尾先生のすべてが正しいとも

言えないようにも思います。

 

医療の不確実性とも言えますし、

個々それぞれが自分で判断せねばならない

とも言えるのでしょう。

 

ただひとつだけ思うのは、

最近の世の中って、あまりにも二極化する事が

多くなっているように感じるのです。

 

YESかNOか。

右か左か。

賛成か反対か。

 

そもそも日本人ってのは

良く言えばバランス感覚に優れていて、

悪く言えば優柔不断で、

でも、それなりなところで落とし込む技術や

まあまあな、ところで良しとする術を

知っていたと思うんですね。

 

ところが昨今では、

YESと言えば

NOの立場の人から大反論を食らい、

NOと言えば

YESの立場の人から猛反発を食らう…。

 

これは、どうなんだろうなあ?と思う訳です。

 

WEB上の本書の評価も、まさに賛否両論…。

まるで争いごとのような様相であり、

それを見て、尚更不安に感じました。

 

本書は非常に優れた内容だと思いますし、

かなり勉強になりました。

 

医療への接し方、

医療に対する考え方、

自分だったらどうするだろう?というように

真剣に考えるきっかけにもなる良書でした。

 

であれば敢えて

近藤先生に対抗しなくてもいいのではないかな

とも思った次第です。

 

まあ医療人として許せない

という部分は、理解できますけど。

 

最終的には、医療を受ける我々自身の問題であり、

いかにして良き主治医と出会えるか、

自分の生き方、死に方を主治医と共有できるか

なんだろうなあ、とは思います。

 

そういう術を教えてくれるという意味でも

本書は単体で素晴らしい内容だと思いました。

 

最後に目次をご紹介します。

 

■第1章 知っておきたい日本の医療の基礎知識

真実1 日本の医療システムは、文句なしに世界一

真実2 足りないのは、「医者」ではなく「総合医」

真実3 「薬好き・検査好き」は、国民性の裏返し

真実4 よい医者探しは、結婚相手を探すようなもの

真実5 「万人によい病院・医者」なんて存在しない

真実6 高血圧・高コレステロール、基準が甘いのは高齢者だけ ほか

 

■第2章 検診を受けるか、受けないか

真実7 「がん」と「がんもどき」の間がある

真実8 2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死ぬ

真実9 がん検診を受ける権利、受けない自由

真実10 集団のメリットはなくても、個人のメリットがある

真実11 いちばん楽な方法は、「ついでに診てもらう」こと

真実12 予防医療は、個人の生き方次第 ほか

 

■第3章 患者よ、もっと賢くなれ

真実13 「早期発見」は、やっぱりラッキー!

真実14 「がんもどき理論」は、あと出しジャンケン

真実15 がんは治療をしてもしなくても、痛むときは痛む

真実16 「がんの基準は国によって違う」は当たり前

真実17 「放置」ではなく、「監視」するがんもある

真実18 「闘うか・闘わないか」から、「いかに付き合うか」へ

真実19 目指すべきは勝率を上げる「付き合い方」

真実20 初回治療が運命を決める

真実21 「がん幹細胞療法」の時代へ ほか

真実22 がん患者ががんで死ぬとは限らない

真実23 放射線治療という選択肢もある

真実24 「免疫療法」は未知なもの

真実25 ”門番”が裏切ることもある

 

■第4章 抗がん剤の真実

真実26 毒をもって毒を制す

真実27 近い将来、「分子標的薬」が主役になる

真実28 抗がん剤が効くがんと、効きにくいがんがある

真実29 緩和医療なくして始まらない

真実30 ”オーダーメイド”といっても予測は予測

真実31 腫瘍マーカーに一喜一憂しない

真実32 迷ったら、休んでもいい ほか

真実33 「やる・やらない」より、「いつやめるか」

 

■第5章 今日からできる暮らしの見直し

真実34 生活習慣病は老化現象ではない

真実35 がんも認知症も、生活習慣病があるとなりやすい

真実36 「脂っこいもの好き」はやっぱり危険
―脂肪依存症は、糖尿病やがんを引き起こす

真実37 適度な飲酒、適度な刺激が長寿に繋がる

真実38 現代人は「空腹」の時間帯がない

ー週末断食、プチ断食の勧め

真実39 水は適量を飲めばいい

真実40 「ポックリ逝く技術」なんてあるわけない ほか

 

■第6章 「尊厳生」を全うする秘訣

真実41 「余命」は最後の最後までわからない

真実42 「末期」の定義よりも、話し合うことが大事

真実43 「最期は自宅」は自分次第

真実44 おひとりさまも、老老、認認も大丈夫

真実45 医療はすべて延命治療

真実46 「リビングウィル」は、いのちの遺言

真実47 「平穏死」とは「待つ」ということ

真実48 死は他人事ではなく、身近なもの

 

おススメ度は ★★★★☆ と致します。

 

医療否定本がどうのとか、

そういう観点ではなく、

シンプルに、病気とどう付き合うべきか?

医療に何を求め、どう活用すべきか?

どんな死を、どんな思いで迎えるべきか?

などを学ぶべき本だと思いました。

 

それでは、また…。

 

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